DIARY:2000 JUN.1〜10


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2000年6月1日(火)

雨の新橋、酔狂ナイト
赤坂での作業中、
CB'sプロジェクトの成沢大輔さんから携帯電話に着信。

「今夜、業界のディープな飲み会、決行予定!」

ああ、この人は、なんて、タイミングがいいんだろう!?
あれこれあった予定がつぶれて、
柴尾の今夜は、ロンリーナイトになるはずだったのさ。

「いく! いく! いく!
でも、明日は朝早いから、終電で帰るのことよ」

本郷三丁目に移動して、
アスミック・エースエンターテインメントの小川プロデューサーと
軽く打ち合わせをしたあと、指定された新橋へむかう。

新橋はご存知、サラリーマンの町である。
約束の時間は6時ごろで、おれは5時50分には到着したのだが、
なんせ、ナリサワ時間である。気長に待つのが礼儀ってもんさ。
駅前のキムラヤに寄って、「カードヒーロー」を買ったり、
サラリーマンのナンパを観察したり……。

たらたらと時間をつぶしていると、成沢親分登場。
6時10分とは、たいしたものよ。

路上でしばし雑談後、
はるばる大田区は矢口渡からやってきたナムコの
T.T(匿名希望)さんと竹田健さんと合流。

と、その瞬間、新橋一帯は夕立来襲。
蜘蛛の子を散らすように逃げ回るサラリーマンたち。
われわれもとりあえず、飲み屋に駆けこむ。

ナムコのおふたりとは、初対面も同様。
T.T.(匿名希望)さんとは、
以前、名刺交換をした覚えがあるのだが、
じっくり話をするのは、これがはじめてである。

あれこれと話を聞いたり、ほらを吹いたり……。

気がつくと二次会。
気がつくとCB'sプロジェクトが誇る
おとぼけ編集、吉川さやかさんも合流。
気がつくとだいぶ酔っ払っている。
さらに三次会。
あれ、終電がなくなってるぞ。まぁ、いいか。
とどめの四次会。
すでにみんなマブダチ状態である。
T.T.(匿名希望)さん、あんた、いい人だな。
竹田さん、あんたのパワーは気持ちいいぜ。
そこの成沢大輔、あんた、ひと恋しい年ごろなんだな。
吉川さやか、今夜はなんともキュートだぜ。

ただのあほになっている。
あほは、あほなりに危機意識がある。
明日は早くから会議なのだ。結局3時半にお開き。
ご近所の吉川さんを乗せて、タクシーで帰宅。


2000年6月2日(金)

朝から東京縦断
朝3時半まで飲んで、8時に起床。
二日酔いではない。まだ、ただの酔っぱらいである。
水分を1リットル以上とり、シャワーを浴びるものの
脳内は、中性子星が2ダースほど、つまった感じ。

昨夜はほんとに、はしゃぎすぎた。
いや、みなさまのおかげです……。
つぎは、はじけるところまで、いきますか。
なんて素直に思えるはずもなく、
ぐちゃぐちゃのどろどろ。

タクシーでいったん、都営三田線の西台駅にいき、
三田で都営浅草線に乗り換え、戸越に到着。
煮詰まった頭で会議を終えたあと、銀座にでる。
ルーマニア料理店「ダリエ」で
小川真司プロデューサーとめしを食う。
ルーマニア料理が胃に優しいのは、ありがたいこと。

赤坂で作業するものの、
脳内アルコール指数は依然高い。
さすがにつらかったので、午後6時帰宅。
すこし横になる。

映画「スティグマータ」
それでも夜9時にぱちりと目を覚まし、
ワーナーマイカルシネマズ板橋にいってしまうのは、
もはや宿命である。

今日は第12スクリーンで「スティグマータ」。
これで、全スクリーンの三分の一を制覇。

映画はといえば、
カルトファンにはいまいち人気がないカルト中心出演女優
パトリシア・アークエットが体あたり演技。
パンチの効いた映像とサウンドでノックアウトよって感じ。
(再生古語使用率70%)

ミッション系の学校に通った覚えはあるものの、
やはりキリスト教ネタは、感情移入しにくい対岸の火事。
結果的には、あまり痛くない「セブン」って、ところかな。
映画はDTS上映だったのだが、
音量がほかのスクリーンよりでかくて、くらくら……。
家庭用ビデオで観ると、つまらなくなるタイプの映画かも。

おかしかったのはパンフレット。
歴史上の「聖痕(スティグマータ)」を紹介してるんだけど、
「ローマ法王ジョン・ポールの死を予言」の
法王ジョン・ポールのフレーズに、
法衣姿のビートルズの映像が浮かんじゃいました。
つまり「ローマ法王ヨハネ・パウロ」のつもりなんだろうな。


2000年6月3日(土)

長岡鉄男さんの訃報
山本耕一さんからいただいたメールで、
長岡鉄男さんが5月末に肺炎で亡くなったことを知る。
74歳だそうだが、信じられない思い……。

長岡さんは自作スピーカーマニアにとって
教祖といってもよい存在だが、
個人的には、ホームシアター「箱舟」を作ってからの
「歯に衣着せず」な文章の数々を堪能してきた。

ケーブルテレビより、しっかりしたアンテナを立てたほうが
地上波の放送の画質はいいとか、
映像機器にもエージングの効果が現われるとか……。

自分自身の目と耳をメートル原器にして、
メーカーや雑誌のさまざまな「思惑」を
そのまま信じこんだりしない、まっとうな人だった。

いまどき、めったにいない
無邪気で口うるさいじいさんだった。
滅法、くやしい。

銀河のチャンポン
目を覚ましたのが午後2時。
カバンにつっこんでいた携帯電話に「着信あり」表示。
だれだろ? ナンバーディスプレイもないから、
折り返し電話をかけることもできない。
留守番電話サービスにもメッセージが残っていない……。

だれだろ?

夜、さくまあきらさんの6月3日付けの日記を読んで納得。
さくまさんだったのだ。

以前、さくまさんが九州旅行の計画立案中に、
お勧めした「銀河のチャンポン」に、いってくれたんですね。
自分が生まれ育った町に、
さくまさんが降り立っている姿をイメージすると、
なんだか不思議。

人生の軌跡がシャッフルされているようだ。

ただ……、ただですね。カツのせ焼きソバは、
対「土居さん、宮路さん」用こってりスペシャルメニューとして
お勧めしたものなんです。
そんな高カロリー食品を口にされるなんて……、

いかがなものか!

じつは、チャンポンもうまいんですよ。

それと、ソニックにお乗りになったようですが、
「振り子電車ソニックのナゾ」ってぇのも、おもしろいっす。

映画「ザ・ビーチ」
ワーナーマイカルシネマズ板橋ツアー、
今夜のレイトショーはレオナルド・ディカプリオの
新作「ザ・ビーチ」なり!

今回は第1スクリーンにて鑑賞。
これで12スクリーンのうち、1、3、4、8、9、12と、
半分のスクリーンを制覇したわけだ。

レオさまは、「バスケットボール・ダイアリー」公開時、
当時飯田橋にあったアスミックを表敬訪問した。
その際、当時の部長がゲーム好きのレオさまに、
アメリカ版「レナス」の「Paladin's Quest」を
プレゼントしたというのは、ここだけの秘密である。

つまり、おれさまは、
レオさまもプレイしたゲームのデザイナーである。
ふふん……、ダジャレじゃないぞ。

現代版「闇の奥」というか、
ゲーム世代版「地獄の黙示録」といったおもむきの
「秘境の彼方にユートピア」映画である。

レオくんらしい、背伸びしようとしたあげくに、
周囲を壊し、自分も壊れていく映画である。

バンコクの街角にあふれかえっている
欧米人バックパッカーの視線の先には、
こんなものがあったのね……。

ゲームファンには大爆笑の映像もあるぞ。

圧倒的にクリアで美しい映像と
アンジェロ・バダラメンティの爛熟楽曲。
しかし、その両者をもってしても、
欧米人がアジアをズリネタとしたオナニー映画に
思えちゃったりするわけだよなぁ。

そのタイプの映画なら、
「エマニュエル夫人」のほうが潔い。


2000年6月4日(日)

「週刊文春」のゲームバッシング?
うちの掲示板で話題になっている記事
「TVゲーム・パソコン わが家のルール大公開」のために、
「週刊文春6月8日号」を購入。

なんだぁ? あたりまえのことが書いてあるぞ。
どちらかといえば、好意的な記事じゃん!?

それより、巻頭のペイドパブに登場してる
高城剛サンがかっちょいいぞ。
いいなぁ、高城剛。おれもなりたいぞ、高城剛!

映画「エリン・ブロコビッチ」
ワーナーマイカルシネマズ板橋第10スクリーンで、
映画「エリン・ブロコビッチ」を鑑賞。
ふふふ……。これで残るのは、5スクリーンなり!

巻頭のドルビー・デジタルデモが、かなりいい。
このスクリーンはTHXシアターの
第8スクリーンに匹敵する環境かも……。
今日は観客のマナーもよく、心地よく鑑賞できた。

「アメリカ訴訟史上、最大の賠償金を勝ちとった女」の話。
予備知識なしで観たので、個人レベルのネタかと思っていたら、
環境汚染に対する集団訴訟話であった。
ジュリア・ロバーツ扮するエリンは、
法律事務所のアシスタントの立場……。

まだ係争中の訴訟がいくつかあるせいか、
被告側の企業の経営陣はいっさい顔を見せていない。
敵としては、代理人たる弁護士だけが登場。
大ボスぬきの小ボスだけって感じだが、
結果的にそれがうまくはまったというか、ねらったなというか、
エリンのキャラクターをみごとに浮かび上がらせている。

バツ2・3人の子持ち・べらんめぇ
そんなセクシーねぇちゃんの底力が遺憾なく発揮され、
いかがわしい大企業がぎゃふんという映画である。

法務関係の難しい話はうまく処理され、
アメリカの法廷ものというイメージはいっさいない。

実話をもとにした脚本のできもよく、
ドラマとして十分、楽しめた。

ただ、ぼくにとって、大スクリーンで観たい映画ではない。
ぼくがこの映画の対象観客ではないからなのだろう。

この映画が
「Dreams come true」のメッセージを送っているのは
前向きに生きたい女性にであり、
おれはといえば、
とほほな自堕落ゲームデザイナーなのだからね。

さて、かえって作業の続きだ。
家に「帰るコール」をしよう!!

あれ? いつもポケットに入れている携帯電話がないぞ。
おかしいなぁ。
最後に電話をしたのは、「魚屋一代」……。
回転寿司を食っている最中に、
けーむらくんから、かかってきたものだった。

映画に遅れそうだったので、ばたばたと食ってたから、
そのときに忘れちゃったんだろう……。

とりあえず、おなじフロアにある「魚屋一代」にいってみる。
夜11時半ともなれば、店内は真っ暗で、人の気配もない。
しょうがないので、従業員の方がいる
お向かいのラーメン屋さんにとびこんで事情を話し、
「魚屋一代」さんと、警備室に連絡を入れてもらう。

魚屋一代さんは不在。
警備室では、わからないから
翌日、サービスコーナーにいってくれとのこと……。

ねんのため、公衆電話から自分の携帯に電話する。
普通につながる。
とりあえず、まぁ、とられてはいないんだろうな。
それに電池の残量もほとんどないし……。
そう判断して、Docomoに停止の依頼はしないことにする。


2000年6月5日(月)

でてきた携帯電話
徹夜したものの作業がかたづかず、いらいら。

テレビのCFでスーパードッチーもの発売を知る。
スーパードッチーモは、
「携帯」+「PHS」+「iモード」の超多機能携帯である。

さる筋からの情報で、
発売されることは知っていたが、もうでたか……。
もしも昨夜なくした携帯電話が見つからないようであれば、
すぐに買ってやる。

朝10時過ぎの開店と同時にSATYへ。
4階のサービスカウンターに届けはでていなかったが、
内線で「魚屋一代」さんに携帯が届いていることを知る。
そのままの「魚屋一代」さんへ。
あった! あった! ありました!

思えば、人生でいろんなものをなくしてきた。
携帯電話、DVカムコーダー、電子手帳、APSカメラ入りの
時価50万円相当のバッグがでてこなかった山手線の網棚。
帰りの航空券をなくして、再発行してもらったロサンゼルス。
キャッシュカードと現金入りの財布をなくしたバンコク。

しかし、これだけすっきり返ってきたのは、
自分にとって稀有な例。

ありがとう「魚屋一代」さん。
これからも週に一度はおじゃまさせてもらうよ!

その足で、SATYの中の電気屋さんによってみる。

おお! これがスーパードッチーモか。
いまぼくがもっているドッチーモに
iモードがついて、スーパーになったわけね。
iモードいいなぁ。
iモードがあれば、さくまあきらさんの
「東海道五十三次」や「奥の細道」がプレイできるぞ。
お持ち帰りできるのか。
買うか、おれ? 買おう、おれ!
すみません。これください。
え? 機種交換だと2日間の預かりになっちゃうの?
携帯電話は人生のライフライン。
なくなると、困っちゃうなぁ。
うーん。買いたいなぁ、スーパードッチーモ。
よし、Docomoショップにいこう!
Docomoショップなら当日、交換してくれるはずだ。
以前、インターネットで近くにDocomoショップがあることは
チェックしていたのさ。
てくてく……。見あたらないなぁ。
しょうがない。104でDocomoショップの電話番号を聞こう。
おお! Docomoショップのお姉さんが、
お店の場所を親切に教えてくれたぞ。
ああ、あった。ここだ。ここだ。
あ、このおねえさんだな。さっきの電話に出たのは……。
うーん。池袋のDocomoショップもそうだけど、
どうして、Docomoショップには、
もとコギャル卒業後、半年って感じのお姉さんが多いのかなぁ。
茶髪率80%と、みたね。
窓口にはちょっとふっくらしたお兄さんもいるぞ。
うーん。どっちを選ぶかとしたら、お兄さんだな。
Docomoの料金体系や電話のシステムは複雑怪奇。
お姉さんもいいけど、人材派遣率が高いからなぁ。
以前、池袋でドッチーモを買ったときは、
取り扱い説明書を付け忘れるとか、
できもしない「電池単独で充電可能」の説明を受けて、
卓上ホルダを買ったりしたからなぁ。
ちょっとマニアックっぽいお兄さんのほうが、ありがたい。
物腰も柔らかく説明もていねいで、わかりやすいぞ。
おや? となりの窓口で、お姉さんにお客がついたぞ。
40代のおっさんと20前のデブガキだ。
おっさんの持っている携帯をデブガキに名義変更するようだ。
お姉さんてば、ガラッパチな声だけど、
商品知識もわりと豊富で、聞いてると楽しいなぁ。

客商売だって……
「うちも客商売をしてるけど、そんなやり方はないぞ」
お!? もめだしたぞ!
「うちも客商売を……」ってフレーズは、クレーマー用語。
「うちも客商売をしてるけど、たいへんですね」なら、
世の中は2割がた、平和だろう。

どうやら、名義変更手続き終了後、
機種変更をしようとして、
それができないことからもめているようだ。

機種変更→名義変更→一年割引契約なら、
問題がなかったところ、
名義変更→一年割引契約→機種変更の順番で
やっちゃったもんだから、
10ヶ月、機種変更が不可能になったようだ。

「いいよ! どうせこいつにいってもむだだろ!?
ドコモの本社にいって、上から、やらせるだけだよ」

うひょおおお! デブガキ、そこまでいうか。
保護者の同意書なしで、
名義変更もできないくせに、たいしたもんだ。
将来が楽しみだな。

最初からいろいろ聞いてるけど、
ぼくの判断だと7対3で客が悪いって感じ……。
「説明が不十分だ」の一点で、あれこれ文句をいってるけど、
ドコモのシステムを
あらゆる可能性とともに説明すれば、日が暮れる。

横で聞いていて、好感の持てる説明だったし、
なにより、途中で印鑑をついたり、サインをしたりした書類に
そのことは明記してあったと思うんだけど……。

ああ、親子よ! 携帯電話でよかったなぁ。
印鑑をついたあとで、ごねるなんて……、
帝国金融だったら、「うちも客商売」なんて、いえねぇぞ。
ねぇ、灰原さん。

最初から機種変更と名義変更を同時にしたいと
口にするのが、消費者の知恵というもんだ。
おおかた契約のあとで、
機種を変えたくなったんだろうけど……。

結局店長もまきこんで、どうにかなったようだけど、
朝から、いやぁな気分である。

おれは、初手から、上位のものの存在をちらつかせ、
恫喝的にいうあほが、ほんとうに嫌いなのだ。

まぁ、こちらはメモリー移行中に
お兄さんとあれこれ話していたんだけどね。

携帯電話は機種変更後、旧機を返さなければならないのに、
PHSなら、返さなくていいとか……。
ドッチーモの場合はなんか、ややこしらしいけど……。

スーパードッチーモSH821i
最新のスーパードッチーモSH821iは
おなじシャープ製のドッチーモSH811にくらべて
700%くらい、使いやすい!

811では本体側面に
上下回転の操作キーがついていたのに対して、
821では、スタンダードな4方向操作キーになっている。
これが使いやすさの決め手。

まぁ、あたりまえの仕様ではあるけど……。
811では、文字入力の際、指の動線が不自然になり、
内臓電話帳の名前入力の際、
絶望的な気分になったものだ。

さらに2電話番号×250人分という仕様が、
シンプルな1電話番号×500人分になったのも、ありがたい。
リンク電話帳という新機能も、なかなか、使えそうである。

それに加えて、iモードのために
大きくなったカラー液晶画面が各種入力に有効である。
メニューの一覧性が高まると、これほど使いやすくなるとは……。

パルディオEメールサービスが、
デフォルトから使えるのもいいなぁ。
iモードでは250文字しか送受信できないメールが、
パルディオEメールサービスだと、1500文字も送受信できる。
これなら、通常のメールサーバーから転送して使えるぞ!

スタパ斎藤さん式に、
最強に強まった無敵の携帯といってもいいんだけど、
問題は電池なのよ。
560mAhだった811にくらべて、821は540mAhと容量減。
電池食いのデータ通信やメールやサイトの閲覧、
大画面カラー液晶であれこれ操作するのに
これでは少なすぎでしょう。
1時間ほど、住所録を修正して、設定をいじったり
サイトをチェックしているうちに、電池がなくなってしまった。

かといって、Pシリーズのような
大容量バッテリーは発売されていないし、
電池単独で充電できない仕様は、画竜点睛を欠く。
いかがなものか。


2000年6月6日(火)

スーパードッチーモ
3時間作業して、1時間スーパードッチーモをいじる。
これを5セットやったら、一日が終わってしまった。

スーパードッチーモでやったこと。

1)iメロディで着メロを変更
PHSの着信音は「なぜか上海」、
携帯の着信音は「Make-up Shadow」、
データ着信は「夏まつり」
つまりすべて、井上陽水である。

2)ウェブでひろった画像で、壁紙変更
海外のサイトでウィノナ・ライダーの画像を拾い、
ハイコントラストに加工。
96ドット×96ドットのgif画像に変換後、
FTPで自分のサイトに設置。
iモードのインターネット機能から、壁紙にした。

3)「ゲームの王道」をiモード対応にした。
とはいえ、たいしたことはしてない。
このサイトのindex.htmのタグ内に
accesskey属性を入れるなど、すこし修正しただけ。

4)iモードゲームをプレイ
「さくま式東海道五十三次」と「さくま式奥の細道」をプレイ。
コミュニケーションの「きっかけ」としての作法に
あれこれ、感心する。

ゲームとは関係ないけど、
ずっとプレイしてると、本体のバッテリー付近が
かなり熱くなる。なんか、イヤンな気分。

5)iモードのメールアドレスを変更
なんだ、shibao@docomo.ne.jpって、だれも使ってないのね。
全国の柴尾はiモードを使っていないのか。

一日の最後というか、早朝に、
たまっていたメールの返信やBBSのレスで、
むちゃくちゃ時間を食っちまう。
まぁ、これを書いているのは気分転換で、
楽しい作業なんだけど……。


2000年6月7日(水)

新婚さん
福本岳史さま、ご結婚おめでとうございます。
遅ればせながらですが、心よりお祝い申し上げます。

いいなぁ、新婚……。
人生の豊かなる時代をいっぱい堪能できるといいですね。

ひさしぶりに六本木
半徹夜状態で作業を仕上げ、午後9時から戸越で打ち合わせ。
午後11時30分、打ち合わせ終了後、
六本木の「Flamingo Bar」へ。

コスタリカに里帰りしていたマリアが、日本にもどってきた。
2時間ほど飲み、あれこれしゃべる。

立ち食いそばでも食おうかと、旧防衛庁前にでるが、
そば屋の固定屋台(?)がたこ焼き屋になっていた。
ありゃりゃ……。

この屋台、立ち食い寿司屋だったのが、
半年くらい前に、そば屋になったのだ。
それが今度はたこ焼き屋に……。

「深夜のそばはデブのもと」という神さまの思し召しだろうか。
いや、これは神の試練である。
食うぞ。食うぞ。そば、食うぞ。

「おっぱい揉み放題!」
「乳搾りしない? 乳搾り!」
「乳首! 乳首!」
客引きがおれの耳もとにささやく。
乳搾りはすごいなぁ……。
しかし、いまのおれにとって、ミルクよりも、そばだ。
「飲みなおしませんか」
ギャルより、そばだ。

結局、六本木交差点付近の「富士そば」で、
天玉そばを食い、タクシーで帰宅。


2000年6月8日(木)

ぐげげげげ……
緊迫したスケジュールの中、
終日、デリケートでしんどく、力技を要する作業。
そんな中で、週末の緊急オフ会を思い立ったりするから、
なにがなにやら……。

とりあえず、仮眠をとろうと、夜9時から12時まで眠る。
目を覚まし、寝ぼけまなこで、ネット巡回。
さくまあきらさんの6月8日付けの日記を読んで、パニック!

 そいういえば、その後、病院嫌いの映画狂・柴尾英令くんは、
病院に行っていないようだな。
たしかメールで、今週中に病院に行かなかったら、
食事をおごると言っていたような気がする。
今週は、あと1日。ふっふっふ。
1食分、得したなあ。どこでごちそうさせてもらおうかな?
新橋に、ひとり4万円の料理を食べさせる料亭があると、
聞いたことがある。一度行ってみたいな。
家族3人に、柴尾英令くん、奥さんの5人で、20万円。
美しい金額だ。

ぎゃああああああああああああ!


2000年6月9日(金)

「美しい金額」
あるいは、
柴尾はいかにして20万円の出費を回避し、
銀座で美味なる洋食を堪能したか……

(承前)さくまあきらさんには、美しい金額でも、
おれにとって20万円は、美しい金額ではない。
しかも、今日のスケジュールは半端ではない。
もちろん、病院にいく余裕なんて、さらさらない。
おまけに困難な作業中で、精神的余裕もない。
血液検査に行く前は、食事を摂ることもできない。

スケジュールを考えると、午前中に病院にはいけないから、
昼休み後、午後3時の診察時間まで、
食事ぬきで、めんどうな作業をしなければならないわけだ。

もう一度いおう。
食事ぬきで、めんどうな作業をしなければならないわけだ。

要点をいおう。
午後3時までなにも食えない!

いま、この日記を書いている時点(10日)で、
この日、午後1時の作業の(とりあえず)終了までの
記憶がほとんどない……。

かろうじて記憶があるのは、岩崎摂おねえさまから、
「わたしもおごってもらうから、24万円ね」という
メールが届いたことくらいである。
鬼である。

午後1時、さくまさんのもとに
「ふふふ……。これから病院にいくもんね」という
宣戦布告をしてから、銀座の渡辺内科クリニックへ。

血液と尿を置き土産に渡辺内科をあとにして、
さくまさんのもとに勝利宣言!

「これから来れないか」とのことなので、築地のハドソンへ。
青ざめた顔で、低血糖を訴えていたら、
みなさんが
下関名物ふぐチョコレートやキャンディを恵んでくれる。
ありがたや……。

会議のあと、さくまさんご夫妻と、
土居孝幸さん、ひろたたけしさん、宮路一昭さん、
福本岳史@新婚さんと、「ムッシュS」へ。

ややこってりのメニューが、
病院にいったあとの身体にジャストミート。至福である。
さくまさんは、いい人だ……。
もう安うけあいの賭けはしないぞ、たぶん……。


2000年6月10日(土)

「ワーナーマイカルシネマズ板橋」私設友の会
朝9時30分、
小雨がぱらつく中を板橋SATYへ。
土曜日や日曜日など、
開店がいつもより早くなることが多いので、早めに来たが、
杞憂だったようだ。

スターバックスのトリプル・グランデ・ラテで時間をつぶし、
10時の開店と同時にワーナーマイカルシネマズ板橋
チケット売り場へ。

「今夜のレイトショーのチケットをいまから買えますか?」
「ええ!」
「じゃあ、『グラディエイター』を16枚ください!」
「じゅ……、16枚ですか……!?」
「はい、16枚です(きっぱり)」
手元のメモ用紙に、なにやら書きつけ、
トランシーバーで、どこぞに連絡する売り子さん。
大丈夫か……。買えるのか……。

今日は「ゲームの王道」オフ会ともいうべき、
「ワーナーマイカルシネマズ板橋(私設)友の会」の
第一回集会である。

ワーナーマイカルでは、週末祝祭日は全席指定になる。
朝イチでチケットを購入すれば、
気のあった仲間と、話題の新作映画をベストシートで
堪能できるというわけだ。

売り子さんは、どこかの「OK」をもらえたようだ。
つぎつぎと16枚のチケットを発券してくれる。
ふふふ……、ぶあつくて、気持ちよし!

いったん家に帰り、夕方まで、ひたすらに作業。
テーブル(表)を注意深く埋めていく気のぬけない作業なので、
気が滅入ったりもする。

午後5時50分、作業をいったん終わらせ、
ふたたび板橋SATYへ。
その途中、旧道で、けーむらくんに遭遇。
なんと、けーむらくんは、家から板橋SATYに通えるように、
自転車を今日、購入したばかりとのこと……。

板橋SATY前で、集合したみなさんを
お好み焼きの「とんちゃ」にご案内。

まず、参加者をご紹介!
木谷ジュンコさん(謎のゲーム好き)、
O田弁護士(海峡マニア)、
I田くん(「月刊少年マガジン」編集部)、
イダタツヒコさん、なちさんご夫妻(漫画家)、
  万乗大智さん(漫画家)、
けーむらくん(ポニーキャニオン)、
香月涼くん(プログラマー?)、
  N位くん夫妻(佐賀と山口出身の愉快なカップル)、
S見くん(「レガイア伝説」お世話になったプログラマー)。

お好み焼きの鉄板を囲んで、あれこれ……。
どこかのテーブルでは、なんか懐かしいフレーズが頻出して、
困ったり、弱ったり……。

8時15分、劇場内集合ということで、
みなさんに入場券を配り、いったん自由行動。
万乗さん、香月涼くん、S見くんと「イタリアントマトJr.」で、
軽くお茶を飲む。
万乗さんと学生時代に撮った映画の話など……。
話が盛りあがりすぎて、劇場前にいくのが遅れてしまう。
やばい! やばい!

ちなみにS見くんとは、ここでお別れ。
また、来てね!

8時40分ごろ、劇場エントランスで
岩崎摂さん(漫画家/霊能者)、
石川亨さん(「ヤングサンデー」編集部)と会う。
開口一番、「ずいぶん、待ったよー!」と岩崎さん。
やばい! この人を怒らせると、呪われてしまう!
「ごめんなさーい!」謝りの一手だ!

携帯電話に小川プロデューサーから着信。
同僚のH谷さんとクルマできているのだが、
環七の渋滞に巻きこまれているという。

ああ、早く来てくれ!
9時から映画が始まっちゃうのに……。
あせりつつ、入口で待つ。

9時ジャスト、駐車場にクルマを入れる小川くんのもとから、
H谷さんが到着。
H谷さんにふたり分のチケットを託し、ぼくは館内へ。
結局ふたりは予告編終了後、
製作のドリームワークスのロゴ表示中、館内に。
うーん。運のいいやつ。

映画「グラディエイター」
ワーナーマイカルシネマズ板橋
第8スクリーン(THXシアター)で鑑賞。

開巻いちばん、
激突するローマ軍とゲルマンの激突シーンに度肝を抜かれる。

霧にけむるヨーロッパの森、
ゲルマンの歩兵を方形陣(ファランクス)で迎え撃つローマ軍。
細心にして大胆な映像に舌を巻く。

しかもTHXシアターのDTS上映である。
目も耳もめくるめくしかない。

うあああ!
こんなのが全編を通して、描かれていくのなら、
体力たまらんなぁ……。もう、うれしい悲鳴である。

しかし、映画は中盤から失速する。

主人公があまりにも「超人」に過ぎ、
人間としての深みを描く余地さえなく、感情移入を拒む。
展開から、観客が期待するカタルシスをあたえてくれない。
善悪の対立に立体的な構図がなく、平板になっている。

もちろんCGIによって、再生された帝国ローマは美しく、
巧みな映像設計により、3時間近い長尺のドラマを
一気に見せてくれるのだが、
ほんとうに見たいものを見せてくれない
欲求不満がたまってしまう。

あとで調べてみたら、登場するふたりの皇帝は史実のとおり。
マルクス=アウレリウスはストア学派の哲学者皇帝で、
五賢帝時代の最後の皇帝。

「180年3月17日、ウィンドボナ(現ウィーン)で疫病のため
志をはたせずに死去した。
才能に欠ける実子コンモドゥスを帝位後継者に指定したため、
統治に有能な人物を養子縁組によって
後継皇帝に指定することで成立していた
五賢帝時代は、終わりをつげた。」
「彼のあとをついだ息子のコンモドゥス(在位180〜192)は
無能で残忍な暴君だったため、192年に殺された。」
(マイクロソフト「エンカルタ百科事典」より)

なるほど……。
そういう時代背景だったわけですね。

ハリウッドの映画だから、
ローマ帝国に現代のアメリカの姿を重ねあわせているのは、
納得できるとして、
もうひとつ飛躍が欲しかったなぁ。

ちなみに塩野七生は、「ローマ人の物語」で
まだこのあたりの時代を書いていない。

映画のあとに酒があり
映画終了後、N位くん夫妻は帰宅。また飲もうね。

「友の会」ご一行さまは、ぞろぞろと踏切を渡って、
東武練馬の居酒屋「Kushikyu海」で、お酒。

ここから成沢大輔さん、保坂和弘さん、浅井真樹子さん、
吉川さやかさんのCB'sプロジェクト軍団が乱入。

映画そのものに関しては、
すごい絵と音だけど、最後に「もうひとつ」欲しかったなぁ
というあたりに、落ち着いた……のかな。

あれこれバカ話やまじめな話をしつつも、
体調に応じて、お帰りになる方も……。
また、飲みましょう。

そんなこんなで朝4時20分。
小雨降る東武練馬駅で、始発まであと30分。
さあ、おれは歩いて家に帰ろうか、しかし……。

「コーヒー飲みたいなぁ」
そういう岩崎摂さんに逆らえるだろうか。
いや、逆らえるものではない。
しかし、東武練馬には
この時間、コーヒーを飲めるところなどない!

タクシー2台で下赤塚の「ジョナサン」へ移動。
最後まで残ったのは、岩崎摂さん、
万乗大智さん、石川亨さん、木谷ジュンコさんである。
最後の最後に出版や創作の未来を語る「熱い話」になる。

気がつくと、朝の7時過ぎ……。ひえええ。
じつはいろいろとやばいのだが、
四色こみ30ページの入稿を控えた万乗さんが
こうやって遊んでくれている以上、
おれも甘いことは、いえないのである。

みなさん、いろいろとありがとうございました。
また、飲みましょうね。


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