DIARY:2001 JAN.1〜10


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2001年1月1日(月)

21世紀! うそみたい
リアルタイムで、この日記をお読みのかたがた、
みなさんも……、ぼくも……、
その中で、骨を埋めることになる世紀のはじまりです。

気ばって、楽しく、やりましょうね。

前橋駅前のイトーヨーカ堂の初売りにいったあと、
義父母、義兄夫婦と、あれこれしゃべって、
午後10時過ぎには、就寝。


2001年1月2日(火)

前橋→東京
イエネコ、アンジーにつきあって、前橋の市街地へ。
初売りでにぎわうデパート?「スズラン」や
「前橋西武」から名前が変わった「LIVINA前橋」、
書店「喚呼堂」で、あれこれショッピング。

たしかに大型店の店内はにぎわっているのだが、
商店街は閑散としている。
正月のせいもあるが、県庁所在地だというのに、
静かさが、あたりまえになっている町。

前橋駅を降りて、まっすぐ歩いても、
駅前のケヤキ並木の左側は駐車場の間に
ぽつぽつと2〜3階建てのビルがあるばかり。

ゲーム「シムシティ」で
失政をしたあとのマップみたいだ。

ぼくの出身地、八幡もせつない町だけど、
前橋のせつなさも格別。製鉄と製糸の差はあれど、
どちらも、かつて日本を代表する産業があった都市。

そんな産業が空洞化し、残ったものは、
公営ギャンブルばかりなり。

さて、ここから東京の家に帰るためには、
何度も乗り換えをしなければならない。

最短ルートは、高崎で新幹線に乗り換えるパターンだが、
それでは、つまらないので、
在来線にこだわって帰ることにする。

一瞬、高崎と八王子を結ぶ八高線で帰ることも考えたが、
正月早々、暗い気分になりそう……。

結局、前橋から普通電車で大宮にいき、
埼京線快速で武蔵浦和、武蔵野線で北朝霞、
東上線で東武練馬まで帰る。


2001年1月3日(水)

映画「ゴジラ×メガギラス」
正午、ワーナーマイカル板橋にいったものの、
チケット売り場は大混雑。
うーん。正月の娯楽といえば、映画が王道!
されど、おれはといえば、怖気づいて帰宅する。

結局、目当ての映画を観たのはレイトショーの午後9時20分。
ゴジラ×メガギラス G消滅作戦」である。
ワーナーマイカル板橋4番スクリーンにて鑑賞。

今回、各方面で評判のいい「ゴジラ」だけれど、
作品を見て、納得。なるほど、これはおもしろい!!

そのおもしろさをあえて説明すれば、
平成「ゴジラ」シリーズの中で、
はじめて、退屈するシーンがなかったという点に尽きる。

平成「ゴジラ」シリーズって、
本線に関係ない思いつきのごときアクションシーンや
素人歌舞伎のごとき、弛緩した見栄の特撮シーンに
イベントと勘違いして参加する大物役者のくさい演技と
退屈な要素の氾濫で、辟易していた。

アメリカ版「ゴジラ」に文句をいう人は多いけれど、
アメリカ版は、平成「ゴジラ」のどの作品より楽しめたというのが、
いつわらざる気持ちであった。

(アメリカ版「ゴジラ」は「ゴジラ」というタイトルじゃなくて、
「原子恐竜の逆襲」とかいうタイトルなら、
もっと素直に楽しめたとは、思うけどね)

今回の「ゴジラ」は
ひたすらにテンポがよく、底抜けに明るいタッチ。
ともすれば、深刻になりうるシナリオを
家族映画として、健やかに撮ったその感覚は、
まさに東宝娯楽大作の名にふさわしい。

近作でいえば、「バーティカル・リミット」と等価の
映画的醍醐味を堪能できた。

巷間、指摘されるように、
たしかに科学考証、歴史考証の点では、
100や200の「おいおい!」……つっこみどころもあるんだけど、
そもそもゴジラなんて、物理法則を凌駕した「妖怪」が存在する
空想娯楽時空で、そんなケチをつけるのも、不粋のきわみ。

大島ミチルの重厚にして軽快なテーマが鳴り響く中、
田中美里扮するヒロインに、
ドラマのフォーカスをきっちりあてている。
そんな主要な部分に女性をおいたことも含め、
いらざる「こだわり」から、小気味よく飛翔した痛快な作品である。


2001年1月4日(木)

いまごろ年賀状!
年賀状をくださったみなさま、どうもありがとうございます。
柴尾はやっといまごろ、年賀状を作り始めました。
ごめんなさい! ごめんなさい! ごめんなさい!
きっと、週明けまでには届くことでしょう。

宛名面はレーザーモノクロプリンターで、
内容面はカラーインクジェットプリンターで、
印刷しているんですが、
インクジェットプリンターの印字スピードに辟易。
1枚、刷るのに、2分ちかくかかります。
(そのわりには、あっさりした内容だったりするんですけど)

いったい、この印刷はいつ終わるのでしょうか。
午後10時から、深夜3時を過ぎても
まだ、終わりません。

明日から、上越スキー旅行です。
旅行の前って、いつもこんな調子だなぁ。

Xbox!?
Xboxの本体&コントローラ写真が流出
なんか、セガのいやーんな流れを汲むコントローラになってるようで、
ほんとにこれだったら、いやーーんなり。


2001年1月5日(金)

かぐら・みつまたスキー行
スポーツの冬がやってきた。
スポーツといえば、スキーしかやらないぼくにとって、
1〜3月は、スポーツのシーズン。

机仕事に明け暮れる自分にとって、
この時期、ゲレンデにいくことが、
肉体をチェックするために必要な作業なのだ、
きっと、おそらく、いや、たぶん……。

昨夜は午前4時半まで、年賀状の印刷をしていた。
午前9時に起床後、荷造りを簡単に終え、
池袋西武内の旅行代理店へ。

O田弁護士が今回不参加になったため、
そのキャンセル手続きをする。
その後、喫茶店で年賀状に一筆書きそえ、
西武の7階にあるポストから投函。

午後3時40分、上野駅ジャイアントパンダ像で
イエネコ・アンジー、高瀬美恵さん、K松くんと待ちあわせ、
午後4時2分発のたにがわ451号で、越後湯沢へ。

谷川岳の下を貫く大清水トンネルをくぐると、
一面の雪景色……というより、とんでもない大雪である。
大雪警報発令中の上越エリアのど真ん中。
昨夜は震度5弱の地震で、雪崩も起きていたという。

「とんでもねー」ところに来ちまったなという感じ。

20分ほどタクシーに乗り、みつまた旅館街へ。
今回お世話になったのは和田ロッヂ
正真正銘のスキー宿である。
体育会系御用達な感じの宿で、
出てくる夕食のボリュームもすごい。

初日の夕食は、イタリア風魚介鍋に、シチュー。
二日目は、食べきれないほどのしゃぶしゃぶ。
三日目は、刺身にかに・海老・ホタテ鍋。
繊細な味というわけではないが、
きちんとおいしく食べられる。

宿を経営するご家族も、とても明るく、
ひたすら居心地がいい。
施設こそ古いけれど、磨きこまれた風格も感じられる
大学時代にいったスキー合宿を思い出し、
懐かしくもうれしくなる。

ちょっぴり困ったのは、百円硬貨投入式のテレビ。
まぁ、これも懐かしいから、いいか……。

大学時代の下宿を思い出すような畳敷きの部屋にもどり、
酒を飲みつつ、下品なバカ話に、うたた寝……。
午後11時半、都内から5時間かけ、
女性アナリストのSさんの運転するクルマが到着。
けーむらくんもクルマの中から姿をあらわす。

Sさんもほかのみなと同様、ワセダミステリ・クラブの後輩だが、
じつに久しぶりに顔をあわせる。
IT関連の話もまじえつつ、基本はやっぱり、バカ話。
たらたらと話して、夜遅く就寝。


2001年1月6日(土)

積雪270センチの恐怖
一夜明けたものの、あいかわらず、どか雪は、やまない。

リフトに乗っていると、寒さ……ではなく、
冷たさに、体がしびれてくる。
風がないのが、せめてもの救い。
大半のリフトも休止状態。

自然と、レストハウスでの休憩時間が多くなる。

そんな中、みなの先頭をきって、
コースを先導していたおれの身にとんだ災難がふりかかる。

ゲレンデの節目で休んでいたスノーボーダーの壁をすりぬけ、
進もうとしたところ、足の裏にズブブブブといやな感触が……。
新雪ゾーンである。

やべっ!
さきに見えるコースに、いこうとしていただけなのに、
とんだところに入っちまった。

傾斜もほとんどない。
方向を変えようとしたが、スピードは落ちる。
体は沈んでいく。
板が完全に下を向いているようだ。
潜水艦になった気分。
体が止まったとき、腿のあたりまで、
ずっぽり新雪に埋まってしまった。

まず、左足を雪から抜いて……。抜けた。
つぎは右足を雪から抜いて……。抜けた。
また、左足を抜いて……。
抜けない! 動かない! にっちもさっちもいかない!

水平に「しぇー!」をしている体勢のまま、
動けなくなってしまった。

じゃあ、左足の板をはずして……。はずせない!
本気で困る。

あごを上げて、周りを見回す。
Sさんが笑ってる。アンジーが笑っている。高瀬美恵が笑っている。
ゴーグルをつけてはいるものの、口角が上がっている。
そうか、そんなにおれの「水平しぇー!!」が、おもしろいか。
ばかやろー。こっちはマジでやばいんだ。動けないんだぞ。
ああ、雪の中って、寒くないななぁ。暖かいくらいだなぁ。

スノーブレードをカンジキのように使うけーむらくんが、
左足の板をはずしてくれた。なんとか動けるようになる。
もがきながら、新雪ゾーンを進む。

途中、体重をのせた左足が沈み込み、
腰の深さまで、雪の中に潜ったときには、ぞーーーっとする。
右足に板を履いているので、途中で止まったものの
この雪の深さは半端ではない。
270センチの積雪を文字通り体感。

雪に跡をつける親子
夕食後、宿から5分ほど歩いたところにある
入浴施設「街道の湯」へ。

キーンと冷えた空気の中、露天風呂にのんびり、つかるおれ。
雪のかたまりを露天風呂のお湯に溶かして遊ぶ、
小学3年生くらいの子どもがひとり。

その様子を見ていた父親。
「ばか! 雪で遊ぶんなら、そこの洗面器にガバッと、とってこい!」
いたずらに豪快な発言である。

洗面器からたっぷりすくった雪を
たがいの頭に載せあう親子。
頭の上に真っ白な雪を載せた親子は
雪国河童のおもむき。

「頭が冷たくて気持ちいいな」と、父親。
「どうだ? これが露天風呂の醍醐味ってやつだ」と、
まちがった教育を息子にほどこす。

そのうち、息子が立ち上がり、自分の股間に雪を押しあてる。
女性はご存知ないかもしれないが、男性には股間に突起物がある。
その突起物が文字通り雄型となって、雪に雌型を作るわけだ。
雪の中の型を眺める息子。

「おう! そいつは効くんだ!」
なにがなににどう効くのかは、不明だが、
父親も立ち上がり、洗面器からざっくりと雪をすくうと、
自分の股間に押しあてる。

たがいの型を見せあう親子。
じゅうぶん見たあと、その型の残った雪塊を湯船の中に入れ、
お湯に溶かす。

お忘れかも知れないが、
湯船には、おれもつかっている。

その後、怪しげな挙動をする息子に、大声でこういう父親。
「おう、冷えたからって、風呂の中で小便漏らすんじゃねぇぞ」
おれの知らないタイプの教育方針の、すばらしい親子だなぁ。


2001年1月7日(日)

スキー日和
雪がやめば、こっちのもの。
みつまたエリア→かぐらエリア→田代エリアと、
ゲレンデ全体を横断する。
心地よく疲れる。

夕食後、ふたたび「街道の湯」へ。
今夜は大混雑。限られたカランを待つ裸体の男たちが、
洗い場付近に立ち並ぶ。

露天風呂からその様子を見る。なかなか壮観なり。
けつ、けつ、尻、けつ、けつ、けつ、尻……。

宿で八海山を買いこみ、たらたらと飲む。
Sさんの持ってきた「VAIO C1」でネットサーフィンしたり、
下品な話をしたり、バカ話をしたり……。
午前2時過ぎに就寝。


2001年1月8日(月・祝)

GALAで温泉だけ
若いころは、3泊のスキーツアーといえば、
まる4日は滑っていたものだけれど……。

外は冷たそうな雪が降っている。
朝食時に決をとると、圧倒的多数が滑らずに帰宅を選択。
当然の結果であろう。

イエネコ、アンジーは一足先に新幹線で、帰京。
K松くんとSさんは、クルマで帰京。
残ったぼくらは、タクシーでGALA湯沢へ。

GALAで滑るわけではない。
GALAの湯でのんびりとお湯につかり、
始発の新幹線に乗って、帰るというプランだ。

GALAのスキーセンターで、
高瀬美恵さんと「Typing of the Dead」をプレイ。
おれもタッチタイピングは、そこそこできると思っていたけれど、
高瀬美恵さんは、ゲキ速!!

タイプを打ち始めるのは、こちらのほうが速いんだけれど、
ミスタッチが多いこともあって、
あっという間に抜かされてしまう。

ぜんぜん、かないません。

その後、プランどおりにお風呂に入って、
新幹線で帰京。
車内でワセダミステリ・クラブの後輩たちと、遭遇したりする。
彼らはおなじ、みつまたの民宿に泊まっていたそうだ。

楽しいスキーツアーだったなぁ。


2001年1月9日(火)

正月早々、リバウンド
つまり、スキーなんてイベントの期間中は、
あれこれ面倒な制約をつけるより、
思いきり楽しんで、思いきり食って、思いきり飲んで、思いきり寝る。

それが、つまり、長期的なダイエットをやる上で、
重要なことだと愚考する次第。
人が生きる上でもっともたいせつなものは、
メリハリであろう。

メリハリの結果が1.8キログラム。


2001年1月10日(水)

ハドソンで会議
ハドソンで「桃太郎」会議。
会議終了後、さくまあきらさんに連れられ、
土居孝幸さんと西麻布へ。
当初、「たぬき」に案内してもらうはずだったのが、
「たぬき」は正月休業中。

結局、すぐ近所の「麻布食堂」で、オムライス三昧。
オムライスの優しい味が、ダイエット腹に心地よい。

え? なんですって?
近所にミルクレープのおいしい店がある、と?
「ドゥリエール」ですか。
これがそのミルクレープですか。

シャクッ!(←フォークですくった音)
ハグッ!(←口に入れた音)
ムホーーーーー!(←何かに感動した音)

大きくカットされたミルクレープ。
たてにフォークを入れていき、すくって食べるのだけれど、
食べ終わるのがもったいなくて、
ひとすくいごとに、その量が少なくなる。

ああ、メリハリ(前日の日記参照)!

「奥さんにお土産、もって帰らなくていいの?」
「ど、土居さん、たしかにそうですけど……。
じゃあ、ミルクレープを……」
「あれ、1個でいいの? ゼブラもおいしいよ」
ゼブラはミルクレープにチョコレートをはさみこんだケーキである。
食べたい……。

気がつくと、土居さんに
お土産まで、ごちそうになってしまった。

ああ、メリハリ(前日の日記参照)!


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