DIARY:2000 JUN.21〜30


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2000年6月21日(水)

わがままになれない
錯綜する3本の仕事をやりくりしながら、
打ち合わせと作業の毎日。

昨夜は「寝なくちゃまずいなぁ」と思いつつ、
夜11時、横になるものの、うまく寝つけない。
時間をむだにするのがいやなので、
結局、深夜1時から作業再開。

ちくしょー!
おれはB型だぞ! いて座だぞ! ペガサスだぞ!
わがままをいいたい、今日このごろ……。

奇遇
午後4時から戸越で打ち合わせがある。

午後2時ごろ、作業に節目がついて、
寝室で30分くらい横になると、
背中がべきべきと、つったような感じになる。
あたたた……。気をつけないと、また腰痛が出る。
これ以上横になると、「落ちる」ので、
軽く柔軟運動をしてから外出。

へたれ柴尾は戸越へ。

打ち合わせを終えたあと、
アスミック・エースエンターテインメントの
小川真司プロデューサー、制作部のIT谷さんといっしょに
夕食のため、恵比寿へ。

「この店って、うちのT島がよく来るんですよ」と、いわれつつ、
「beulah」にいってみると、
そのT島さんたち、3人が談笑中。
混ぜてもらうことにする。

初対面のO島さん、Iさんと名刺交換。
デジタルコンテンツな話をあれこれと。

生ビール2杯が効果的ありで、家に帰って爆睡できた。


2000年6月22日(木)

「ゲームの王道」……?
数人の方から、メールにて報告を受ける。
メールマガジン「ゲームの王道」とやらが、できたとのこと……。
中には、「柴尾さんがやってるんじゃないですよね?」と、
聞いてくれる方もいる。

はい、やってません。

「ゲームの王道」ってのは、もともと
先日休刊した「月刊GameWalker」誌で、創刊以来、
ぼくがやっていた連載レビューのタイトルなんだけどなぁ……。

まぁ、がんばってください。

発熱
喉の奥が痛くて、食事もままならない状態が続く。
アイスコーヒーを飲もうとしても、喉が受けつけない。
つばを飲みこむことさえ、つらい。

クレアテックで「メタルマックス」の打ち合わせ後、
つらさのあまり、タクシーで帰宅。

もしかしたら、これって風邪ですか。
耳で測るブラウン「サーモスキャン」で、体温をチェック。
38.9度……。

え!?

お仕事の面では、充実した日々を送っていたので、
気力はみなぎっている。だからこそ、意外な感じ。
なんか、やばい気分になり、横になるものの、睡眠はあさい。


2000年6月23日(金)

扁桃腺炎
朝9時、先日さくまあきらさんに教えていただいた
銀座の病院にいくため、家を出る。
だが、駅に着くまえに、気分が悪くなり、断念。

病院にいけないほど、体調が悪いというのは、
いかがなものか……。

あたりを見まわす。
小奇麗な外観の宮田クリニックを発見。とびこむ。

喉の奥をのぞきこんだ先生、
「ああ、これはひどい。扁桃腺が化膿してますね」とのこと。

自分の身体なのに、人ごとのようだ。
「抗生剤の点滴を打ったほうが、いいんですけど、どうします?」
37年間の人生で点滴なんぞ、打ったことはない。

点滴といえば、
死んだ親父や、死んだ祖父や、死んだ祖母が
病院でつけていたものというイメージ。

好きじゃない。嫌いである。

しかし、どうやら、打ったほうがよさそうである。
打つしかないか。でも、いやだな。
しかし、打たないとプロジェクト各方面で、
新たな地獄を召還する。
ああ、打つのか。点滴。いやだな。点滴。

「じゃあ、点滴お願いします」
「今日だけじゃなくて、土曜日も月曜日も打ったほうがいいね」

点滴、初体験なのに、三日間も……ですか。
ああ……。

観念する。横になる。アレルギーテストを受ける。
血管を探される。ひじの内側の血管が見つからない模様。
左腕、針を刺される。失敗。右腕、針を刺される。成功。
透明な生理食塩水に混入した抗生剤が体内に流入する。
どんな気分かと思ったら、なんの気分もない。

20分後、点滴おそるるにたらずという気分で、終了。
おれは点滴を克服した。ほめてやろう、おれ。

処方薬を大量に買い、
スターバックスでダブルトールラテを飲む。
暖かな乳性飲料は喉に優しいという
きわめてあたりまえの事実を、いまさらのように発見する。

コンビニで牛乳を買いこみ、帰宅。

電子レンジで作ったカフェオレを用意して、作業再開。
問題は、2日間タバコを吸うなといわれた、いまのおれ。
仕事の節目に煙草が吸えず、いらいら最高潮。
しかし、身体は回復基調。


2000年6月24日(土)その1

朝から映画に大行列
今日はWMCI2
(ワーナーマイカル板橋「私設」友の会第2弾)開催日なり。

朝9時45分ごろ、指定席券を買うため、
板橋SATYにでかけたところ、徳丸口から長蛇の列!!

なんですか、これは!?
まさか、みんな、「ミッションインポッシブル2」レイトショーの
チケットを購入するつもりじゃないでしょうね?
かんべんしてくださいよ。
WMCI2中止になっちゃうじゃないですか。

列の後尾のおたくっぽい男の子に話を聞く。

「これ、なんの行列なんですか」
「映画を観るために並んでるんです」
ぐげげげげ。「M:I-2」か……。

「な、な、なんの映画なんですか」
エスカフローネです(きっぱり)!」
ほ! おれの人生とは関係ない映画であった。
いやぁ、朝からご苦労だねぇ。
がんばって、映画を楽しんでおくれよってな気分。

それにしても、いつも使っている徳丸口は利用不能。
正面エントランスで、開店時間を待つ。
しかし、10時ぴったりになっても、ドアは開かない。
早くチケットを買いたいのに……。いらいら……。
2分遅れで、走ってきた警備員が開けてくれる。
どうやら徳丸口に整理に時間がかかっていたようだ。

エスカレータを5階までかけのぼる。

ワーナーマイカルシネマズ板橋のエントランスを見て唖然とする。
「エスカフローネ」の人たちが、
あの広いエントランスを埋め尽くしている。
デジカメを用意すればよかった。

チケット売り場も人の群れに覆いつくされている。
どこで「一般」映画のチケットを買っていいかもわからない。

とにかく今夜の「M:I-2」チケット18枚(それもいい席)を
確保せねばならないのだ。

制服姿の係員に、
「一般」映画の入場券はどこで買えばいいかを聞いてみる。
しかし、困惑顔の男からは、
「こっちのほうだと……思うんですけど……」と、
ローリングソバットをくらわしてやりたくなる返答。

あきらめて、列の後尾と思わしき人に話を聞く。
しかし、ここでも
「これはエスカフローネの列です」と、きっぱり言い返される。

エスカフローネ。エスカフローネ。エスカフローネ。
おれの知らない作品だけど、なんか、嫌いになったよ。

しかし、その列はやはり、「一般」映画の列であった。
正義は勝つ!
すごすごと並びなおすエスカフローネ野郎。
ざまぁみろ! エスカフローネ。

「これじゃ、チケット買えないじゃねぇか。
映画に間に合うのかよ」
「一般映画」の列に並んでいたおじさんがわめく。

「すみません、
エスカフローネは、ここにならべばいいんですか」
エスカフローネのファンであることをのぞけば、
好感度90ポイントの少女が俺にきく。
「ちがいまーーーーす」
きみに罪はない。悪いのはエスカフローネなんだよ。
きみもアニメファンはやめて、
トム・クルーズの映画を観てみないか。

そんなこんなでチケット売り場へ。
今日は8番スクリーンと10番スクリーンでレイトショーの模様。
めざすTHXシアターは、8番スクリーンだ。
「8番スクリーンのM:I-2を18枚ください」

しかし、発見されていくチケットを見ると、
10番スクリーンの刻印。
「すみません、8番スクリーンで観たいんですけど……」
「8番スクリーンはほとんど売れてて、
18枚分、おとりできないんですが」
「え? もう売れちゃったんですか。
チケットは今日から発売なんでしょ?」
「当館では、前日から発売しておりますが……」

……。

………。

…………。

つまり、前日のうちに、8番スクリーンの553席が
ほとんど売り切れたということですか。

最高の映画を最高のスクリーンで見るWMCI、
情報不足で敗れ去る。
DTS&THXで観たかったなぁ。

来週あらためて、8番スクリーンで鑑賞することを決意。

宮田クリニックへ。
板橋区定期健康診断で大混雑乳幼児阿鼻叫喚地獄の中、
点滴を受ける。だいぶ回復してきた。
えらいぞ点滴。

さらに赤坂へ行って、打ち合わせをすませ、
帰宅後、夜7時すぎまで作業。


2000年6月24日(土)その2

WMCI2
午後7時半、早めにやってきたけーむらくん、石川亨さんと
板橋SATYのそばの居酒屋で軽く飲む。
雨の中、けーむらくんは自転車でやってきたそうだ。

その後、「イタトマJr.」で
さくま嫁さん、グルメバカ娘さんと合流。
ふたりとも、しっかりSATYで買いものをすませている。

9時、ワーナーマイカルシネマズ板橋エントランスに
続々とやってくるWMCI会員諸兄に発券作業。
今回参加の18人を参加申請順にご紹介。

香月涼さま
柴尾といちばん付き合いが長かったプログラマー。
純情なギャルゲーマニア。
●S見さま
プログラマー。「レガイア伝説」では、お世話になりました。
●けーむらさま
映画、音楽、ご当地グッズコレクター
●石川亨さん
鹿児島の熱き血を引く「ヤングサンデー」編集者。
ぼっけもんってやつですか。
●O田弁護士
海峡マニアであることは周知だが、居酒屋の「海峡」ではない。
角銅博之さま
「デジモンアドベンチャー」のシリーズ・ディレクター。
妻子ある怪人……。
●吉川さやかさま
CB’s プロジェクト」専属バイオリン奏者。
●K松さま
プロレス好きの公務員。どんな会場でも双眼鏡とパン持参。
原口一也さま
STFプロジェクト社長。プロレスと歌謡曲とバカ映画が好き!
●さくま嫁さま ●グルメバカ娘さま
さくまあきらさんの日記ではおなじみのおふたり!
井上ジェットさま
熱血漢。漫画と映画とゲームに燃える男!
最近はテレビ出演に命かけてます。
●I田さま
「月刊少年マガジン」編集部。
どうやら当日は誕生日のようだ。おめでとう!
●後藤琢宏さま
某ゲームメーカー勤務にして、
北海道特有の大食漢。プロレスマニア。
●N位・夫のほう、●妻のほうさま
新婚お調子者プログラマー夫と、
居酒屋開業をたくらむしっかりものの妻。
野安ゆきおさま
ゲームを愛することでは、業界でも屈指のライター。

映画「M:I-2」
ワーナー・マイカル・シネマズ板橋第10スクリーンで鑑賞。
音を聞いた感じでは、ドルビーSRっぽい感じ。
8番スクリーンでは、DTS上映だったのだろう。
8番のチケットをとれなくて、かなり残念ではある。

圧巻というか、
「やはり2000年夏はこれしかない」という映画であり、
望月三起也マンガそのもののテイストは
ジョン・ウーの面目躍如!

「チャイナタウン」のロバート・タウン脚本の
卓越したドラマ構造は、唖然とするほどのタイトさで、
シチュエーションをダイナミックに描写するスクリプトの数々に
凄絶な美しさを感じるほど……。

ハリウッド映画の絵作りの常識とは、かけ離れた
フォーカスワーク(=ピンぼけ、ピン送り)に
ティルト(=パンアップ&ダウン)の多用は、
過剰なまでの高速度撮影(スローモーション)とあいまって、
見るものの生理をゆさぶる悪意さえ感じてしまう。

たしか、野安さんがあとでいっていたことだけど、
ふつうなら、3でやりすぎということを、
5までやると、快感になるというのは、まさにこの映画。

映画を観る前に、原口一也という人の情のないやつが、
「知り合いでプレミア試写を観たやつがいて、
そいつが言うには「ジョン・ウーらしさがなくて最低だった」と。
でも自分はジョン・ウーらしさは期待していないし、
なんと、トム・クルーズのプロレス技の
オンパレードらしくて、そこに注目してます。」と、
素敵なメールを送ってくれやがるが、
バカヤロー。高密度ジョン・ウー映画じゃないか。

あるいは、石川亨というぼっけもんが
「ジョン・ウーは男は描けても女は描けてないところが
この映画の弱いところだといってる人がいましたよ」と、
いかがなものかな話を事前にしてくれさらすが、
そんなやつは「エリン・ブロコビッチ」でも、ご覧あそばせ!

これはもう一回、観るっきゃないでしょう。
DTSのTHXで!

朝まで飲もう!
映画の興奮そのままに、「949 海」へ。
参加者は、横ならびで3つのテーブル席へ。
プロレスマニア組、ゲーム組、さくま母子組といった感じで、
大まかに別れ、延々と朝4時まで、あれこれと話す。

プロレスの方は、がんがん食べて、
なんか、ぼくのわからない領域の深い話をしていたようだ。

野安さんのゲーム人生を深く拝聴して、
羨望と嫉妬を感じつつ、
「おれより、ずーーっと人に優しいじゃん」と、つっこむ。

さくま嫁さんとグルメバカ娘さんの圧倒的な存在感が、
初対面の各氏の感動を呼んでいた模様。
さくまあきらさんもすごいが、
家族そろって最強の名をほしいままにしているといっても
過言ではない。

酒を止められているおれは、
ジンジャエールとウーロン茶で朝まで……。
なんか、とちゅうでガス欠気味なり。

ガス欠ながらも朝4時、
雨のワーナーマイカル正面玄関で始発待ちに付きあう。

「いや、プロレステーブルで、
ミッション:インポッシブル2っていうタイトルじゃ、
よくわからないって話になって、
ジョン・ウーのミッション:インポッシブルの方がいいなって……」
なんて話に端を発し、
「小津安次郎のミッション:インポッシブル」とか、
「フェリーニのミッション:インポッシブル」とか、
「大林宣彦のミッション:インポッシブル」とか、
「ダリオ・アルジェントのミッション:インポッシブル」とか、
「溝口健二のミッション:インポッシブル」とか、
「宇野鴻一郎のミッション:インポッシブル」とか、
脱力系バカ話を延々と……。

てなわけで、みなさまお疲れさまでしたぁ!


2000年6月25日(日)

さらば、初号機
目を覚ましたのが、午後2時。
作業をして日記を更新すると、午後6時。
あわてて投票にいってから、国立の妹夫婦のもとへ。

1年10ヶ月前に購入した
A4ノート型VAIO「PCG-767」を譲るためだ。
X1以来、十数年ぶりに自費で購入したPCだけに
ちょっぴり感慨深い。

あらかじめISDNにしておくようにいっていたので、
きっちりターミナルアダプターが設置されている。
感心!! 感心!!

ただ、USBドライバを組み込んだあと、
本体がTAをうまく認識してくれず、
手間どったまま、タイムオーバー。

プロバイダに加入して、
インターネット接続はできるようにしておいたから、
当初目的は達成できたのだけど、なんか口惜しいなぁ。

帰宅後、投票した候補者が落選したのを確認。
なんの感慨もわかないまま、また、作業。
午前5時になんとか、かたづく。


2000年6月26日(月)

赤坂「M:I-2」談義
点滴してから、赤坂で打ち合わせと作業。

仕事をともにする、ある人も週末「M:I-2」を観たとのこと。
しかし、かなり低い評価……。

「ジョン・ウーの映画にしては敵の存在が弱すぎる!
あれじゃまるで、
トム・クルーズが弱いものいじめをしているようだ」とのこと。

なるほど……。ごもっとも……。
そういや「M:I-2」って、
恋人の「もとカレ」にいやがらせをするお話ではある。

話は前後するが、
27日にも「M:I-2」をイマイチと評価する人と話をした。
その人の弁によれば、「M:I-2」は、
ジョン・ウーのセルフパロディのようだったと……。

ほかにも「M:I-2」を観た人の話から
なんとなくわかってきたことは、
その人の映画の志向はともかく、
都心の映画館で観た人は総じて評価が低く、
最新のシネコンで観た人は総じて評価が高いということだ。

そういえば……。
「ダイハード3」か「ジュラシックパーク2」のとき聞いた話だが、
THX認定のイマジカの試写室で観た人と
古い試写室で観た人の感想は明白に違ったという。

いまどきの映画は「音」の環境が重要である。
「音」がよいのは、七難、隠す。

最新の映画館で「M:I-2」を観て、
絶賛しているぼくなんぞ、
音にだまされて、「映画」を観ていないという説もある。

ただ、ピンぼけの映写機で観た映画を
まっとうに評価できないのと同様、
いまどきの映画はやはり、可能なかぎり最高の上映環境で
観るべきではないのか。

配給会社のふるぼけた試写室や
ヤクルトホールのごとき劣悪な環境で映画を観て、
あれこれ評論する人ってのも、信用ならねぇからなぁ。

「映画」になにを求めるか。それは個人の勝手だが、
ぼくは映画に「非日常」を求める。
そんな「非日常」を堪能するためにも上映環境は重要であり、
極上の上映環境で、絵と音にだまされるのは、本懐なり。

なにより、だまされるために、お金を払っているんだから……。

それにしても、
「M:I-2」より1作目のほうが好きって人は多いなぁ。
おれ、1作目がぜんぜんダメだった人なんだけど……。


2000年6月27日(火)

舞台「キレイ 神さまと待ち合わせした女」
今日も点滴。

仕事がらみの、ひょんなことから、
シアターコクーンで松尾スズキ作/演出の
キレイ 神さまと待ち合わせした女」を観劇。

下世話でゴージャスでサービス満点で
優しくて残酷でタイトなミュージカルに、
とことん心地よい眩暈を感じつづける。

観てるだけで、めちゃくちゃ体力を使い、へとへとになる。
この疲労感は、しあわせだなぁ。

それにしても、
奥菜恵がこんな飛び道具だったとは……。


2000年6月28日(水)

いろんな人と…
今日も点滴。
戸越で打ち合わせ。
作業。
SATYでアンジーと食事。
淡々とした一日……?

ああ、いろんなおもしろい人と、
いろんなおもしろい話をしているのに、
日記に書けないのは、つまんねぇなぁ。


2000年6月29日(木)

なぜか東京ディズニーランド
なぜか、手元にディズニーランドの株主優待パスポートがある。
なぜか、有効期限は2000年6月30日までである。
なぜか、午後おそく、アンジーと東京ディズニーランドへ。

舞浜駅に降り立つと、
完成間近のモノレール「ディズニー・リゾートライン」が、
いきなり視界に飛びこんでくる。
7月7日に開業のアンバサダーホテルイクスピアリ
その威容を見せている。

このイクスピアリにも、16スクリーン3488席の
シネマコンプレックス(AMC系列)が入る。
ロサンゼルスのユニバーサルシティを軽く凌駕する
エンターテインメントエリアになるんだなぁ、ここは……。
秋に開業予定のディズニーシーも含めれば、
さらにすごいことになる。

いずれにせよ、
都心で映画を見る時代は、終わったわけだ。

てなわけで、パーク内へ。
2年ぶりの東京ディズニーランド。
アトラクションやトイレの位置まで、
きっちり覚えているもんだなぁと、われながら感心する。

パーク内のレイアウトが、
それだけ、しっかりしてるってことだけど……。

それにしても、すごい混雑である。
平日なのに、この混みよう……。

10年近く前、
台風一過のディズニーランドは、がらがらだった。
「シンデレラ城ミステリーツアー」を
ふたりっきりのパーソナルツアーでやり、
勇気のメダルをもらったことは、
すでに遠い記憶なり……。

アンジーの趣味にあわせて、5つのアトラクションを楽しみ、
「ファンティリュージョン」や「Club Disney」を
遠くから鑑賞して帰宅。


2000年6月30日(金)

心おどらない
板橋SATYでは、ほぼすべてのレストランを制覇し、
3分の2のスクリーンを制覇したおれだ。

当然、あれこれとショッピングもしている。
店内に不愉快な客がいようと、
泣き喚くガキが見渡すかぎりの空間を覆いつくしていようと、
ここはせっかく近所にできたオアシスなのだから、
極力、好きになろうと努めている。

そんなおれでも、困ったことがひとつ。

店内には、bibrosというマイカル系列の書店が入っており、
それなりの点数の書籍を置いているのだが、
まったく心おどらないのだ……。

これはゆゆしき事態である。

最初は店内のレイアウトに不慣れなためかと思い、
時間をかけて、隅から隅まで書棚をチェックした。
しかし、だめである。

本好きを自認しているのになぁ。

板橋SATYにいくたびに、足を運んでいる。
しかし、「買ってくれ」と語りかけてくる本がない。

これだけ本や雑誌、マンガがあるのに、
駅前の小さな書店より、つまらない。

もともと郊外型の書店に色気を感じないおれだけど、
いくらなんでも、ここはつらいなぁ。

レイアウトにメリハリがない。書店の主張がない。
うしろめたい気分で、のぞきみる棚がない。
これを買いたいと思って探しても、その本が見つからない。
おお! こんな本が出ていたのかという発見がない。

書店という書籍流通の最前線が、
これでは、ほんとにいかがなものか。

創作、流通、製作、販売……。
どんな現場でもシステマティックに、
きちんとしたメソッドを活用するのは、当然のことだけど、
そこから人格がなくなり、
無色無味無臭の空間になってしまったら、
財布を持ってるこっちが、好きになれるわけがない。

「おれにむだづかいをさせてくれ」と叫びたくなる。

やはり、本を買うには、池袋にでないと、
いけないわけだね、ああ……。


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