「ワーナーマイカルシネマズ板橋」私設友の会
朝9時30分、
小雨がぱらつく中を板橋SATYへ。
土曜日や日曜日など、
開店がいつもより早くなることが多いので、早めに来たが、
杞憂だったようだ。
スターバックスのトリプル・グランデ・ラテで時間をつぶし、
10時の開店と同時にワーナーマイカルシネマズ板橋の
チケット売り場へ。
「今夜のレイトショーのチケットをいまから買えますか?」
「ええ!」
「じゃあ、『グラディエイター』を16枚ください!」
「じゅ……、16枚ですか……!?」
「はい、16枚です(きっぱり)」
手元のメモ用紙に、なにやら書きつけ、
トランシーバーで、どこぞに連絡する売り子さん。
大丈夫か……。買えるのか……。
今日は「ゲームの王道」オフ会ともいうべき、
「ワーナーマイカルシネマズ板橋(私設)友の会」の
第一回集会である。
ワーナーマイカルでは、週末祝祭日は全席指定になる。
朝イチでチケットを購入すれば、
気のあった仲間と、話題の新作映画をベストシートで
堪能できるというわけだ。
売り子さんは、どこかの「OK」をもらえたようだ。
つぎつぎと16枚のチケットを発券してくれる。
ふふふ……、ぶあつくて、気持ちよし!
いったん家に帰り、夕方まで、ひたすらに作業。
テーブル(表)を注意深く埋めていく気のぬけない作業なので、
気が滅入ったりもする。
午後5時50分、作業をいったん終わらせ、
ふたたび板橋SATYへ。
その途中、旧道で、けーむらくんに遭遇。
なんと、けーむらくんは、家から板橋SATYに通えるように、
自転車を今日、購入したばかりとのこと……。
板橋SATY前で、集合したみなさんを
お好み焼きの「とんちゃ」にご案内。
まず、参加者をご紹介!
木谷ジュンコさん(謎のゲーム好き)、
O田弁護士(海峡マニア)、
I田くん(「月刊少年マガジン」編集部)、
イダタツヒコさん、なちさんご夫妻(漫画家)、
万乗大智さん(漫画家)、
けーむらくん(ポニーキャニオン)、
香月涼くん(プログラマー?)、
N位くん夫妻(佐賀と山口出身の愉快なカップル)、
S見くん(「レガイア伝説」お世話になったプログラマー)。
お好み焼きの鉄板を囲んで、あれこれ……。
どこかのテーブルでは、なんか懐かしいフレーズが頻出して、
困ったり、弱ったり……。
8時15分、劇場内集合ということで、
みなさんに入場券を配り、いったん自由行動。
万乗さん、香月涼くん、S見くんと「イタリアントマトJr.」で、
軽くお茶を飲む。
万乗さんと学生時代に撮った映画の話など……。
話が盛りあがりすぎて、劇場前にいくのが遅れてしまう。
やばい! やばい!
ちなみにS見くんとは、ここでお別れ。
また、来てね!
8時40分ごろ、劇場エントランスで
岩崎摂さん(漫画家/霊能者)、
石川亨さん(「ヤングサンデー」編集部)と会う。
開口一番、「ずいぶん、待ったよー!」と岩崎さん。
やばい! この人を怒らせると、呪われてしまう!
「ごめんなさーい!」謝りの一手だ!
携帯電話に小川プロデューサーから着信。
同僚のH谷さんとクルマできているのだが、
環七の渋滞に巻きこまれているという。
ああ、早く来てくれ!
9時から映画が始まっちゃうのに……。
あせりつつ、入口で待つ。
9時ジャスト、駐車場にクルマを入れる小川くんのもとから、
H谷さんが到着。
H谷さんにふたり分のチケットを託し、ぼくは館内へ。
結局ふたりは予告編終了後、
製作のドリームワークスのロゴ表示中、館内に。
うーん。運のいいやつ。
映画「グラディエイター」
ワーナーマイカルシネマズ板橋
第8スクリーン(THXシアター)で鑑賞。
開巻いちばん、
激突するローマ軍とゲルマンの激突シーンに度肝を抜かれる。
霧にけむるヨーロッパの森、
ゲルマンの歩兵を方形陣(ファランクス)で迎え撃つローマ軍。
細心にして大胆な映像に舌を巻く。
しかもTHXシアターのDTS上映である。
目も耳もめくるめくしかない。
うあああ!
こんなのが全編を通して、描かれていくのなら、
体力たまらんなぁ……。もう、うれしい悲鳴である。
しかし、映画は中盤から失速する。
主人公があまりにも「超人」に過ぎ、
人間としての深みを描く余地さえなく、感情移入を拒む。
展開から、観客が期待するカタルシスをあたえてくれない。
善悪の対立に立体的な構図がなく、平板になっている。
もちろんCGIによって、再生された帝国ローマは美しく、
巧みな映像設計により、3時間近い長尺のドラマを
一気に見せてくれるのだが、
ほんとうに見たいものを見せてくれない
欲求不満がたまってしまう。
あとで調べてみたら、登場するふたりの皇帝は史実のとおり。
マルクス=アウレリウスはストア学派の哲学者皇帝で、
五賢帝時代の最後の皇帝。
「180年3月17日、ウィンドボナ(現ウィーン)で疫病のため
志をはたせずに死去した。
才能に欠ける実子コンモドゥスを帝位後継者に指定したため、
統治に有能な人物を養子縁組によって
後継皇帝に指定することで成立していた
五賢帝時代は、終わりをつげた。」
「彼のあとをついだ息子のコンモドゥス(在位180〜192)は
無能で残忍な暴君だったため、192年に殺された。」
(マイクロソフト「エンカルタ百科事典」より)
なるほど……。
そういう時代背景だったわけですね。
ハリウッドの映画だから、
ローマ帝国に現代のアメリカの姿を重ねあわせているのは、
納得できるとして、
もうひとつ飛躍が欲しかったなぁ。
ちなみに塩野七生は、「ローマ人の物語」で
まだこのあたりの時代を書いていない。
映画のあとに酒があり
映画終了後、N位くん夫妻は帰宅。また飲もうね。
「友の会」ご一行さまは、ぞろぞろと踏切を渡って、
東武練馬の居酒屋「Kushikyu海」で、お酒。
ここから成沢大輔さん、保坂和弘さん、浅井真樹子さん、
吉川さやかさんのCB'sプロジェクト軍団が乱入。
映画そのものに関しては、
すごい絵と音だけど、最後に「もうひとつ」欲しかったなぁ
というあたりに、落ち着いた……のかな。
あれこれバカ話やまじめな話をしつつも、
体調に応じて、お帰りになる方も……。
また、飲みましょう。
そんなこんなで朝4時20分。
小雨降る東武練馬駅で、始発まであと30分。
さあ、おれは歩いて家に帰ろうか、しかし……。
「コーヒー飲みたいなぁ」
そういう岩崎摂さんに逆らえるだろうか。
いや、逆らえるものではない。
しかし、東武練馬には
この時間、コーヒーを飲めるところなどない!
タクシー2台で下赤塚の「ジョナサン」へ移動。
最後まで残ったのは、岩崎摂さん、
万乗大智さん、石川亨さん、木谷ジュンコさんである。
最後の最後に出版や創作の未来を語る「熱い話」になる。
気がつくと、朝の7時過ぎ……。ひえええ。
じつはいろいろとやばいのだが、
四色こみ30ページの入稿を控えた万乗さんが
こうやって遊んでくれている以上、
おれも甘いことは、いえないのである。
みなさん、いろいろとありがとうございました。
また、飲みましょうね。