DIARY:2000 SEP.21〜30


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2000年9月21日(木)

10年目の撮影
イエネコのアンジーとの同居10周年ということで、
朝9時から午後1時まで、
日本フォト企画横浜スタジオにて、6カットを撮影。
いやはや、女は魔物、男は添えものですな。

その後、横浜中華街「萬珍樓點心舗」で、
あれこれ食べ、ランドマークタワー経由で帰宅。


2000年9月22日(金)

東京ゲームショウ2000秋
セガとスクウェアの不参加など、
「どうなることやら」の「東京ゲームショウ」のため、幕張へ。

幕張到着後、山本耕一さん、高田直幸さん、原口一也さんと
軽くお茶を飲み、雑談。

その後、のんびりとブースを見てまわる。
マイクロソフトのXboxプロトタイプ出展の噂もあったが、
さすがにそれもなく、
今回の注目は「PS2」関連のソフトといったところか。

「鬼武者」、「GT2000」をすこし触ってみる。
「鬼武者」は職人の域。
「GT2000」は"これってゲームですか?"。

ワンダースワンカラーで「FF」もやってみるが、
なつかしきゲームのアーカイヴ・ハードウェアといった感。
ハドソンのブースは、ゲームショウ開催ごとに、
テーマを大きく変えるハドソンらしく、今回はネット中心。

うざったいのは「iモード」ブース。うさんくささ全開。
もっとうざったいのは物販スペース。プロのコミケか。ワンフェスか。
マニア相手にクローズドサーキットを構成する志向には、
つきあいきれない。そうですか。そっちをめざしますか。
勝手にやってください。ぼくとは関係ないです。

そこからマリブダイニングの居酒屋にて、約8名で酒盛り。
「10月の最初の週末に合コンやろうよ!」
「あいつのことは、絶対に許せない!」
「だから、企画ってのは人格に直結してるわけだよ」
「西川口の店で、もうたいへんで」
「それってプッシュ型の発想でしょ?」
「この人、吉祥寺のキャバクラぜんぶで顔なんだよ」
「その包茎の手術ってどうなのよ?」

午後4時半から8時過ぎまで延々つづくバカ話。
すっかり酔っぱらっちまった。

千鳥足で東京駅構内を
京葉線ホームから、山手線ホームまでたらたら歩き、新宿へ。
「三汁二菜」で、けーむらくん、高瀬美恵さんと合流。

今日はまだまだ終わらない。

菊地秀行presents
「怪奇映画史4 君たちがいて僕がいた」

菊地秀行ファンには、すっかりおなじみのこのイベント。
舞台にも客席にもおなじみのメンツ……。
今回は、9月25日に51回目の誕生日を迎える
菊地先生のためにファンの方々の祝福が……。

kikuchi birthday 1kikuchi birthday2
(左)井上雅彦さん、菊地秀行さん、外谷さん、飯野文彦さん。
(右)観客席には大きな横断幕。

cakeasoko
(左)ファンの方が作ったケーキ。
(右)切り分けられたケーキには、怪しげな局部が。

今回はユニバーサルホラー後期の作品群を4本紹介。

「フランケンシュタイン対狼男(1943)」
「フランケンシュタインの家(1944)」
「ドラキュラの家(1945)」
「凸凹フランケンシュタインの巻(1948)」

狼男、フランケンシュタイン、ドラキュラ……。
ユニバーサルホラーの歴代モンスターが総出演する作品である。
シリーズものの後期作品が対決ものやコメディになるのは、
洋の東西をとわずといったところ……。

途中、観客席に顔を見せている作家さんたちが、
壇上で絶妙なトークをやっていたそう……だが、
すみません。完全に眠ってました。
だって、早起きしてたし、幕張でいっぱい歩いたんだもん。

酔生作家、飯野文彦さんだが、
今回は下品度70%といったところで、
はじめての人にも安心……。

終了後、出演者のみなさんとお茶を飲んで帰る。


2000年9月23日(土)

クリエ
PDAというより、電子手帳といったほうがしっくりくる自分は、
やはり、ザウルス党というか、シャープ党なのだろう。

シャープの電子手帳がまだ2行表示のころから使い(PA-7000)、
その後、4行表示のPA-8500に順調に移行。
PA-9500を経て、名機PV-F1を長く愛用。

その後、ザウルスは出たものの
PV-F1本体の美しい質感は捨てがたく、
ザウルスを買ったのは、PI-7000から……。

ただ、昨年、ザウルスアイクルーズ「MI-EX1」を購入したものの、
本体質感のひどさにあきれはて、あまり使わないまま破損。
そのまま、放りだしている。
定価16万円の商品を放りだすおれも、困ったものである。

最近では、メールも受けとれ、インターネットも確認でき、
当然、電話帳代わりにも使えるスーパードッチーモを
購入したことや、外出先にノートPCを持ち歩くこともあって、
以前ほど、電子手帳の必要性を感じることはなくなった。

そんな自分にとって、
PDAに求める機能はノートPCのOutlook2000と同期して、
手軽に使えるスケジューラである。

さて、「柴尾はきっと買うだろう」という大方の予想通り、
購入しました、SONYのクリエ「PEG-S500C/D」!!

ここ、数日そのクリエを使ってきた。結論からいおう。
ザウルスのほうが圧倒的に使い勝手がいいのは事実である。
はじめてPDAを購入するのなら、まず、間違いなく、
ザウルスをすすめるね。

撮影したデジカメ写真をメモリースティックを介して、
見せられるといっても、
256色表示では、たちの悪い抽象画のよう。

ジョグダイアルで、閲覧できるといっても、
インターフェイスの練りこみが甘く、
結局、スタイラスペンで画面を操作することになる。
便利に使えるのは、漢字変換のときくらい。

クリエの配送が遅れたこともあって、
ネットでクリエの評判をあれこれ聞いていたのだが、
圧倒的に多かったのは、カラー反射型液晶画面の暗さ。

ただ、これは心配していたほど、ひどいものではなかった。
バックライトの暗さにしても、
目が暗さに慣れるほど、暗い環境ならば、十分使える。

Outlook2000との同期だが、同梱のHotSyncでは、
メールのデータだけしか、転送できないものの、
市販のIntelliSyncを購入すれば、
痒いところに手が届く便利さ。

USBを使っての同期はめちゃくちゃ早いし……。

さて、ザウルスでは可能な漢字手書き入力が、
クリエ……PalmOSでは、
手書きアルファベット→ローマ字→漢字変換になる。

これは、かなり敷居が高い入力法だ。
なにより、特殊な一筆書きアルファベット、Graffiti文字を
習得しなければならない。

じゃ、それがつらいかといえば、それほどでもなかったりする。
時間に余裕さえあれば、結構、楽しいのだ。
iモードの10キーででメールを書くのにくらべれば、
100倍くらい楽だし……。

今後、この楽しさが実際の利便性をしのぐかどうか……で、
最終的な判断がつくんだろうけどね。

でも、ほんとにザウルスって、よくできていたよなぁ。
PV-F1くらいデザインがいいザウルスができたら、
クリエは捨てちゃうかもしれない。


2000年9月24日(日)

バイオPCG-Z505CR/K
早起きして、シドニー五輪の女子マラソンを堪能。
そこにソニースタイルから、PCG-Z505CR/Kが届く。

いやぁ、また買っちゃいましたよ、バイオ……。
1ヶ月前、コーヒーで昇天したPCG-Z505DRKの代替機として、
PCG-Z505GRKを購入したばかりだというのに……。

いや、ほんとは買うつもりがなかったんですよ。
でも、そのあたりの経緯を書いた日記をお読みになった
長崎の方が商談を持ちかけてきたわけです。

「新製品が出る直前に、現行機を買ってしまい、
中途半端な性能向上にお悩みのあなた、
わたしがその現行機を買いましょう。
それで新製品を買うのは、いかがでやんすか」

「いいでやんす!」

即決なり。

今回は使用中のVAIOが生きていてくれるおかげで、
環境の移行も楽チンである。
iLINKでお手軽に接続して、すいすいとデータを吸い上げられる。

マイクロソフトから届いていた「Windows2000 SP-1」や
雑誌の付録についていた
「Office2000 SP-1」、「IE5.5」なども含め、
あれこれとアプリケーション類もインストールしていたら、
一日が終わってしまった。

さて、前回のインストール時にむちゃくちゃ難儀した
FAT32からNTFS5へのハードディスクファイルシステム変換だが、
いまごろになって、SONYからサポート方法が発表されていやがる。

遅いよSONYと嘆きながら、一気にNTFS5に変換。

ただ、純正DVD-ROMドライブから、
DVDムービーが見られないという新たな問題が発生。
たぶん、新しくなったビデオドライバーとエンコーダーとの
コンフリクトだと思うんだけど……。うっきー!


2000年9月25日(月)

巨人優勝セール
昼食をとりに板橋SATYにいってみたら、
巨人優勝セールとのことで、殺人的な大混雑。

食堂街は優勝記念メニューとかで、
松茸セットとか、松茸セットとか、松茸セットとかを
中華料理屋で、うどん屋で、洋食屋で提供している。

おれ的には松茸の記憶に新たな歴史が書きこまれた思い。

じつは昨日からずーんと胃が重かったのだが、
「ガスター10」を服用したら、劇的に改善。
やはり、注意書きがいっぱい書いてある薬だけに、
よく効くもんだなぁ。


2000年9月26日(火)

落としても水をかけても壊れない
コーヒーを飲ませて、VAIOをおしゃかにした自分にとって、
こんなパソコンが好適なのかもしれない。

それと欲しいのは、Gショックな携帯電話。
1.5倍くらい大きく、2倍くらい重くなってもいいから、
防水&防震スーパードッチーモって、作ってくれないかなぁ。

カスタマイズしてこそのクリエ
パームOSは、あれこれアプリケーションをインストールして、
カスタマイズしなければ、気持ちよく使えない。
「予定表」がわりに「Datebk3」と、「HotDate」を
「メモ帳」がわりに「NeoNote」を
ほかにも割り勘計算アプリ「DutchTreat」をインストール。
同期をとるためには、「IntelliSync」を使っている。
作業そのものは楽しいんだけど……ね。

これはいいやと思うと、無料のフリーウェアではなく、
有料のシェアウェアだったりするわけで、
1000円、2000円と使っているうちに
たいした金額になっていくわけだな。

ゲームの世界といっしょで、
何千種類ものアプリケーションがあったとしても、
ほんとうに「売れる&使える」アプリは、
そのうち、数パーセントだったりするのは、しょうがない話。

おや? とみさわさんもVISOR買いますか。
Palm仲間になりますか。情報交換しましょうね。


2000年9月27日(水)

開発は夜動く
どうして、開発末期になると、どこの会社でも
夜型の作業になるのだろう?
午後2時ごろに電話をかけても、担当の人間は不在だったりする。

陣中見舞いのシュークリーム25個とともに
クレアテックに到着したのは、午後8時。

シュークリームは板橋SATYで行列が絶えない
「ベアードパパ」のもの。

軽くチェックするだけの作業と聞いていたので、
ノートPCなしの身軽な装備でいったのだが、
実際には、重装備が必要な作業。
しかたないので、あいているPCを使わせてもらう。

うっきー。
調教(?)されていないMS-IME97って、
こんなに使いにくかったんだ。
いらいらしつつ、作業を進めているうちに午前3時。

やばい。家に帰って、
ほかにも終えなければならない作業があるのだ。

残った作業は宿題にしてもらって、帰宅。


2000年9月28日(木)

さらば、4代目ノートPC
帰宅後、早朝まで作業をしつつ、
PCG-Z505GR/KのOS再インストール作業。
その後同梱パーツやマニュアル類をそろえ、箱につめる。
日本通運の女性ドライバーが集荷にきたのは、午前9時。
やれやれ……。

HD + S-VHS
ビデオデッキはずっと、ビクター製を使っているのだが、
ハードディスクドライブとS-VHSテープを一体化したこの新製品には、
かなり心を動かされるものがある。

生活のスタイルに仕様があっているんだよな……。

使いこむほど楽しいクリエ
いかん、なんだかんだいってはいたが、
PalmOSは楽しすぎる。

カスタマイズしたアプリケーション群で、
データを加工していく楽しさは、
凡百のゲームをしのぐものがある。


2000年9月29日(金)

お祓い
午前9時40分、府中多摩(旧大映)スタジオ内で、
大国魂神社の宮司さんを招いて、今年2回目のお祓い。
服喪の昨年なら、どちらも欠席したところ。

前回の(別作品の)お祓いとくらべて、背広姿が多い。
なんだか不思議な感じ。
オールスタッフの打ち合わせに顔を出し、
取材にちょびっと答える。

午後2時、アスミックエース・エンターテインメントの
小川真司プロデューサーが運転するクルマにIT谷さんと便乗。
甲州街道沿いのSizzlerで、食事&雑談。

新宿駅でクルマからおろしてもらい、
ヨドバシカメラで、あれこれ買いもの。

さくまさんと、福ちゃんと……
午後4時45分、神宮前のさくまあきらさんのお宅へ。
今後のプロジェクトの確認作業とか、
人生と結婚についてあれこれ……。

あれこれ話しているうちに、
さくま組の巨人(物理的に文字どおり)福ちゃんこと、福本岳史さんが、
新妻をつれて到来。
つまりその、新婦のお披露目なのである。

奥さまはF1がお好きだそうで、
福ちゃんはモナコグランプリに連れていかなければ、いけないそうで、
ふたりで百万円くらいの旅費が必要なのだそうで、
そいつは、つまりその、たいへんである。

午後7時、さくまファミリー、福本夫妻とともに、青山の「穂積」へ。
ああ……。そうですか。ここが「穂積」ですか。
さくまさんの都内和食第一シードですか。

ていねいにこしらえてあるものをばくばくと食べることこそ、
最高の幸福。
つまり簡単にいえば、料理が優しいのである。

彼氏に求めることの不変の第一位は優しさであると人はいう。
でもね。
料理に求めることの不変の第一位は優しさなのだと、
おれは気づいたよ。気づかされたよ。
ああ……。最後の「そば」と「葛きり」なんて、
優しさのとどめだよ。

うれしいなぁ。

その後、新婚カップルは夜の闇に溶け込んでいき、
結婚10年のご一行は、「ブルドッグ」で四方山話。

そうですか、ドラクエ、クリアしましたか。
そうですね、門限は守った方がいいですね。
そうなんです、山本耕一さんったら、もう……。
まいっちゃうね。

優しさの余韻とともに、おれも闇に溶けちゃう。


2000年9月30日(土)

フラメンコ・スペクタクル「カルメン」
イエネコ、アンジーと渋谷へ。
BUNKAMURAオーチャードホールにて、
舞台上でステップを踏み、躍る馬で話題(?)の
フラメンコ・スペクタクル「カルメン」を鑑賞。

きちんとした構成。テンションあふれるダンサー。
コルネットとドラム主体の饒舌なバンド。
いろいろな意味で意欲的な舞台ではあるんだけど、
なにか生真面目すぎて、いまひとつ楽しみきれなかった。

情熱的なモティーフをもつ素材を、
枠にはめすぎて、料理しすぎた感が強い。

今回、前から六列目の中央という
よすぎる席に座ったんだけど、
バンドが生で演奏する部分と、録音されたビゼーの曲の部分の
「音」の違いも大きすぎて、
酔いが、しらふにもどされることも多かった。

奔放でふしだらな女といわれるカルメンに、
歴史的にまっとうで現代的な意味を持たせようとした
その意図はたしかに伝わるんだけど……ね。


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