DIARY:2001 JAN.11〜20


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2001年1月11日(木)

映画「弟切草」完成披露試写会
午後6時30分、
映画「弟切草」の完成披露試写会を観るため、
ホテル西洋銀座そばの「ル テアトル銀座」へ。

一般の観客を対象とした、はじめての上映だけに、
映画を観て、どんな反応をするかなど、
あれこれ、気になるわけだ。

ゲームの世界では、限られたデバッグの現場を除いて、
「お客さんの反応をダイレクトに観る」機会がないだけに、
ちょっと、わくわくしたりもする。

ゲームであれ、映画であれ、
エンターテインメント作りに関わる身としては、
お客さんの「顔」を観たいという欲が、もっとも強い。

まずは、出演者4人と監督の舞台挨拶。
下山天監督や奥菜恵さんのことばに、ちょっと、どきどき。
なにより、とばしまくった「ホラー映画」だけに
みんな、「おっかなびっくり」な部分もあるんだろう。

初号に続いて、2回目の「弟切草」だったけど、
監督の「遊び」がいたるところに観られて、けっこう楽しめた。

上映終了後、館内やトイレ、通路、エレベータなどで、
観客の「ことば」に耳をすませる。

「たしかに怖かったんだけど、
なんか、狐につままれたような感じ……。
ほんとに、怖がっていいのかなぁ?」

そんなところかな……。
狙いどおりといえば、狙いどおりなんだけど、
ちょっと複雑な心境。

また、上映期間中に劇場で反応を見ることにしよう。

午後9時、徳間ホールで別の試写会を観てきた
イエネコ・アンジーと銀座で合流。

さくまあきらさんに教えてもらった
燻製料理店「煙事」で、コース料理を堪能。
極上のベーコンを使ったカルボナーラスパゲティが、絶品なり。

帰宅後、電話で小川真司プロデューサーと
今日の試写会の件などなど、あれこれ、話しあう。


2001年1月12日(金)

映画「オーロラの彼方に」
客席から絶え間なく嗚咽が聞こえてくる。
気がつくと、おれも涙を流している。

ニューヨークにオーロラが輝く夜、
30年前の父親と無線がつながる。
それは、消防士だった父親が事故死する前日だった。
いまなら、父親を救える……。

「ある日どこかで」、「タイム・アフター・タイム」、
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズ、
「スタートレック4 故郷への長い道」、
「12モンキース」、「バンデットQ」、
「タイムトラベラー きのうから来た恋人」などなど、
時間をテーマにした映画には、名作が多いが、
オーロラの彼方に」も、正しくその系譜に連なる美しい作品だった。

今日が最終日。
ワーナーマイカルシネマズ板橋12番スクリーンで、
レイトショーを鑑賞。

観た人の多くがいうように、この作品の後半は
思いがけない展開を見せてくれる。

ただ、それは決して唐突なものではない。
見おわれば、わかることだが、その意外な展開も含め、
「父親と息子」の共同作業の形で、
肉親の絆をきちんと描いているのは、脚本の技。

なにより心を豊かにしてくれたのは、
「肉声」という情報を交わすこと。その感動である。
肉体ではなく、情報がタイムトラベルする設定が
抜群にすばらしい。

タイムトラベルものというジャンルが、
あるのかどうかは、知らないけれど、
この作品の登場で、今後のタイムトラベルものは
大きく変わることになるだろう。

シナリオの面では、それほどの「ちから」がある作品。

ちなみに映画の冒頭、クローズアップの多用と編集のリズムが、
視覚的につらい部分があった。
調べてみたら、やはり、テレビ出身の監督だった。

ま、そのあたりは、10分も観れば、気にならなくなることだし、
作品がビデオ化されたときには、プラスに働く要素だろう。
劇場公開は終わったけれど、ビデオになったときは、ぜひ!!


2001年1月13日(土)

映画「レッドプラネット」
ワーナーマイカルシネマズ板橋3番スクリーンにて、
火星探査映画「レッドプラネット」を鑑賞。

この映画、日本ではサブタイトルに「映像新世紀」という
意味不明のフレーズをつけている。
つまり、そう呼ぶしかないくらい、宣伝さんが困るタイプの作品。

おなじ火星探査映画でいえば、
「ミッション・トゥ・マーズ」の255倍くらい誠実に作っているが、
「ミッション・トゥ・マーズ」の方が、8倍くらい、おもしろい。

ハリウッド作品の大半は、
アメリカの国策映画であるという陰謀史観な観点でいえば、
NASAの火星探査計画に追い風を吹かせるために、
作られたような作品ではある。

しかし、おれは、こんな火星には、いきたくないぞ。

さまざまなアイディアが、興味深くちりばめられているが、
物語を推進する強力な動機づけがない。
映画を支配する対立的な構図がない。

だから、主人公たち、探査チームにふりかかる
さまざまな危機に感情移入できない。

こういうのは、つまり、
「対岸の火星を見るようだ」と、表現すればいいのかな。
失礼しましたー!


2001年1月14日(日)

映画「オープン・ユア・アイズ」
Amazon.comから届いたビデオ「Open Your Eyes」を鑑賞。
スペイン語音声に英語字幕という面倒な環境だが、
ペネロペ・クルズ出演作品とあれば、鑑賞せねばなるまい。

作品は、虚実いりみだれる凄みのあるサイコサスペンス。
やはり、ペネロペ・クルズは美しいなぁ。
親しみのある顔立ちのラテン・ビューティ。
内容もけっこうだが、ごひいきのペネロペ・クルズに
見ほれてしまった。

しかし、そのあと部屋を整理していて、とほほ……。

なんと未開封DVD「オープン・ユア・アイズ」があるではないか。
こっちは、ポニーキャニオンから発売されているから、
きちんと日本語字幕がついてるぞ!

あのめんどくさい映画鑑賞は、なんだったのでしょう。
わざわざ、アメリカからビデオを取りよせたことに、
なんの意味があったのでしょう。

わが家のダンジョンは、宝の山……。
探せば、まだまだ、いろいろあるかもしれない。


2001年1月15日(月)

映画「グリーンマイル」
あれだけ鮮烈な原作をいったいどのように映画化しているのか。
それが気になる映画「グリーンマイル」をDVD鑑賞。

驚くほどていねいに原作をトレースしていた。
たくみな映像化に心も動かされた。
しかし、スティーブン・キングの原作小説を
読んだときの感動にはおよばない。

小説にあった「メメント・モリ」というテーマが
映像に反映されていない。

「泣かせ」の要素が強すぎて、
「生きる」こと、それ自体の喜びが希薄になっていることが、
感動を浅薄にしているのだろう。

おなじ原作者、おなじ監督なら、
「ショーシャンクの空に」の方が、冴えていた。

いや、これも傑作なんですけど、
公開後、時間もたっているし、みている人も多いから、
ちょっと辛口にしてみました。


2001年1月16日(火)

映画「13デイズ」
ワーナーマイカルシネマズ板橋、1番スクリーンにて、
キューバ危機を正面から描いた「13デイズ」を鑑賞。

ええええ! これ、「カクテル」とか、「スピーシーズ」とか、
「ダンテズ・ピーク」の監督が撮ったの?
じゃ、脚本がいいのかと思ったら、
えええ! 「ホーンティング」の脚本家ぁぁぁぁ!?と、
びっくりするくらい、完成度の高い作品。

最終核戦争の瀬戸際までいったキューバ危機。
その映画に対して、「ゲーム」を感じたといえば、
不謹慎のそしりを受けても、しかたがないけれど、
やっぱり、これはダイナミックなゲーム映画なり。

「ゲーム理論」が脚光を浴びたのは、
冷戦時代だったことは、周知の事実だが、
「13デイズ」は、そんなゲーム理論の一例「囚人のジレンマ」を
ダイナミックに、展開していくような作品。

「囚人のジレンマ」とは……。
2人の囚人がいる。
両方が黙秘して自白しなければともに1年の服役。
一方が自白し他方が黙秘したときには
前者は釈放、後者は10年の服役。
両者が自白した場合にはともに5年の服役になる。
もし両方が協力して自白しなければ
両者には明白な利益が存在するにもかかわらず、
協力関係のない場合にはそれぞれ最悪の事態を避けようとして、
結局は両者はともに自白するという行動をとるようになる。
(「現代用語の基礎知識」より抜粋)

リズミカルな演出の中で、明白にカードを出しあう
ゲームの大きなうねりを感じさせてくれる。

ちなみに、同種の知的興奮を味わえる映画としては
「クリムゾン・タイド」がある。

ケビン・コスナー主演にしては、
本人がでしゃばりすぎないのも、すばらしい。
そうだよ、おまえ、いままで、しゃべりすぎてたんだよ。

戸田奈津子さんの字幕も、がんばっては……いる。
ただ、tactical short-range missileを
「戦略短距離ミサイル」と訳すのは、致命的。
「戦略」と「戦術」は、大きな違いです。

毀誉褒貶あるケネディ大統領だけど、
ネガティブに描いくよりも、ポジティブに描いたほうが
映画的カタルシスは高い。

やっぱり、かっこいい政治家を描ける国は、
強いなぁと思ったりもするわけだ。

これはねぇ、脳みそを絞りつくして、働くお父さんの映画でもある。
そのお父さんが、合衆国大統領や
特別補佐官だったりするだけなんだけどね。

NHKの「プロジェクトX」など、好きな方も、ぜひどうぞ!


2001年1月17日(水)

映画「シックス・デイ」
「13デイズ」の翌日は「シックス・デイ」!
ワーナーマイカルシネマズ板橋7番スクリーンで鑑賞。

派手なアクション、盛りだくさんのプロップ(小道具)、
生とアイデンティティへのメッセージ、ユーモア……。
娯楽映画というか、「シュワちゃん映画」のすべてが
絶妙に調和した風格あるエンターテインメントだった。

作品にリッチなテイストを生み出したのは、
イギリス生まれの職人監督、ロジャー・スポティスウッド。

「わらの犬」の編集で名をはせた人だけに
映画のリズム作りが抜群にうまい。
スポティスウッドは「007」シリーズに新風を吹き込んだ
「トゥモロー・ネバー・ダイ」の監督でもある。

映画そのものに新味はまったくないが、
シュワルツェネッガー映画とロビン・ウィリアムス映画に
新味を求めようというのなら、思いちがいというもの。

大きな人が、派手なアクションをするのが、
シュワルツェネッガー映画だし、
太った人が、子どもじみた行動をするのが、
ロビン・ウィリアムス映画でしょ?

映画、ゲーム、小説……、エンターテインメントというものは
その中で、とことん楽しませて、終えたときに、
お客さんに、ほんのちょっぴり、心のお土産を持たせるのが最上。

この作品は、「もしも自分にクローンがいたら……」と
考えさせてくれる、お土産がある。

ただ、お土産ってやつは、
多すぎても少なすぎてもいけないのは、
結婚式の引き出物と同じこと。
小さいとわびしいし、大きすぎるものは、めんどくさい。

ほんとに、よくできた映画でした。


2001年1月18日(木)

映画と仕事の両立
じつは、映画「弟切草」公開記念企画として、この日記で、
10日連続映画レビューをたくらんでいたのだが、あえなく断念。
仕事が煮詰まってきては、DVDで映画を観る余裕もなくなる。

くやしいなぁ。
今回は1週間連続映画レビューということで、
いつか、きちんと10日連続に再挑戦する予定。

なに! これが「桃鉄」!?
ハドソンでの打ち合わせで、
制作途中の新作「桃鉄」をちらりとみせてもらう。
むちゃくちゃびっくりして、かなり感動する。

悪魔の誘惑
ダイエット継続中では……ある。
そうですか。銀座の「竹の子」ですか。大分料理ですか。
え! 関サバですか。ぺろり。
おお! 関アジですか。ぱくり。
あらま! からしレンコン。かじり。
とととと! 琉球めし。はぐり。
 うひゃあああ! 豊後牛。ごくり。

天使の財布で悪魔の所業!
これだから、さくまあきらって人は。

ダイエット継続中では……あった。
そうですか。お茶にしましょう。銀座でコーヒー。
砂糖入れなきゃ、コーヒーなんて、カロリーないです。
え? 土居さん、ケーキ頼むんですか。
じゃ、ぼくも……。
え? さくまさん、そのケーキ残すんですか。
じゃ、もったいないから……。

天使の財布で悪魔の所業!
これだから、土居孝幸って人は。


2001年1月19日(金)

ADSL両天秤
「佐川急便です!」
「はーい!」

サインして受け取った荷物の送り主はeAccess
アナログ電話回線を使って、高速インターネットを実現する
ADSLサービスの接続会社である。

荷物の中身はADSLモデム(ルータタイプ)。
つまり、ADSLに必要な機器だ。
あれ? なんでいきなり、モデムが送られてくるの?

話は10日前にさかのぼる。

インターネット高速常時接続の夢をかなえるために、
あらたに電話回線をひき、ADSL業界のパイオニア、
東京めたりっく通信に、申し込みをしたのだが、
その後、1ヶ月近くたっても、なんの連絡もない。

ネットで読んだ話によれば、2ヶ月待ち、3ヶ月待ちは、
あたりまえらしいんだけど、
連絡なしの放置プレイが、あまりにも長すぎる。

一部の開発途上国や戦後の混乱期の日本では、
電話の開通までに1年以上待つのは、
あたりまえだったらしい。

だが、ここは21世紀の日本である。
ITな会社が、顧客候補に、何週間も自発的に連絡をとらず、
自社サイトに言い訳のような告知があるだけというのは、
いかがなものか。

コンピュータの技術革新とおれの忍耐力はドッグイヤー!
通常の数倍の速さで、時間が流れるのだ。

「東京めたりっく通信」の駅貼りポスターには、
うろ覚えだが、こんな文句が書かれていた。
「あなたは、長い待ち時間に、何千円も払っている」
つまり、高速回線の優位を訴えるポスターなんだけどね。

おれは心を決めた。
「一円も払わなくても、長い待ち時間は、いやだ!」
そこで、eAccessにも申し込むことした。
ADSLサービスの両天秤である。それが1月9日のこと。

eAccessの場合は、
プロバイダーを別に指定しなければならない。
ぼくはBIGLOBEを選んだ。
すでにBIGLOBEの「るんるん」コースに加入していたからだ。

BIGLOBEからのメールによれば、
以下のような手順で、作業が進むらしい。

1.お申込み
2.NTTによる適合検査
3.eAccessからお客様へNTT適合結果のご連絡
4.NTT局内工事
5.モデム宅内工事
6.ADSL接続サービス利用開始
7.ADSL接続利用開始日の翌月1日をもってコース変更完了

それがいきなりのADSLモデム送付で、ちょっとびっくり。
なんの連絡もないのもこまりものだが、
連絡なしに、いきなりモデム送付というのも、心臓に悪い。
だいいち、モデムをもらっても、
勝手にぼくが接続工事をするわけにはいかない。

eAccessのサポートに電話を入れると、
どうやら開通のめどが立った模様。その後、
回線工事をアウトソーシングしているサービス会社に電話をして、
工事の日程も決まった。

うひひひひ……。
もっと早く、eAccessにしておけばよかった。

13時40分、東京めたりっく通信にキャンセルのメールを出す。
17時54分、「キャンセル承り」のメールをもらう。
すばやい対応にびっくりする。

その翌日、 「metallic.サービスにお申込みいただいた皆様へ」宛の
「回線利用料(電話線接続料金)値下げのお知らせ」メールが届く。
キャンセルした翌日に届くとは、いかした処置だぜ。

顧客データベースの更新が遅れているための誤配らしく、
メール本文にもそのように書かれてはいるんだけど……。
東京めたりっく通信の社員の方も、たいへんそうではある。


2001年1月20日(土)

長崎は今日は雨だった
午前8時、JAS361便で羽田空港から長崎空港へ。
こんな時間に出発するのは、JASマイレージカードのおかげである。
長崎行きのJASには、ちょうどいい時間の便がない。
しかし、マイルは貯めたい。
結果的に東武練馬の自宅を出たのは、午前6時であった。
ほとんど徹夜なり。

空港に到着したのは午前10時ごろ。
氷雨の降る長崎は、東京都はまた違った寒さ。
空港から長崎駅までバスを使えば、1時間弱なのだが、
それじゃつまらないので、高速船に乗ることにする。

高速船は大村湾を南西に20キロ近く進み、20分で時津に到着。
天気が悪いので、景色もいまひとつである。
タクシーで、ホテルニュー長崎に到着したのは、午前11時。
結局、バスとそんなに変わらない結果になった。

今回の旅行中、ちゃんぽん、皿うどん、トルコライスという
長崎名物三点セットを腹に入れるのが、おれの目標。
この際、ダイエットは忘れよう。

まずはトルコライスだ。
ホテルニュー長崎の地下には、直営の洋食店「ロードス」がある。
ここで、トルコライスをオーダー。

ところで、トルコライスをご存知か。
ピラフ、ナポリタンスパゲティ、カツレツがワンプレートにのった
ダイエットには不向きなすてきな食べものだ。

「ロードス」のトルコライスは、ひたすらうまい。
しゃきっとしたスパゲティの歯ざわりと香ばしいピラフの味。
そこに濃厚なソースつきのカツ! 堪能しました。

ホテルのチェックインには、時間がある。
駅前にあるショッピングセンター「アミュプラザ」へ。
ここは昨年9月20日にできたばかり。
ショッピングセンターは大好きなので、歩き回る。
空気が明るく感じのいいショッピングセンターなり。

THE NORTH FACEのショップで、不覚にもシューズを買ってしまう。
旅先で靴! しかも、東京でも手に入る製品を買うことへの
抵抗などまったくない。欲しいときが買うときじゃねぇか。
きっとそうだ! そうにちがいない!

ほかにもお土産を買ったりしたのだが、まだまだ時間がある。
このあとのことを考えて、
アミュプラザ内のヘアサロン「SHAMPOO BOY」でシャンプー&ブロー。

じつは、昨日散髪にいったばかりなんだけど、
このあと、ひさしぶりにネクタイを締めるわけだから、いいでしょう。
こういう状況で顧客カードを書くのは、ちょっと申し訳ない感じ。
来店時の交通手段は「クルマ」でも「JR」でもなく、
当然「その他」なんだけどね。

午後2時、チェックイン。部屋の中に入った途端、眠る。
午後4時に起床。略礼服に着替える。

山本家・岡田家 結婚披露宴
もともとこの結婚披露宴に参加するはずではなかった。

新郎の山本耕一さんは、KTNテレビ長崎のアナウンサー。
2000年の4月15日にはじめてお会いしてから、
メールは何通も交わしていたものの、直接お会いしたのは2回だけ。
ただ、おなじ北九州市出身、おなじ映画好き……と
意気投合ということばは、いくつになっても、ありうるのだなぁと
心から思えるすてきな人である。

しかし、本来出席するはずだったさくまあきらさんのご都合がつかず、
急遽欠席。その名代となって参加した次第である。

出席した感想をまず、書こう。
とびきりすてきな結婚式だった!
とびきりゆたかな結婚式だった!

出席したすべての人の心に残り、
いつまでも語り草となる結婚式だった。

媒酌人挨拶、主賓祝辞、祝電披露、祝舞、乾杯の音頭、
ウェディングケーキ入刀、友人スピーチ、カラオケ、
キャンドルサービス、両家代表謝辞……。

結婚式と聞いて、思いつくすべての内容がある。

いくつもの結婚式に出席して、
「またか」、「早く食わせろ」……などなど、思いつつ、
やはり、仕事やお付き合いの関係で、はずせないんだなと
思わざるをえない内容の数々なのだが……。

この披露宴は、そういった内容に、ひと味足して、
出席者を退屈させないように……というより、
出席者の心をもてなすために、たっぷりの工夫を加えているのだ。

祝電披露では、さくまあきらさんからの
感動的な祝電が読まれたあと、
地元ベテランアナウンサー橋口泰介さんの人を食った「祝電」ネタ。

「祝舞」の前後は、主賓の方々を審査員にして
「新春かくし芸大会」審査形式風にする。
この審査員がまたすごい。
高校サッカー三冠をなしとげた国見高校の小嶺忠敏監督、
春高バレー優勝の井上博明監督、ショッカーO野こと大野浩さん。
審査形式とはいえ、得点は全部満点……なんだけどね。

ウェディングケーキ入刀の前は、
山本耕一さんの番組「テレビみゅーで」の
人気コーナー「こんやのもう一品」式の料理ショー。

今日のもう一品 ケーキ入刀
(左)ウェディングケーキ入刀前の料理ショー。
「これからケーキを作っていきます。材料は今日の出席者とそのご家族、
親戚ご一同の分、4000人分です。小麦粉800キログラム、卵240ケース、
ベーキングパウダー20.5キログラム、ホイップクリーム250キログラム、
砂糖800キログラム、バター300キログラムをご用意ください。
では、まず卵をといていきましょう」(極秘入手した当日構成脚本より引用)

(右)まさかほんとにその場で
ウェディングケーキを作っちゃうとは……(うそ)。

花嫁強奪!
さらに2度あったお色直しの前には、かならず寸劇が入る。
地元の劇団員扮する野武士や、ギャング団に
新郎が切られて、撃たれて、花嫁は強奪という寸法。

「おいおい! 結婚式に「切られる」はねぇよ!!」とは、
ショッカーO野さんの弁だが、
そこまでやるなら、花嫁をとりかえす新郎のかっこいいところが
欲しかったよーとは、ぼくの意見。

ウェディングケーキ入刀のあとは、緊急記者会見。
地元放送局に新聞各社の方々(ご友人)が、
リアルな報道現場さながらに、新郎の過去を暴き、
新婦との未来を質問していく。

今回、司会もKTNのみならず、長崎の放送各社から
アナウンサーが登場し、入れ替わり進行する形式。

戸田圭祐さんも引っぱりあげられ、
ふつう披露宴では語られないような新郎の過去を暴露!
その衝撃の瞬間の写真撮影に成功したので、(↓)ご覧ください。

そんな騒然としたあとだが、
花嫁友人のスピーチがとてもよかった。

スピーチを聞いていくうちに、新婦の由美子さんの
ストレートで、飾らず、優しく、一途な人柄が、
自然に染みこんでくるようだった。


(左)衝撃の過去が明らかに?(右)スーパーライダーズバンド演奏。

KTNテレビ長崎の有志からなる「スーパーライダーズ」の
バンド演奏では、新郎自身がキーボードの前に座り、
新婦と一緒に歌ったり……。

キャンドルサービスでは、新郎自身が実況中継しながら、
テーブルのキャンドルに火を点けていくといった次第。
いやはやここまで、いろんなことをやる新郎は、はじめてみました。

お色直しの最中には、チンドンかわち屋さんのステージがあったり、
いろんなところでサービス満点。


(左・右)花嫁強奪の模様。

生きていくことに真剣になれる新婦の魅力と
人をもてなすことに真剣になれる新郎の魅力。
普通の仕事をされている新婦側のお客さんと
マスコミが多い新郎側のお客さんと。

結婚披露宴は、生まれも育ちもちがうふたりの人間が、
ひとつになって生活を作るデモンストレーション。
その意味で、ふたつの縁が交差するこの「場」は
幸せに満ち、豊かさに満ちていた。

それにしても4時間の結婚披露宴は、初めてだったなぁ。
これだけ退屈しない披露宴も、初めてだけど……。


(左・右)キャンドルサービスの間もしゃべりっぱなしの新郎。

二次会
二次会は会場を移し、ホテルJALシティ内の「桃苑」。
新郎新婦の到着を待つ間、
ショッカーO野さんのパワフルなしゃべりに圧倒される。
同じテーブルについた新婦の同僚を退屈させないように
あれこれ、話しているんだけど、とにかく、すごいや……。

今回、ショッカーO野さんとは初対面だったのだが、
とにかく純粋で真剣な方。
いまどきこれだけ「常識」にこだわる人には、
なかなかお会いできない。

新郎新婦到着後は、携帯電話を使ったゲーム。
ぼくはといえば、ゲームに当たることはなかったけれど、
新郎に哀願電波を送っているうちに、
ジェレミー・ブロックサイン入り「ボーバ・フェット」
アクションフィギュアというお宝が、転がりこむ!

わははははは……。長崎はいいところだなぁ。


(左)新郎新婦到着。(右)万歳三唱はショッカーO野さん。

三次会
三次会は新郎なじみのカクテルバー「仏蘭西屋」。
マスター、羽田健輔さんは新郎の長崎の父ともいうべき人。
マスターをまじえ、新郎の大学以来の話をじっくりうかがう。

本当にいい気分。
そのせいか、ちょっぴり、うとうとしてしまう。
午前3時半ホテルにもどる。


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