DIARY:2001 MAR.11〜20


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2001年3月11日(日)

おけいすし
成沢大輔が寿司を食べたがっている。
いろいろたいへんなのだろう、寿司につきあってやろう。
きっとさくまあきらさんは、そう思ったにちがいない。
おけいすしならば、おれもいく。
おれは単純に、その尻馬に乗ったわけだ。

ひさしぶりのおけいすしだが、仕事のよさはまさに絶品。
ぺろりぺろりぺろりと、ぺろりがぺろりする。
ああ、うまかった!

ふと気づくと、さくまさんとは3レンチャンのディナーである。
いいのだろうかと、がらにもなく思ったりする。
ま、いいか。

ふと気がつくと、ここのところ美食続きである。
ダイエット継続中なのにいいのだろうかと、
がらにもなく思ったりする。
ま、いいか。

自分への寛容さは肝要だ。

その後、「To The Herbs外苑店」へ。
軽く飲むつもりだったんですよ。それなのに成沢大輔ったら、
ワインのフルボトルを2本もオーダーしちゃってくれちゃって……、
でね、真理子さんとゆりちゃんのうけがよろしいので、
ついつい、あたしったら、
下品なネタでとばしまくっちゃうわけですよ。

人のせいにしちゃいかんな。
ええ、あたしゃ、下品な話が大好きです。

飲み足りない男ふたりは、新宿へ。
「Rit Bar」で、どろどろと飲む。
ああ、いろいろ書きたいけど、書けない話ばかりじゃないか。


2001年3月12日(月)

ショッピングは狂気である
西武百貨店WAVE、LIBRO、
ビックカメラ池袋本店、ビックパソコン館で、気が狂うほど
いろいろ買いまくる。

「ドラゴンの眼 上・下」スティーヴン・キング
「歴史を考えるヒント」網野善彦
「墜落 第二巻 新システムの悪夢」加藤寛一郎
「ISDN/ADSLルーター徹底活用ガイド」猪口修道
「裏モノJAPAN 4月号」
「スーパー・ニッポニカ2001 DVD-ROM版」
「インソムニア」鬼束ちひろ
「ザ・ビートルズ 1」
「ベスト・オブ・アバ」
メルコ エアステーション「WLS-L11S-L」
メルコ エアコネクト「WLI-PCM-L11」
シャープ 「TU-HVR100」

ばか……ですね。


2001年3月13日(火)

ただ粛々と
目を覚ましたのが、午前9時50分ごろ。
きのう買って、早速セッティングした「TU-HVR100」の電源を入れる。
「NHK-BS Hi」で放映された午前7時のニュースをチェックする。
電源を入れた時点で最新のニュースが勝手に録画されているのは、
「いつでも録画機能」のおかげ。

この日本で、BSデジタル放送開始以来、個人で
BSデジタルチューナーを2台も買った珍しいバカがここにいる。
ドリームキャストさえ持ってないゲームデザイナーなのにね。
いやまぁ、安くなったから買うってもんじゃないのさ。

午前中に、無線LANの設定をすませる。
LANの設定って、いらいらするほど、うまくいかなくても
ほんのちょっとしたことで、解決するものだなぁ。

ノートPC2台分が無線PC可能になったところで、
メインのPCG-Z505CR/Kに
「スーパーニッポニカ2001」をインストール。

なんせDVDの内容ぜんぶを入れるので、時間がかかる。
その間、板橋SATYに出かけ、「魚屋一代」で寿司をつまむ。
SATYはポイントカード優待フェアとかで大混雑。
ショッピングにかけるおばさまがたの狂気をたっぷり浴びる。

帰宅後、エンジン全開で作業。
作業中あれこれ調べるのに「スーパーニッポニカ」が役に立ちまくり。

赤尾先生の手のひらの上で踊る柴尾としては
「TU-HVR100」寸評を明日あたりにやるつもり。
こいつ、予想以上のタイムシフトマシンですぜ。


2001年3月14日(水)

「TU-HVR100」
ファーストインプレッションレポート

商品に未来を感じるのは久しぶりだなぁ。
そのため、ひたすら長文なり! 覚悟せよ!!

TU-HVR100」が、
「BSデジタルハイビジョンチューナー付きHDビデオデッキ」ではなく、
「デジタル録画機能付きBSデジタルハイビジョンチューナー」と
デジタルチューナーがメインであるかのように
命名されているのには、なるほど、理由があるわけね。
それが買って2日目の実感。

放送番組をハードディスク(HD)に録画する商品には、
SONYの「Clip-On」を筆頭とするHDビデオレコーダーや
VAIO「RX」シリーズのような情報機器があるのだが、
「HVR100」は録画もできるチューナーとして、
つまり、チューナーの進化形として
第三のカテゴリーを主張しているかのようだ。

もちろん、BSハイビジョン番組を
そのままデジタル記録保存できるという、
D-VHSレコーダーと同等の使用法が可能になったのは、画期的だが、
そんなのは、「HVR100」の魅力の一部分でしかない。

ひとたび、「HVR100」をセッティングすると、
テレビ受像器本体のチューナーを使わなくなる。
地上波だろうが、BSだろうが、
「HVR100」を通し、視聴する癖がつくのだ。

ふつうに番組を見ている背後で、
「HVR100」内蔵のHDが
コンスタントにその番組内容を記録している。
チャンネルを切り替えてもきちんとそれに同期する。

もちろんユーザーがそれを意識する必要はない。
ただね、テレビを観ていてこんなときはないだろうか。

「TU-HVR100」のあるお茶の間
「いまのニュース、うちの近所じゃなかった?」とか、
相撲で「ものいいがついたけど、ちょっとあやしいなぁ?」とか、
「あれ、いま女優がパンチラしてなかった?」とか、
「うひゃああ。見逃したくないんだけど、おしっこいきたい」とか、
HD記録を思い出すのは、そんな気になる瞬間だ。

うっかり見逃したり、聞き逃したり、
こんな番組なら、録画しとけばよかったなぁと思ったり、
そんなときに、タイムシフト機能が役に立つ。

視聴中、トイレに行きたければ、
「一時停止」ボタンを押すだけ。
トイレから帰ってくれば、そのまま、のんびり楽しめる。

いまみている番組を録画しておけばよかったと思えば、
「早戻し」ボタンを押して、番組の頭にもどれば、
サブのビデオデッキに録画可能だ。
(「巻き戻し」ではなく「早戻し」ってことばを
使うところにテープを使っていない自負がありますなぁ)

さっきのシーンをもう一度見たければ
「リプレイ」ボタンを押せば、8秒前にもどせるし、
それで失った時間はCM中に「早送り」ボタンで
とりもどせ、ライブ放送に追いつける。

もちろん、いままでのビデオデッキでも
似たような使い方はできるだろう。
しかし、放送中、ずっとテープを回し続けるのは、
めんどうだし、テープがへたりそうだ。

しかも、録画中からチャンネルを切り替えたければ、
いったんビデオデッキの「一時停止」ボタンを押し、
ビデオのチャンネルを変え、ふたたび、
「録画」ボタンを押さなければならない。
それに常にテープの残量が気になって仕方ないことだろう。

「HVR100」に、そんな不便さはいっさいない。
チャンネルを切り替えると、
前のチャンネルの記録は初期化されるだけのこと。
つねに現在のチャンネルをフォローしている。

このあたりが、チューナー付きレコーダーではなくて、
レコーダー付きチューナーであることの本領だろう。

テレビ視聴のバッファであり、保険であり、
視聴時間の自由度を大いに広げてくれる仕様なのだ。
目のつけどころがSHARPだね!(お約束)

なにしろ、かつて、電子レンジと冷蔵庫と合体させたり、
電子レンジにインターネットをつけたシャープだからね。
将来的にHDシンクロ記録機能をテレビに付加させることは、
当然のシナリオだろう。
テレビデオ以上に相性のいい合体である。

つまり、そのあたりが
「デジタル録画機能付きBSデジタルハイビジョンチューナー」という
呼称に予告されているわけだ。
早口ことばみたいで、ちょっと長すぎるけどね。

もちろん、SONYの「Clip-On」など、
HDレコーダーでも上記の機能は使えるのだが、
やはり、BSデジタルという現状のぞみうる最高の映像記録方式を
そのまま録画できるというのは、大きな魅力だ。

また、PCでのHD記録にしても、
日常のテレビ視聴の延長線で使い勝手を考えると、
「HVR-100」の機動力にはかなわない。

いまどき、特殊な仕事でもしないかぎり、
家にある古いビデオなんか見ないわけだから、
テープやディスクなどを使った映像の「個人的」恒久記録という幻想は
オンデマンド配信やパッケージメディアにまかせれば、いい。
(将来の理想でいえば、映画や名作ドラマなどなどを
ブロードバンド供給するデジタルアーカイヴが構築されることが、
いちばんなんだけどね)

というわけで、いささか、まいあがっておりますが、
「HVR100」の使い勝手レビューなどを……。

「TU-HVR100」その画質
シャープ「LC20V2」なる液晶テレビで視聴しているので、
あまり厳密なことはいえないが、画質はむちゃくちゃいい。
チューナー画像から、記録画像にきりかえても、見分けがつかない。
これ、ほんとうに感動的ですよ。

いままでのビデオデッキでは考えられない鮮度で
映像が映るわけだ。
このへん、タイムシフトマシンを実感する上で、大きなポイント。

ただ、これにはからくりがある。

BSデジタルの場合は、デジタル記録するため、
放送波(デジタル)→アナログデコードの手順が、
HD(デジタル)→アナログデコードになっただけで、
画質劣化がないのは当然だ。

しかし、地上波の視聴時は、
地上波(アナログ)→MPEG変換(デジタル化)→アナログデコードの
手順となる。地上波NTSCをそのまま出力するのではなく、
デジタル化させた上でアナログに再変換、出力するのがミソ。
ひと手間よけいにかけているのである。

録画映像をタイムシフト視聴する際は、
HD(デジタル)→アナログデコードとなるために、
そのままタイムシフト視聴しても気づかないわけだ。
結果的にどちらもおなじ素性の映像だからね。

このため、面白い現象がおこる。
MPEG変換をともなう地上波記録では、
画質をFINE、SP、LPの三段階で選べるのだが、
「録画設定」メニュー上で、
長時間記録のために画質を犠牲にするLPを選んだ場合、
地上波をライブで見ていても、画質劣化が発生する!

その画質はVHS3倍モード相当と、とほほものだから、
HD容量をケチるためにしては、あまりにも貧しいクオリティである。
生放送がリアルタイムでVHS3倍画質になるのは、つらい。

だからまぁ、「録画設定」メニューでは
60GBで14時間しか録画できないFINEを選んじゃうんだけどね。
用語的に「録画設定」というより、
絶対的な「地上波画質設定」と理解した方がいいだろう。

また、地上波チューナーは、
ゴーストリダクションチューナー(GRT)にしてほしかった。
現在GRTつきのビデオデッキ「ビクターHR-VXG300」を使っているが、
これにくらべると、チャンネルによって、ゴーストが目立つものがある。
ただ、チューナーそのものの素性はいいので、
コンポーネント出力で、ぜいたくな色のりを堪能できるのも事実。

「TU-HVR100」その使い勝手
使い勝手の面で気になるのは、選局ボタンでの操作。
ダイレクトに数字キーを押すのではなく、
「なにかおもしろい番組はないかなぁ?」と、
選局ボタンを上下させて、あれこれチャンネルを見ていくでしょ?
チャンネルを回す(古語)ってやつね。これが遅いのだ。

チャンネルが変わるたびに、
画面が表示されるまで、1.5秒から2秒程度かかる。

VHF/UHF/BSデジタルをボタンひとつでつぎつぎと
選局できるのはいいんだけど、
地上波11チャンネル、BSデジタル21チャンネルを登録している現在、
順番に回して(古語)いくと、それだけで1分以上かかる次第。
エンコード、デコード、HD記録のことを考えると、
このタイムラグは仕方ないのかもしれないが……。

時間がかかるといえば、電子番組表(EPG)での録画予約。
録画予約設定時に
データ放送から番組内容をダウンロードするのだが、
これに15秒から1分かかることがある。
これはデータダウンロードの仕様上、
不可避なものかもしれないが、ちとつらすぎる。

リモコンそのものは、かなり使いやすい部類に入る。
ただ、残念なのは、再生ボタンの位置。
カーソルボタンの「左」と「右」が、
再生操作時には「早戻し」、「早送り」に対応しているのだが、
その中央にあるのは、「再生」ボタンではなく「決定」ボタン。

なるほどカーソル操作時には便利な仕様だが、
「早送り」から「再生」に移る際など、
直感的に操作できないことに……。

再生キーが「(右)早送り」ボタンの上にあるのは、いかがなものか。
それにちょっとしたバグもあったりする。

「早送り」、「早戻し」、「スロー」の画面については、
DVDプレイヤーのそれを軽く凌駕する。

また、アナログのビデオテープレコーダーでは、
腰の抜けた映像になるものだが、
かちっとした映像が流れていくのは、感動的である。

ただ、ビクター「HR-VXG300」の使い勝手になれていると、
ちょっとものたりない。
デジタルの場合、変速再生中に音声を出すのは難しいのだろうか。
先述のリモコンの不具合もあって、
変速再生の操作そのものがちょっと、やりにくい。

「TU-HVR100」そのデザイン
本体は、シャープの液晶テレビ「AQUOS」シリーズなどの
喜多俊之デザインに連なるもの。

本機が喜多氏のデザインかどうかは不明だが、
新時代を感じさせるフォルムは、なかなかのもの。
好みは分かれると思うが、
うちにある「液晶ウィンドウズ」を載せると、
あつらえたようにばっちりな感じって……、当然ですか。

「TU-HVR100」そのインターフェイス
留守録設定をしている場合、本体の電源がオフであれば、
指定時間に留守録が始まるのは、あたりまえだが、
電源がオンのときは、視聴中の番組の上に
「あと5分で予約された番組の録画が始まります」との指示が
スーパーインポーズされ、
「まもなく予約された番組に変更します」と、案内された上で、
チャンネルが切り替わる。
このあたりのインターフェイス設計は、かわいくなっちゃうね。

ここまでやってくれるのなら、留守録のバッティングなどで、
エラーになる際の表示をわかりやすくしてほしいな。

本機を使い始めてからまだ、2日……。
まだまだこれから気づくことはあると思うが、
今日はこれくらいにしといてやらぁ。

それにしても、個人的には、この「TU-VHR100」……、
インターネットにつながるパソコンに匹敵するほどの
大ヒット商品ではある。


2001年3月15日(木)

カナダからの手紙
カナダに住む「レナス」のファンからメールをいただく。

「レナス」は「Paladin's Quest」というタイトルで
エニックス・アメリカから発売されている。
このサイトの「lennus.com」というドメインで、もしやと思い、
送ってくれたのだそうだ。

うちに届く英語のメールといえば、
利用している映画・ビデオサイトからのものと
ニューヨークタイムスのヘッドラインメールのほかは、
スパムメールばかりである。

インターネットカジノのバナーをはらないかとか、
成功する株投資の誘いとか、土地を買えとか……。

だいたい冒頭の数行を読むか、読まないかのうちに、
削除してしまうのだが、
このメールをうっかり捨てなくてよかったなり。

「レナス」に関する質問がいくつかある。
英文を読むのは、なんとかなるものの、
書くのは、ちょっと難儀する。

英語をしゃべるときは雑きわまる自分だが、
あとに残るテキストを書く場合、すっごくナーバスになる。
辞書を調べたり、言いまわしを調べたり……。

以前、六本木につとめるコスタリカのおねーちゃんと、
メールをやりとりしていたときは、
きちんとした英文を書いているといわれたのだが、
むしろ、フランクでしゃれた英文を書けない自分を
情けなく思ったりする自意識過剰人間なのだ。

てなわけで、
「質問にはすべてお答えしますから、しばし待たれよ」と返信し、
ほかの作業を片づけてから、
おもむろに質問の答えを書きはじめる。

小説版「レナス」の内容を英文で要約するのって、
たいへんだなぁ……とかね。

なんとかがんばって、送信。
よかった。よかった。
英語をもっと勉強しなきゃなぁ。

きょうはほかにも、Amazon.comでも在庫がなく、
あきらめかけていたクレア・フォラーニ出演の
日本未公開映画「C.I.A Trackdown」入荷の知らせが、
アメリカから届いたり……と、
うれしい知らせが新大陸からたくさん届く日であった。


2001年3月16日(金)

鎌倉の新さくま邸
さくまあきらさんの新居@鎌倉で、打ち合わせ。
こちらの記述が遅れてしまった。
詳細はさくまさんの日記をお読みの方なら、おわかりの通り。

打ち合わせをしつつ、さくまさんのVAIO「Z505」を
CATVにLAN接続するつもりだったのだが、
こちらの都合で、タイムアウト。

のこる設定を國政修さんにまかせ、失礼したのだが、
いろいろややこしいことになった模様。
あいやぁ、つくづく失礼いたしました。

そりゃ、失礼したのは、申し訳ないとは思うんですよ。
ほんとに申し訳ないと思うんですよ。
でもさぁ、だからといって、ねぇ。
「ああ、おいしそうだなぁ」と思った店に、すぐいっちゃうとは……。

ぎゃふん。

食欲のからむ意趣返しにかけては、
さくまさん、悪魔だよ!!
さくまさんの前で、うかつに「ここ、おいしそう!」なんていったら、
もれなく「ぎゃふん」がついてくるぞ。

ぎゃふん。

江ノ島の詩情
長谷のさくまさんのお宅から、片瀬江ノ島まで、タクシーで移動。

タクシーの運転手さんは、
かつて過酷な営業の末に倒れた経験を持つそうで、
それ以来、このあたりで、タクシーのハンドルを握っているという。

いちど倒れてから、いままで気づかなかったものに
気づくようになったということで、
海岸線の134号線を早朝から深夜まで走る中、
感じる海の表情、鳥のいとなみ、風のことばが
聞こえるようになったとのこと。

ふだんは、ふふん、ポエムだなぁと、聞きながすおれだが、
稲村ヶ崎から江ノ島をのぞみながら、走る中、
なんとなく納得しちゃうのは、海の魔力だなぁ。

ギャンブルは人を狂わせる
午後6時、小田急線で新宿に到着。
同行のけーむらくん、高瀬美恵さんの分まで特急券と乗車券を買い、
6時30分に待ち合わせ場所の新宿南口へ。

携帯電話に着信。
けーむらくんは、すこし遅れそうだから、
ホームで待っていてくれとのこと。

高瀬さんとふたりで、ホームへ。
指定席を買えなかったので、「スーパーあずさ」の自由席車両の
行列にならぶ。

ほどなくして、到着したけーむらくんだが、
なんとなく、そわそわしている。

聞けば、前夜、結果を予想していた
サッカーくじ「TOTO」を買いそこなったらしい。
「せっかく予想していたのに、これで1億円当たっていたら、
一生、悔やむじゃないですか」
……なるほど。

「そういうときにかぎって、当たるんだよなぁ」などと、
からかっているうちに、
「やっぱり、買ってきます!」と、
けーむらくんは、ホームの階段を駆けあがっていく。

って、あと15分で「スーパーあずさ」は、発車するんだぞ!

「スーパーあずさ」が入線してきたころ、携帯に着信。
TOTO売り場は大混雑で、買うのはあきらめるから、
なんとか、席をとっておいてほしいとのこと。

しかし……、週末である。
スーパーあずさの自由席は大混雑である。
ぼくと高瀬さんが席を確保するだけで、やっとであった。

発車直前、帰ってきたけーむらくん、
表情がひたすらに険しい!

「ごめん! 席が取れなかった」と、ぼくがいうやいなや、
「座れないんだったら、TOTOを買ってきます!」と、
興奮した一声。そのまま列車を降りてしまった。

おそるべし、TOTO。
おそるべし、ギャンブル。

つぎの特急「あずさ」にすれば、ペンション到着は
我々より、2時間近くおくれ、深夜0時を回ることだろう。
おれにできることではない。

そして、買ってきたTOTOがどうなったか。
すべてが明らかになるのは……明日。


2001年3月17日(土)

白馬岩岳スキー場
簗場のペンション「フリンフロン」。
O田弁護士の運転するクルマで、K松くんも到着。
そのまま、白馬岩岳スキー場へ。

天気は晴朗。雪は大量。ゲレンデはがらがらであった。
雪質こそ、むちゃくちゃ重いものの、ひたすら気持ちよし。
最近のスキー行では滅多にないほど、がしがしと滑りまくる。
はじめてだけど、いいゲレンデだなぁ。

スキーを終えたあと、白馬五竜「十郎の湯」で体をほぐす。

ペンションではオーナー夫妻がとことん、うまい料理を
むちゃくちゃ大量に作ってくれる。
ぼくとK松くんだけが、完食!

そして、TOTOの結果である。

昨夜、「一億円、当たったら、
迷惑をかけたみなさんに100万円ずつさしあげます」と、
けーむらくんが明言していたので、
ぼくも心の底から応援していたのだが、
10勝3敗で、ぎりぎりアウト。

J2の結果は完璧だったが、J1の番狂わせにこけた模様。
記録には残らないが、記憶に残るけーむらくんのTOTOであった。


2001年3月18日(日)

回転焼き肉!
「塩尻のほうに、回転焼き肉ってのが、あるんだ!」と、
ペンション「フリンフロン」のオーナー。
「回転焼き肉! いきたい! いきたい! いきたい!」と、
高瀬美恵さん。

朝から、夕食の予定が決まってしまった。

午前中、ぼく以外のみんなは簗場のゲレンデへ。
ぼくはといえば、昨日のスキーで
太股がぱんぱんに張ってしまったので、ペンションに残り、
オーナーのインターネットの設定をすることに……。

スキー組が帰ってきてから、
O田弁護士のクルマとオーナーのクルマに分乗し、
まずは三郷村の「ファインビュー室山」へ。
いままで信州エリアの温泉施設には数多くいったが、
ここは抜群にすばらしい!

ファインビューの名前のとおり、
安曇野、松本平を一望できる露天風呂は、
いつまでもつかっていたくなる。

午後5時過ぎに、塩尻インターそばの「グリム・クック」へ。
いわゆるひとつの回転焼肉店である。
回転寿司と同様のコンベア上を小皿にのった肉が流れてくる。
それをつぎつぎにとって、目の前で焼く趣向。

なんとウェブサイトがあった。詳細はそちらでどうぞ。

1時間の制限内に食べ放題で1980円。
たらたら焼いていると、あっという間に時間がきて、腹9分目の感じ。
こんなことなら、もっとがつがつ食うのであった。

なんか、自動飼料配布装置の前にいる
白色レグホン気分もあるが、
この低料金で肉もそこそこうまく、満足、満足。

さすがに食べ疲れたので、オーナー夫妻と別れたあと、
すぐそばのデニーズで、お茶を飲む。
そんな中、なにげなくパフェを頼む高瀬美恵さんは、
ぼくなんかとは、くらべものにならない、
食いしんぼなんですよ、さくまさん。

中央高速の渋滞もほどほどで、
夜10時過ぎに東京に帰着。

今週の惜別
大川功氏の訃報とロバート・ラドラム氏の訃報。
おふたりともご冥福をお祈りします。


2001年3月19日(月)

旅行から帰ると……
たった3日ほどで、
メールサーバーには、返信を要するEメールが大量にたまり、
HDビデオレコーダー「TU-HVR100」には、
ためこんだ番組があふれかえっている。

筋肉痛が残っているので、今日は家庭内作業と決めこむ。

「F1マレーシアグランプリ」は、とんでもない展開だったな。
ポランスキーの「吸血鬼」は、やはり名作だなぁ。
見逃していた「ProjectX」。再放送でコンビニ誕生の回を見る。
「サウスパーク42話」は、上級生を驚かすため、
3ヶ月前に亡くなったおばあちゃんを掘りかえしやがった。
「進ぬ! 電波少年」は、とりあえずおさえ、
「HERO」の最終回を見て、一日が終わる。

うーん。
新しいハードウェアを導入すると、
人はとりあえず機械に使われることになる……
ってことにしといてください。


2001年3月20日(火・祝)

終日作業
国民の休日だけど、今日は終日作業。
またもや目がしょぼしょぼになる。

自分はいったい何歳で老眼ってやつになるのだろう。
そのカウントダウンはすでに一桁になっている気がする。
遠近両用眼鏡とか、かけるのは、めんどくさいなぁ。

常時接続の効能
意外なことだが、ADSLの常時接続になって、
ウェブ巡回の時間が減った。

現在、Webページ更新チェックアプリ「WWWC」を導入。
30分に一度の割合で、どのウェブサイトが更新されているかを
自動的にチェックしている。

PC上で、ほかの作業をしていても、
そんな定期巡回サイトが更新されれば、知らせてくれる。
おかげで、むだに更新を確認する手間が減ったわけだ。

そうだよな。
これがあたりまえの形なんだよな。


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