DIARY:2000 MAY.1〜10


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2000年5月1日(月)

映画「ヴァイラス」
ジョン・ブルーノ初監督作品、「ヴァイラス」をDVD鑑賞。

ドナルド・サザーランド、ジェイミー・リー・カーティス、
ウィリアム・ボールドウィン、ジョアンナ・パクラと、
好きな役者がいっぱい出ている。

それなのに
「エイリアン」もどきとしかいいようがない
愚劣な作品で、退屈至極。

ぼくの場合、映画「エイリアン」を
もっとも魅力的なものにしている要素は、
H・R・ギーガーデザインのセットやエイリアンの造型ではない。
ましてや、船内のサスペンス演出でさえない。

それは、終盤、シガニー・ウィーバー演じるリプリーの
緊迫感に満ちた着替えのシーンだ!
当然でしょ!
「エイリアン」の内容を思い出そうとするときは、
あのシーンがまず、脳裏に浮かぶ。

あの恐怖とお色気の混合……。
(まさか、将来シガニー・ウィーバーがあんな方になるとは、
思わなかったけど……)

そんなぼくにとって、
それに相当するシーンが皆無の「ヴァイラス」は、
炭酸のぬけたコーラのようなものである。

まわりくどい記述だが、はっきりいえば、
若いおねぇちゃんのお色気がほしいってことだ。

もっと映画にお色気を……。

ああ、書いて気がついたが、
いいことばだな、お色気(おいろけ!)……。

最近、聞かないな。お色気?
どこへいったんだ、お色気?

エロゲーとか18禁ゲーとか美少女ゲーは、作りたくないけど、
おいろけゲーなら、作ってもいいかも……。

だから、「ヴァイラス」の欠陥は、
ジョアンナ・パクラが
「JADE」以降のジョアンナ・パクラではなく、
「ガッチャ」のころのジョアンナ・パクラであれば、
解消できるはずなのに……。

ジェイミー・リー・カーティスも
「トゥルー・ライズ」以降ではなく、せいぜい「大逆転」までの
ジェイミー・リー・カーティスであれば、
解消できるはずなのに……。

若きゃいいのか。
はい、そうです。

もっと映画にお色気を……。

いやまぁ、オヤジのくりごとなんですけどね。

ACアダプター回収
スタッフルームでACアダプター回収。やれやれである。


2000年5月2日(火)

こだわりのありか
「ヴァルキリー・プロファイル」には、
レナスというキャラが登場するらしい。

だからといって、
――「レナス」は柴尾英令の代表作のタイトルであり、
日本とアメリカで発売されているゲームのタイトルを
あなたが無断で使用することは、
当方としては放っておけない重大な問題――とは、
口が裂けてもいえないのは、あたりまえ。

ちなみに、なにが「重大な問題」であるかは、
個々人の逆鱗のありかにもよるのだが、
極端にいえば、「レナス」というハンドルネームの方が
アングラ系サイトで暗躍し、違法行為をおこなったとしても、
ぼくの場合、「あらまぁ」と、思う程度ではある。

さて、すでに知っている方は多いと思うが、
銃夢がんむ」の騒ぎである。
銃夢というハンドルネームで、WWW活動をしていた一般の方が、
作家の弟(代理人)と本人から、いきなりメールを送られ、
「そのハンドルを使うな」と、警告された一件

いやぁ、読んで驚きました。
クリエイターって自分がクリエイターであるだけで、
こんなこともいえるんだ。
ここまで高圧的になれるんだなぁ……。
いつもニコニコ低姿勢な(うそ)自分としては、驚くばかり……。

木城ゆきと公式サイト「ゆきとぴあ」にも、
今回の経緯や
「独自の規定」として、自身の権利保護ガイドラインがある。

このような「宣言」自体は、
(公的な正当性を別にしても)フェアだと思うし、
なにより「一石を投じる」価値は十分に認める。

しかし、くだんのメールの文面に見られるような
高圧的な態度は、百害あって一利なし。

公式サイトの掲示板での騒ぎも、ひと段落したようだけど、
あんな高圧的な態度を見せれば、
「いい人」たちのシンプルな感情に火をつける。

その結果、
「作品が好きだったのに、見そこないました」とか。
「だから作者と作品は別なんだよ!」とか。
「でも、もう素直に作品を買うことはできません」とか。
十年一日のごとき、不毛を生むだけなのにね。

無責任な野次馬の自分としては、
こういうところにある反発を見て、
「やってる! やってる!」と思うのは、素直な気持ち。

さて、漫画やゲームが、
芸術と等価の「作品」なのか、
それとも、野菜や魚と等価の「商品」なのかは、
立場次第で意見も異なる。

ただ、あのメールのように、
みずから議論に登録「商」標を存在をおりこんでしまえば、
自然とそれは商品となる。

商品を作る人間ならば、
自分の「のれん」を守ることも、つとめ。それはわかる。

そんな「のれん」のために
「権利保護」のガイドラインを示すことも理解できるが、
それ以上に、商品を買ってくれた顧客や
将来、商品を買うことになる顧客への
ポジティブなイメージを創出することもたいせつだ。

あのメールには、たった一通で、
そんな「のれん」を粉砕する効果がある。

買ってくれた人の気持ちに「けち」を
つける行為は、いかがなものか。

さて、ここまで書いたなら、
ぼくが作っているものは、「作品」か「商品」か……、
ぼく自身の立場も鮮明にすべきだろう。

ぼくは、自分のできる範囲で
極力いい「商品」を作っています。

実際にプレイしてくれた方が、その結果、
作家性のある「作品」と感じてくださるのは、とてもうれしい。

でも、そのことは、
ユーザーのあなたと、ぼくだけの秘密にしてください。
だって、照れくさいじゃないですか。

てな感じ……なのかな。

あ!
作品と作家を完全に分離するのは、不可能だけど、
ぼくは木城ゆきとの作品はずっと買ってきたし、
これからも買うつもり。だって、おもしろいんだもん。


2000年5月3日(水)

君子豹変?
いちど書いた日記の文章は
明白な誤字脱字以外、いっさい修正しない!

それがこのサイトのポリシーだったのだが、
過去2日間の日記の文章はひどすぎる。

たしかに、文章を書いてるときも、
わが身の低調ぶりを感じてはいた……。
あらためて読み直してみたら、
ひどすぎて、自己嫌悪の極致。

「いかがなものか、おれ!」
そんなポリシーと現実のギャップに悩んでいるときに
とどいた一通のメール。

「柴尾さんのエイリアスが書いてるみたい」

エイリアス[alias]
1 (犯罪者などの)偽名;別名,通称
2 〔コンピュータ〕エイリアス:
コンピュータ操作の便宜のためにつくられた仮想ファイル.
プログレッシブ英和中辞典 第3版より。

うーむ。エイリアスかぁ……。
ウィンドウズでいえば、ショートカットだなぁ(意味不明)。

自分の気持ち悪さを解消するために、修正しました。
でも、まだまだヘタクソだなぁ。

映画「タイムトラベラー/きのうから来た恋人」
けーむらくんが強力に薦めてくれた映画をDVD鑑賞。
邦題をのぞけば、すべてが最高!

1962年、キューバ危機下のアメリカ、ロサンゼルス。
裏庭に核シェルターを作ることが、不自然でなかった時代。

ケネディ大統領の危機宣言を目にして、
核シェルターに逃げこんだ科学者夫妻だが、
運悪く、そこにジェット戦闘機が墜落してしまう。

その衝撃を核戦争と、かんちがいした夫妻は
地上から放射能が消えるまでの35年間を
地下で過ごすことに……。

ときは経ち、シェルターの扉が開いたとき、
なかで生まれた息子、アダムも35歳になっていた。

空も知らなきゃ、海も知らないけど、
核シェルターというタイムカプセルで
古きよきアメリカの倫理そのままに育ったアダムが
現代のLAでなにを見るのか……。

とまぁ、長々とプロローグを紹介したのは、
みなさんにも
この秀逸なラブ・コメディを薦めたいから……。

早朝、この映画を観ていて、
何度も声を出して笑っているうちに、女房が目を覚まし、
そんなにおもしろいのなら、観てみるといった女房に
つきあって、午後もう一度、鑑賞。

「ライフ・イズ・ビューティフル」や「シックス・センス」、
「ジョー・ブラックによろしく」、「チャンス」など、
イナセントな人間が登場する映画には、
涙腺ゆるみっぱなしのぼくだが、
この映画の主人公、アダムも
そんなイナセントな魅力にあふれている。

'50〜'60年代のまっとうな倫理をもった家庭で、
純粋に育ったアダムだから、
これ以上ないほど、イナセントなわけだ。

映画のつくりがとことんうまいから、
アダムが外の世界に出てから、しばらくは
とことん感情移入して、どうなることかと、はらはらしまくり。

科学者夫妻役の
クリストファー・ウォーケン、シシー・スペイセクという
「デッド・ゾーン」に「キャリー」な組み合わせが、
こんなうれしいコメディ演技を見せてくれたのも収穫。

現実とファンタジーの境界線を
たくみに縫いすすんでいく秀逸なシナリオのおかげで、
ひさびさに「終わるのがいやだ」という感覚を堪能した。

それにしても……、
BLAST FROM THE PAST」が
「タイムトラベラー」なんて気のぬけた邦題になるとは……。

この邦題でなきゃ、「ある日どこかで」にも比肩する
観た人みんなが、自分の心の中で
たいせつにしたい佳作となったはずなのにね。


2000年5月4日(木)

バスジャック
西鉄バスジャック事件の決着がついた早朝まで、
たらたらとテレビを見てしまう。
あれこれと、やらねばならないことがあるので、
結果的に徹夜なり。

恵比寿へ
夜、「ヤングサンデー」編集部の石川亨さんと飲む。
恵比寿ガーデンタワー38階で寿司をくい、
恵比寿駅前のバーでたらたらと……。

前夜のバスジャック事件から、漫画の未来、
アメリカの合理主義など、あれこれ話す。
気分的には、まだまだ話したりない感じだけど、
翌日、おれは帰省せねばならない。
無理をしたくないので、11時過ぎにお開き。


2000年5月5日(金)

西鉄バスがいっぱい
話題の西鉄バスが町のいたるところに……。
あたりまえである。ここは福岡市である。

JAS313便で羽田から福岡へ。
そのままキャナルシティ
グランド・ハイアット福岡にチェックイン。

風邪で寝込んでいる女房のそば、
客室の電話のデータジャックにノートPCを接続し、
メールチェック、サイト更新、ちょっとした作業など……。

心がイカを呼んでいるから、
「いけす河太郎」に予約をいれる。
さくまあきらさんが福岡に来るたびに訪れる店だ。

自分はこの店にいったことがない。
それってば、福岡県人として、いかがなものか。
いかがなものかは、さっそく是正。

ホテルから河太郎まで、徒歩1分。
「河太郎って、どこですか」と、コンシェルジュにきいたら、
いっしょに外に出て、指差しながら、教えてくれる。

あらま、ほんとに博多のソープ街のど真ん中なのね……。

河太郎では、イカ会席を注文。
名物のイカの活き造りに、女房、目を白黒させる。
味はといえば、不思議と懐かしいもの……。
いけすのあるカウンターという店内も、
なんとなく、懐かしかったし……。

きっと小さなとき、祖父や父にこういう店に
よく連れてきてもらったおかげだろう。
イカの天ぷらもなんだか、懐かしい味だったなぁ。

飽きずに、いけすをのぞきこんでいる女房から、
いけす哲学を拝聴。ふむふむ……。

女房は小食なので、その分まで食っていると、
腹十二分目になる。

食後、店の外に出てしばし、
仲居さんが、ダッシュで追いかけてくる。
店内に忘れてきたタバコをとどけてくれた。

腹ごなしに、キャナルシティにもどる。
熱風音楽市場とかいうラテンな方々が、
ストリートライブをやっている。

ラストの4曲ほど、聞く。
ボーカルとパーカッションがよろしいのではないかと……。

ホテルのラウンジで軽く飲んで、部屋にもどる。


2000年5月6日(土)

父の一周忌
起床後、あわただしく身支度をし、
博多駅のレストランで、博多風朝定食とやらを食い、
新幹線で小倉へ。

八幡の実家に到着後、義弟の運転するクルマで、
本城霊園に墓参り。

実家のマンションにもどると、続々と親戚がやってくる。
すこし遅れて到着したお寺さんとともに、
午後1時半から父の一周忌法要。

自分が子どもだったころは、退屈だった法事も
いちばん近い肉親のものだと、あっという間だ。

その後、親戚のみなさんと寿司をつつきながら、雑談。
集まった親戚も女性が多い。最高齢は90歳の祖母。
たらたらと雑談したあと、
皿倉山の夜景が見たいという従妹のリクエストによって、
妹夫妻、甥とともに、午後7時過ぎ、帆柱ケーブルへ。

帆柱山ケーブルカー
帆柱ケーブルカー。

帆柱山山頂から望む夜景
帆柱山の100億ドル(!)の夜景。
クリックすると大きくなったりする。

帆柱ケーブル
標高622メートルの帆柱山系皿倉山のケーブルカーは
八幡観光の目玉である。
目玉といっても、ほかに観光のポイントといえば、
スペースワールドくらいしかないんだけど……。

ぼくが小さなころから運行しているのだが、
40年近く、まだがんばっている。
塗装も塗りなおし、こぎれいになりやがっている。

登っていった山頂駅だが、ここはほんとうの山頂ではない。
さらにリフトに乗って、山頂へ。

山頂は強風で、むちゃくちゃ寒い。

新日鉄八幡製鐵所が、鉄を作っていたころは、
迫力のあった夜景だが、
その跡地が更地になってしまったいまは、
すこしもの足りない。

それでも、数年前、「帆柱夜景鑑定団」とやらいう
イベントがあり、市民の投票によって、
百万ドルの夜景から百億ドルの夜景に格上げされたとのこと。

それでも、たいした夜景であることは事実なので、
八幡観光のおりは、かならず、訪れるように。命令!

いったん、実家に寄ったあと、鹿児島本線で
夜11時、博多にもどる。

むむ……。
博多にいるというのに、なにかが足りないぞ!
てなわけで、キャナルシティへ。
そう、ここには元祖会員制ラーメン「一蘭」があるのだ。
しかも深夜一時までやっている。
「一蘭」があるだけでも、
グランドハイアットに泊まった意味があるというもの。
ってほんとか、おれ?

ばきっと食べて、ばきっと眠れば、デブのもと。


2000年5月7日(日)

博多のうどん
昨夜はラーメンを食ったので、今朝はうどんである。
なにが「ので」だか、つっこみ不要。
今朝といっても、ほとんど昼だが、つっこみ不要。

考え方にもよるが、
博多のうどんは、東京や讃岐のうどんとは、まるで違う。
荻窪のラーメンと博多ラーメンほど、違う。

キャナルシティの「釜揚げ 牧のうどん」へ。

洗面器のように、でかいどんぶりに、
ふわふわ柔らかいうどんと、たっぷりの汁。
そこに煮こんだ肉、卵、コロッケをのせてもらい、
とり放題の博多ねぎをたっぷり入れ、
いなり寿司といっしょに食べたら、もう満腹である。

具がスープを吸いこんで、スープの量が足りなくなったら、
目の前の小さなヤカンに、
つぎたし用の汁(スープ)が入っている。

もちろん、コシのあるうどんもおいしいが、
このふにゃふにゃしたうどんも、うまい。
九州出身のおれにとって、このうどんが、初期設定である。

さて、東京の人はご用心。
福岡で、うどんに「天ぷら」をオーダーすると、
さつま揚げのような、魚肉練り系「丸天」がのるし、
ごぼう天をたのむと、魚肉練り系ではなく、
衣つきのごぼうの天ぷらがのる。

東京とは天動説と地動説ほどの
パラダイムシフトがあるのだ。

また、福岡県全域で「こしょう」といえば、一般に一味唐辛子だ。
「柚子ごしょう」の場合、唐辛子ペーストとなっている。
ちなみに、東京でいう「こしょう」は、「洋ごしょう」という。

店のメニューの「うどん」の行を見ると、
海老天うどんや、肉うどんなど、
さまざまな具のうどんの名称がならんでいる。
その「みそうどん」列の下、「そば」の行には、
「みそそば」なんてものがある。

「みそそば」……。うまいのだろうか……。

その後、島に渡ろうということになり、
グランド・ハイアットのコンシェルジュで、
能古島や志賀島の情報を聞き、パンフレットを山ほどもらう。

いろいろと聞いているうちに、能古島や志賀島ではなく、
海の中道がよさそうだということになる。

さて、志賀島は正確にいえば、島ではない。
半島の先端である。
むかしは島だったのだが、沿岸流によって運ばれた土砂が、
この島にむかって伸びていき、
最終的に、陸続きの半島になったわけだ。
砂州さすという。天橋立が有名である。
ちなみに先端に島がなければ、
砂嘴さしとなる。

すべては学校の社会科でおぼえた知識である。
たいしたものだ、学校。

志賀島につづく細長い砂嘴部分の途中にあるのが、
「海の中道海浜公園」なのだ。

タクシーで博多ふ頭ベイサイドプレスへ。
ここは、おしゃれな専門店がならび、
ストリートパフォーマーが躍り、
夜になれば、レーザーショーまでやる観光スポットでもある。

滞在中に手持ちの現金が少なくなった。
この調子でいくと、ホテルのチェックアウトには、
すこし足りなくなってしまう。

立ち寄った店の店員に
キャッシュディスペンサーの場所を聞く。
あることはあるけど、土日は動いていないとのこと。
ちぇっ! おしゃれなスポットだが、脇が甘いぞ。

ちょうど、市営渡船がきた。観念して乗りこむ。
25分で海の中道海浜公園へ。
園内には、水族館「マリンワールド」、遊園地「ワンダーランド」、
「大芝生広場」やホテルなどがある。

とりあえず、「動物の森」でプレーリードッグを見よう。
船着場で自転車を借りる。
自転車に乗るのも、じつにひさしぶり。

広大な園内で、何度か道をまちがえるものの、
なんとか、「動物の森」にたどり着く。

海ノ中道連絡船 ←海ノ中道への市営渡船。

プレーリードッグ ワラビー
一生懸命プレーリードッグ(左)、なげやりワラビー(右)

 集団行動好きのリスザルの群れ→ リスザル

海の中道海浜公園
「動物の森」は、トラやライオンなど、猫科の動物や、
キリン、ゾウ、シマウマなど定番動物こそいないものの、
サル、フラミンゴ、ラマや、齧歯類が充実。
小動物は好きなので、けっこう、けっこう。

2時間ほど、園内を散策して、
自転車で「ワンダーランド」へ。
ソフトクリームと焼きそばを食ったあと、
ジェットコースターにアリバイ乗車。

自転車を返却したあと、ももちマリゾン行きの高速船に。
ももちマリゾンは、福岡ドームのそばである。

ドームで叔母と従妹と待ち合わせ、
4月26日オープンしたばかりの複合商業施設「ホークスタウン」へ。
ハードロックカフェ、トイザらス、ユナイテッドシネマ、
ナムコワンダーパークなどが軒を連ねている。すごい人出だ。

いつの間にやら、福岡は映画の街になっている。
天神、中州、ももちと大手シネコンが集結し、
県民ひとりあたりのスクリーン数は、トップクラスだろう。
感覚としては、東京をしのぐものがある。
福岡映画祭なんて、ないんでしょうか?

シーホークホテル&リゾートにいく。
ホテルの最上階にある中華レストラン「望海楼」へ。
「春のみちのくフェア」とやらだそうで、
「上海・みちのく味紀行」コースをオーダーする。
上品な味でたいへん美味。

その後、グランド・ハイアットにもどり、
ホテルバーですこし飲んだあと、
駅前のホテルに帰る叔母、従妹と別れる。

よく歩き、よく食べた一日であった。夜11時だ。
さぁ、寝よう! しかし、なにか忘れている気がするぞ。
そうだ! お金をおろすのを忘れていた!

明日、予約している飛行機は、9時15分発である。
それだけでも、やばい時間である。
手持ちの現金では、チェックアウトに2、3万円足りない。
持っているクレジットカードのうち、VISAは限度額ぎりぎりだ。
ビューカードは使えそうにない。やばいなぁ。
当然、福岡のこの時間では、キャッシュカードは使えない。

インターネットで調べてみると、
博多駅前にVISAのCDがある。
12時まで開いている。
いくしかない。
タクシーを飛ばし、いってみる。
だめだった。
クレジットカードそのものが限度額のようだ。
10日の支払日まで、
クレジットカードは使いものにならない。
いったい、限度額までなにを買ったんだ、おれ……。
自責の念。

部屋にもどり、インターネットで情報をチェック。
銀行の天神支店のCDが朝8時から、稼動しているようだ。
助かった……。

8時ぴったりにCDにかけこめば、チェックアウトして、
9時15分の飛行機にぎりぎり間に合う。
そうとわかれば、あとは寝るだけ。


2000年5月8日(月)

かけぬける天神
朝7時起床、身支度と荷造りをすませ、
7時20分にホテルを出る。

徒歩で天神へ。
なるほど、キャナルシティの位置関係が理解できる。
予備校時代、福岡に住んでいたころ記憶した
地理関係がリフレッシュされる。

銀行の天神支店に到着したのは、朝7時40分。
シャッターが閉まっており、不安になる。
すこし時間があるので、ミスタードーナツで、
ドーナツ1個とコーヒー1杯。
7時59分、銀行のシャッターが開く。
CDコーナーの蛍光灯が点灯。
かけこんで、お金をおろす。
8時1分、天神の道を引き返す。
ちょうどバスが来たので、乗る。
8時16分、キャナルシティ到着。
しかし、ホテルのキャナルシティ側出入口が閉まっている。
ぎゃあああああ!
大回りして、部屋にもどり、荷物を手にする。
8時20分ホテルのフロントへ。
8時24分チェックアウト完了。タクシーで空港へ。
おれのいく道で、交通事故が起こっていたり、
理不尽な道路工事があったら、
関係者ぜんぶを殺戮してやるぞって気分。
8時42分、無事に空港到着。
福岡市民は、おれに殺戮されなかったことを
感謝してほしい。
自動チェックイン機で、チェックイン完了。
なんだ、楽勝じゃん。
ついでに明太子もお土産で買っちゃうぞ。

昨日、お金をおろしていれば、
もっと楽勝だったことは、ここだけの秘密。

定刻どおりに羽田に着いて、
高速バスで、都心にもどる。やれやれ……。


2000年5月9日(火)

ネオむぎ茶
西鉄バスジャック犯とされる
ネオむぎ茶(キャットキラー)の足跡をたどって、
ついついネットを彷徨。
いろいろ読んでるうちに、IQが37くらい落ちる。

じゃあ、やめれば……といわれても仕方がない。
おれは1匹の野次馬なのだ。
野次馬に倫理を説いても、止められない。

リンクは……、しないよ。
お目汚しだから……。

マンガは、子どもをだめにする。
ばーか!
テレビは、愚民を生む。
笑止!
……の犯罪はゲームが影響。
んなこと、あるかい!

とは思っていたが、
インターネットってやつは、「いろんなもの」を
加速させるのだなぁと、思いしる。

家庭内のPC普及率が3割を越えたとのことだが、
今後残る7割から、いろいろと出てくるんだなぁ。


2000年5月10日(水)

こういう人に会いたかったのかも
ゲームではないが、
「ゲーム」的なプロジェクトに巻き込まれている。

その関係で、今日、名刺交換をしたS氏は
本人が書かれた「ビジネス書」を以前、読んだことがあり、
今日、お会いすることが楽しみだった人だ。

実際にお会いしたS氏は、ゲーム業界で例えるなら、
ちょっと謙虚な
岡本吉起氏@カプコンといった感じか。

いきなり濃い内容からはじまった会議だが、
S氏の巧みな誘導で、アイディアがぽんぽん飛びだす。
クリエイター使いのうまい人だなぁ。
プロデューサーはこうでなくっちゃ……。

インスピレーションの核がつかめたところで、
打ち合わせ終了。
S氏自身が創ってきたビジネスの話も
あれこれと聞けて、大充実。

その後、千歳烏山のクレアテックにむかい、
軽く打ち合わせして帰宅。


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