柴尾英令、西へ
時間がないときにかぎって、
どうして、じゃまが入るんだろう?
新幹線の時間に間に合わせるために
いそいで荷造りをしているとき、呼び鈴が鳴る。
室内の防火施設の点検だそうだ。
「すぐ終わる」というので部屋に入れ、チェックしてもらう。
5分ほどで終了したので、
実害はなかったのだけれど……。
そんなこんなで東京駅2時52分発の「のぞみ19号」に乗車。
昨夜はほとんど寝ていなかったので、
車内でたっぷり寝るぞと意気ごむものの、ちっとも寝られやしない。
ひさしぶりの旅行気分で、興奮しているのかな、おれ?
「M」
京都駅で連絡をとってみる。
なんと、わざわざ、さくまあきらさんと土居孝幸さんが
京都駅まで迎えにきてくれているというではないか。
ありがたや。ありがたや。恐悦至極!
京都駅内の伊勢丹百貨店地方物産コーナーや
手塚治虫ワールドへ。ミュージアムショップに
感じのいいアトムシャツがあったのだけど、
Lサイズがないとのことで、購入断念。
手塚治虫ワールドには
アニメの彩色をiMACで模擬体験するコーナーがある。
小さなお子さまのためのものだ。
しかし、土居さんはその前に座り、
いきなり、アトムの顔をごしごしと消し始める。
かわりに描いたのは、ビンボー神の顔である。
ボンビーな顔にアトムの肉体……。
アイコラにもほどがある!
そして本日のメインイベント。
某割烹「M」へ。
食の暴力。素材の暴力は、あいかわらずである。
ああ……。
もちろん、ふぐや牛肉を焼いてくれたり、
ナマコがコリコリしていたり、
もはや、これぬきで「M」は語れない、鴨鍋に舌鼓を打ったり、
とどめのカレー&ハヤシライスにしびれまくったり、
レギュラー陣はますます健在の観。
それに加えて、新オーダーもすごい。
ふぐと白子を混ぜたのをサンチュ風に白菜で巻いて食べたり、
ねぎをたっぷり載せて食べる京風おでんを上品に食べたり、
ごめん、もう、おれ、だめに、なっちゃう、かも。
さらに冷酒をぐびぐび飲んでるうちに、舌が回りまくり!
あんなことや、こんなことをしゃべくりまくる。
しかも、なんと、今回はさくまさんと土居さんが
ごちをしてくれるというではないか。
ああ……。
ぼくがなにか 悪い いいことをしましたか。
なんですか、柴尾を太らせてもろくなことになりゃしないですよ。
柴尾の肉が欲しいというのなら、いってください、シャイロック。
いくらでもあげますぜ。
食後、京都相互タクシーの宮本さんの運転するクルマで
ロイヤルホストへ。
明日の行動予定をあれこれ練る。
じつは柴尾は小中高の学生時代、修学旅行でさえ、
京都にきたことはない。したがって、
三十三間堂、清水寺、金閣寺、銀閣寺、伏見稲荷といった
京都のマストアイテムを見たことがない。
せいぜい嵐山でサイクリングをしたり、
化野念仏寺にいったついでに
「裸の大将記念館」をのぞいた程度だ。
かたよっている。
そんな柴尾がどんな京都を見るのか、
それは明日の日記を乞うご期待。
それにしても京都ロイヤルホテルの電話回線から、
ネットに接続してるんだけど、28.8Kbpsしか出ないなり。
あまりにも遅くてせつなくなるなりよ。