映画「弟切草」初号試写
五反田のイマジカ第一試写室で、映画「弟切草」の初号試写。
今年の3月から、小川真司プロデューサーにたのまれ、
あれこれシナリオのお手伝いをしてきた作品。
今年の日記で、アスミック・エースエンターテインメントとか、
戸越銀座で打ち合わせとか、書いてあったのは、
すべて、映画「弟切草」のプロット打ち合わせだった。
戸越銀座には、制作会社のサンセント・シネマワークスがある。
むちゃくちゃ真剣に映画に見入る。
なんとも、楽しかったなぁ。
たぶん、「ブレアウィッチ・プロジェクト」をひきあいにだす
映画評も出てくるとは思うけれど、
印象としては、大林信彦の「ハウス」など、
時間的空間的無国籍感が漂い、虚実が往来する
まっとうなプログラムピクチャーに仕上がったのではないか。
3月に打ち合わせを開始した時点で、
第一のオーダーは
「ゲーム感覚のホラーを」ということだった。
この映画が「ゲーム感覚」なのかどうかは、
なによりゲーム作りの当事者である自分にとって、
かえって、よくわからない部分もある。
しかし、きちんとしたサービス精神に裏打ちされた
エンターテインメントに、なっているんじゃないかな。
下山天監督、おみごとです。
公開は2001年12月27日。
拡大公開ですから、
なるべく、音と絵のいい新しい映画館でご覧ください。
バック・トゥ・ザ・さかえ通り
試写終了後、イマジカの地下食堂で打ち上げ。
脚本の中島吾郎さん、監督の下山天さん、
小川真司プロデューサーと、あれこれ話して、散会。
映画「弟切草」は、20世紀最後に完成した日本映画で、
21世紀最初に公開される日本映画になりそう……とのこと。
ほんとですか。
その後、「人身事故」で止まっている山手線を避け、
地下鉄で高田馬場へ。
大学時代……、
毎週、土曜日になれば、かならず通っていた「ちゃぼ」という
酒場があった。
予約こそ、していなかったものの、
ワセダミステリ・クラブの面々が、まず、まちがいなくやってくるので、
土曜日の夜は、奥にある8畳ほどの座敷を開けておいてくれた。
その座敷で、映画や小説の話はもとより、
お座敷芸を競いあう東西対抗芸能合戦や、
年間10大ニュース決定委員会を開いていた。
人生において600時間くらいは、「ちゃぼ」にいた。
空費かもしれない。浪費かもしれない。
でも、とにかく楽しかったなぁ。
その「ちゃぼ」が新装開店したというので、
ワセダミステリ・クラブ関係、今世紀最後の忘年会を
ここで開こうという趣向だ。
集まったのこんなメンツ。
うちの学年から、
三重博一くん、MANTRAくん(ともに神楽坂の出版社)、
川崎勉くん(テクニカルライター)、O田くん(古物商)、
小川真司プロデューサー(アスミック・エースエンターテインメント)。
2学年下からは、「Newtype.com」の矢野健二編集長と
O田弁護士、「月間少年マガジン」編集部のI田くん。
3学年下からは、けーむらくんと、高瀬美恵さん。
15年前に飲んでたのと同じメンツ、お店の人もまったく同じ、
食べられるツマミもまったく同じで、
話してる内容も似たようもの、
ただ、店の内装だけが変わったという感じ。
結局、看板まで「ちゃぼ」で、ねばり、
記念写真をバシバシ撮りまくる。
深夜、「いろはにほへと」に移動して、3時近くまで飲む。
いまだから聞けるあんなことやこんなことを
小川プロデューサーからじっくり聞く。
小川プロデューサーは、
RPG「レナス」シリーズのプロデューサーでもある。
「映画は、事前にあれこれあっても、クランクインすれば、
とにかく完成するものだけど、
ゲームは、ずーーっと手をかけないと、完成しないからなぁ」
あはは……。ほんとにそうだね。