DIARY:2000 JUL.21〜31


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2000年7月21日(金)

海への遠い道
今日は午後5時品川駅集合で、三浦海岸にいく予定。
しかし、赤坂での仕事がかたづかない。
荷づくりもしていない。

膨大なテキストファイルをこねくり回す。
一ヶ所修正すると、フラグの関係上、いろんなところで影響が出る。
こねて、こねて、こねまくる。
頭が悪くなってるので、固有名詞が出てこない。

普通のゲームなら、ありえない注文がでる。
それで仕様をいじらざるをえない。ストレスがたまる。

なんとか、決着をつけたのが、午前11時。
今回、高瀬美恵さんの誕生日を祝おうという企画があるので、
池袋西武百貨店にいく。

バカラショップで、タンブラーを2客購入。
バカラショップは美術館のような空間である。
「包装をするあいだ、そちらのソファでお待ちください」
案内されるまま、座っていると、大型液晶ディスプレイで、
バカラのガイダンスビデオみたいなのを流してくれる。

ついさっきほどまで、修羅場にいたので、
時間の流れの違いにとまどう。

その後、スポーツサンダルとか
衣料品とかビーチマットとかあれこれと購入。

帰宅したのが午後2時ごろ。
寝てはいけないと思いつつ、シャワーを浴びたが、
睡魔には、かなわない。

ちょっとだけのつもりで横になる。
高瀬美恵さんからの電話で目を覚ましたのが、午後4時。
「すまん! 起きられそうにない!
おれのことは忘れて出発してくれ!」
わけのわからないことをいったあと、ふたたび深い眠りに。

目を覚ましたのが午後8時30分。
荷づくり後、「焼肉フランス人」で夕食後、
三田線、京浜急行経由で、三浦海岸に到着したのが、
午後11時30分。
先着のけーむらくん、「鹿(殺)ちゃんY」さんとバカ話をして、
高瀬美恵さんの無防備な寝姿をビデオ撮影後、就寝。


2000年7月22日(土)

風の三浦海岸
三浦海岸は強烈な日差し。
午前11時からビーチに出かける。
寝そべって、ビデオ撮影して、
浮き輪で波間に漂い、また、寝そべる。

海岸で合流した公務員K松くんとYさんが、
ビーチマット上で関節技を掛け合っている。
というより、K松くんが一方的にYさんを攻撃している。

7月の熱い日差しの中、
亀のような防御姿勢をとる妙齢の女性、Yさん。
地球上でこんな奇怪な光景が見られるのは、
三浦海岸だけだろう。

Yさんが浮き輪で沖に泳ぎにいけば、
ジョーズよりたちが悪いK松くんが、
米通商船団をねらうUボートのように水上を追撃。
Yさんを撃沈後、意気揚揚と帰ってくる。

そのあとで、Yさんが
「やられたー! ふつう、女性を蹴りますか……」と、
ぼやきながら帰ってくる。

誤解しないで欲しいのだが、ふたりはプロレスものである。
プロレスものには、われわれ庶民にはわからない
肉体言語があるのだろう。

そんな肉体言語、おれは理解したくもないが……。

海から上がって、投宿先のマホロバマインズ三浦の大浴場で
潮を落としたあと、駅前の「いろは寿司」へ。
当初、去年大好評だった「紀川」にいこうとしたのだが、
いっぱいだったのだ。

しかし、こっちもなかなか、むふふな味。
その値段で、こんなにうまくていいんですかなオオトロや
珍味キャベツ寿司を腹いっぱい食って、宿に帰る。

おれはといえば、そこから深夜まで爆睡。

深夜、高瀬さんの誕生祝い。
寝ぼけつつも、バカラのグラスを渡したり……。
亀の取っ手つき蛇口をプレゼントしたり……。

その後、CDTVの特別番組を見ながら、
あれこれと、深夜3時過ぎまで、バカ話。


2000年7月23日(日)

強風三浦海岸
今日も三浦で海水浴。昨日にも増して風が強い。
横になっていると、強風で運ばれた砂塵が身体を打ち、
ぴりぴりと痛い。

「強風のため、安全装置のないパラソルは禁止します。」
拡声器がそうくりかえす。

浮き輪でぼーっとしていると、風で沖に流されていく。

油断すると、ビーチマットが派手にめくれあがる。

置いていた浮き輪が風で飛んでいく。

海の家で買った焼きそば、焼き鳥、ジャンバラヤを食えば、
砂でじゃりじゃりという食感になっていく。

ちょっと壮絶である。

プロレスものふたりは、プロレス観戦のため、
午後1時に帰っていった。
残った3人はレモンサワーを飲みながら、
だらだらと時間を過ごし、
パラソル全面禁止になった午後3時半、海から上がる。

その後「紀川」にいき、去年同様、
すこぶるうまい寿司を食って食って食いまくる。
鯖、鯵、ビントロマグロ、ムギイカ、馬刺……
3人で8人前くらい食う。
そんなに食って、ひとり5000円程度とは、安すぎる。

満腹で気持ちよし!

帰りの電車の2時間は、眠っていたのであっという間。


2000年7月24日(月)

睡魔と重大発表とPC的飢餓感
疾風怒濤の日々の中休み。
とりあえず、ネットをうろつきまわる。
おお! さくまあきらさんは、ぼくが三浦海岸を目指していたころ、
江ノ島にいらしてたんですか。

三浦も江ノ島も神奈川県。
人と人との行動のシンクロは、そこはかとなく得した気分。

さて、連日の集中作業と直後の休暇のせいか、ひたすら眠い。
作業をしてはネムネム。本を読んではネムネム。
お出かけしてはネムネム。メシを食ってはネムネム。
いかん! そいつはデブのもと……。

こんなときは楽しい刺激が必要だ。
夕方、池袋西武のLIBROに出かける。

その途中、飯田橋方面から携帯電話に着信。
業界の興味深いニュースを耳にする。
裏をとるため、中野坂上方面に数本の電話。
おおおおお! そうですか! そうなんですか!
ドラスティックな事態に、はるかなる思い。

ま、永遠につづく宴はないわけで、
すべては
あたりまえの状態になっていくということか……。

LIBROでは、おだやかに買いもの。
雑誌は「映画秘宝9月号」、「スターログ日本語版夏号」、
「裏モノJAPAN9月号」、「銀星倶楽部19号」、
「裏モノJAPAN別冊 裏仕事師列伝」を購入。

購入書籍は以下のとおり。

「「リサイクル」汚染列島」竹田邦彦著 青春出版社

「宇宙に取り憑かれた男たち」的川泰宣著 講談社+α新書

「日本映画史100年」四方田犬彦著 集英社新書

「書かれなかった戦争論」山中恒・山中典子著 勁草書房

「人生テスト 人を動かす4つの力」岡田斗司夫著 ダイヤモンド社

買いのがしていた本が多いですな。

帰宅後、なぜか無性に
愛機「VAIO PCG-Z505DRK」をいじりたくなる。

「月刊アスキー」の付録CDを使い、
「Office 2000 Premium」を「SR-1」にアップデート。

だが、それだけではおさまりがつかない気分。
そこで、以前、ネットから購入していた
「DVgate2.1アップグレードキット」をインストール。

それでもまだ、ものたりず、
「Internet Explorer5.5」をダウンロード&インストール。

なんか勢いがついたので、
「Microsoft Encarta百科事典」のマンスリーアップデートを
12か月分……。

肉体的、精神的な飢餓感というやつは周知だが、
どうやらパソコンにも、インストール飢餓感って
やつがあるに違いない。

これだけまとめてインストールして、
なにか不具合が出たら、どうしましょう……?

「IE5.01」とくらべて、「IE5.5」では、
目立った変化こそ、わからないが、
以前より、多少、動作がきびきびしているようだ。
それに、少なくとも自分のサイトでは
表示エラーは出ていない模様で、ひと安心。


2000年7月25日(火)

もがきたくなるよな暑さが消えて
「FF9」は評判もわりとよく、
「レガイア伝説」ばりの「霧」も出てくるという話で、
遊びたいのは、やまやまなれど、
まとめて時間がとれないスケジュールの中で、
パッケージさえ買っていない。

やってみたい。遊びたい。雰囲気を確かめたい。

かといって、人生の何かと引きかえに
「FF9」をプレイをするかといえば、そんな気はさらさなく、
こんな気分はいつか来た道、もどり道……てなわけで、
過去の自分に照らし合てみれば、
SFマガジンとか、カメラアサヒとか、
いまは買わなくなった雑誌のようであり、
栗本薫とか、ロバート・ラドラムとか、
いまは買わなくなった作家のようでもある。

変化していたり。進化していたり。パワーアップしていたり。

おれの知らないところで生まれた
新しいなにかも、そこにあるのだろうけれど、
いまの自分に縁がなくなったんだから、
しょうがないじゃないか……。

きみはきみで、がんばってくれ。
おれはおれで、自分の時間をほかのなにかに使うから……。
縁があれば、また、会うこともあるだろう。


2000年7月26日(水)

世に痴れものの種は尽きまじ
がんばれ! 和智正喜さん!
でも、その会社のイニシャルってA社なのか……?

ジョン・グリシャムの超訳
以前、ちらりと耳にしていたが、
最近になって、その事実を確認。

トム・クルーズ(ザ・ファーム)とか、
ジュリア・ロバーツ(ペリカン文書)出演映画の
原作者としても有名な、
リーガル・サスペンスの雄、ジョン・グリシャムの翻訳が
アカデミー出版の「超訳」になっちゃうみたい。

年頭に出ていたクーンツの新刊の巻末広告に
堂々と書いてあった……。

アカデミー出版の「超訳」といえば、
最高にすごい訳文で、感動もの……。
ぼくには縁のない出版物である。
クーンツあたりまでは、どうでもよかったのだけれど、
グリシャムの新刊は、ちょっと困っちゃうなぁ。

いままで新潮社の白石朗訳で満足していただけに、
わざわざ「超訳」していただくには、およびませんと、
いいたくなっちゃう。

「タイムライン」
最近読了した「タイムライン」は、
いかにも、マイクル・クライトン(ジュラシックパーク)な
仕上がりの、セントラルキッチン小説。

つまり、ファミレス味の小説で、
味のランクでいえば、「ロイヤルホスト」クラスか……。
期待値通りによくできてます。

「雲竜奔馬」
さくまあきらさんが最近ハマっている「風雲児たち」。
そのスピンオフ漫画「雲竜奔馬」の4巻を読む。

主人公は、坂本竜馬……なんだけど、
吉田寅次郎、ハリスといったキャラが出るとおもしろくなり、
竜馬が出てくると、トーンダウンしちゃうのね。

すべて、読み手のこちらにある
「風雲児たち」の余韻ってやつか……。

いずれにせよ、幕末から維新のあれこれを
すべて書き尽くしてほしいものだ。


2000年7月27日(木)

コンコルド
コンコルドの墜落でせつないのは、
いまの時代、未来が直線的に進化するものでないことを
あらためて、教えられたことだ。

夢の超音速旅客機が、
燃費、騒音問題、開発費などの理由で、後継機がないまま、
老朽化するという事実。

いや、ゲームの世界に、そんなことを
重ね合わせているわけじゃないですけどね。


2000年7月28日(金)

菊地秀行presentsホラー映画史
赤坂での仕事をぬけだし、
新宿のショットバーで高瀬美恵さん、けーむらくんと合流。
軽く飲んだあと、ロフトプラスワンへ。

前のシリーズから全出席の菊地秀行先生の
ホラー映画イベントもこれで11回目なのである。
今回のお題は「ホラー的後継者問題」。
ユニバーサルのモンスター映画とその続編を
あわせて観ちゃおうという企画なのだ。

「魔人ドラキュラ」と「女ドラキュラ」、
「ミイラ再生」と「ミイラの復活」、
「ロンドンの人狼」と「狼男(狼男の殺人)」、
「フランケンシュタイン」と「フランケンシュタイン復活」。

そんなカール・レムリ率いるユニバーサル初期の作品を
どどっと上映したわけだ。

今回、飯野文彦さんは都合により、
舞台に遅れて登場したのだが、
菊地さんひとりだけの舞台はNHKの教養番組のよう……。

それが、飯野さんの登場によって、
CSの下品バラエティになってしまうのは、
なんというか、当然の展開。

飯野さん「当時のホラー映画にはそんなポリシーがあったんですね」
菊地さん「おっ! いいこというね」
飯野さん「ポリシーって日本語でなんというんですかね?」
菊地さん「え?」
飯野さん「ポリシー……。ポリシー……。せ、せ、せ……
千擦(読み方はご想像にお任せ)ですか!」
菊地さん「ええええええ!!」
飯野さん「ひとつの千擦を守るんですね」

なんというか……。
文章では、その下品さの十分の一も伝えられないし、
伝わったとしたら、このサイトが18禁になってしまう。
これだけ下品なフレーズを連発していても、
女性ファンがしっかりついているあたり、人徳……ではある。

それにしてもユニバーサル映画である。
なんというか、1930年代映画のまったりとした
リズムがじつに心地よく、途中、しっかりと寝ちまいました。

いや、元気があれば、
もっとしっかり見たかったんですけどね。

お開きのあと、例によって、喫茶店でお茶して帰宅。


2000年7月29日(土)

HAPPY BIRTHDAY!
さくまあきらさん、お誕生日、おめでとうございます。
とても不思議なことですが、
さくまさんとうちの亡くなった弟って、おなじ誕生日なんですよ。

キングの新作は買うだけでうれしい
ずっと作業をしていて、いらいら。
午後8時ごろ、気分転換に池袋に出る。
西武百貨店にいき、まずはWAVE。
「妖怪大戦争」、「東海道お化け道中」、「ジャンヌ・ダルク」、
「アイアン・ジャイアント」、「シュリ」、「ディープ・ブルー」を購入。

つづいてLIBRO。
「旅行人」7月号
「ある夜、ピラミッドで」田中真知著 旅行人
「こんなに困った北朝鮮」橋爪大三郎著 メタローグ
「飢饉 ――飢えと職の日本史」菊池勇夫著 集英社新書
「海賊オッカムの至宝」D・プレストン/L・チャイルド著 講談社
そして、そして……、
スティーブン・キングの新作長編「骨の袋」を購入!

キングの長編を買って、気分高揚!
喫茶店でサンドイッチを食いながら、
戦利品をチェックしていると、携帯に着信。
めんどくさい仕事の話で、気分は一気にダウン。

また、遅くまで仕事なり。
仕事がかたづいて、こうして日記を書いているのが午前3時半。
明日は朝9時から、打ち合わせ……。

フリーランスの商売をやる人間にとって、
朝8時は一般ビジネスマンの早朝4時くらいの感覚である。
とほほ……。


2000年7月30日(日)

東映撮影所
大泉の東映東京撮影所で打ち合わせ。
タクシーでいったのだが、案外近い……。
家から池袋にいくより近い距離。

自転車があれば、かんたんにいけそうである。

打ち合わせそのものは、比較的スムーズに12時間で終わる。
12時間がスムーズという感覚も、いかがなものか。
その後、セットを見て感動……。
この感動は3Dモデルには、ないものだなぁ。


2000年7月31日(月)

ロシアの猫
戸越での打ち合わせのあと、
アスミック・エース・エンターテインメントの
小川真司プロデューサー、IT谷さんと渋谷へ。

ロシア料理店、ロゴスキー本店で、
ピロシキを食ったり、シベリア風水餃子を食ったり、
きのこと鶏肉のつぼ焼きを食ったり……。
ロシア料理の濃厚なうまみをたっぷりと堪能。

小川プロデューサーが、
店内に置いてあったチラシをチェックしている。
ククラチョフの世界でたった一つの猫劇場」のチラシである。
30匹の猫と、5匹の犬と13人のピエロのショーである。

曲芸をする猫なら、
フロリダ半島の南端、キーウェストで見たことがある。
あれは数匹の猫だったが、30匹の猫のショーとは……。
想像するだけで、すさまじい。

小川プロデューサーの細君も猫好きだが、
わが家のアンジーも猫好きである。なんせ、ネコだからな……。
俄然、いきたくなり、ぼくもチラシをもらう。

帰宅後、すかさずeプラスで、チケット購入。
便利な時代だなぁ……。


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