DIARY:2001 APR.1〜10


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2001年4月1日(日)

舞台「エロスの果て」
正午を過ぎたあたりで、どろどろと起きる。
この肉体が自分のものと認識されるまで、45分。
へたった脳みそに午後のよどんだ空気が流れこむまで、20分。

「乗換案内」で所要時間をチェックして、下北沢にむかう。
なんだこの下北沢って駅は!
通勤ラッシュの北京でもこれほどひどくはないぞ!
なんだこの下北沢って町は!
世の中に直角という概念があることを知らないのか。

本多劇場の場所がわからず、
迷路の中を進むマウスな気分。
ああ、酔いどれマウスさ! 胃袋は鉛なのさ。冷たい水を一杯所望!

携帯に着信。
うろちょろするおれを大所高所から見つけた田村さんからだ。
「そのままUターンせず。まっすぐ歩いて!」
地獄に仏。下北沢に田村宏!

劇団「大人計画」の芝居「エロスの果て」東京公演千秋楽なり!
世の中に25億本(推定)あるという「ちんこ」ってやつが、
どんなに因果なものかってのが、つまり、テーマなんだろう。

おれにとっても「ちんこ」は因果だが、
どうやら、かなり多くの方にとっても「ちんこ」は、重荷のようだ。
日本の経済を立て直すためには、未成年の「ちんこ」を
国家が預かる「ちんこ狩り」法案に一票を投じたいとは、
おれもかねがね思っていたのだが、
そんなことは舞台とはなんの関係もない。
「ちんこ」の先に「生」がある。
生きろ、「ちんこ」なんて、ほっといていいから。

いやほんと、今回もシャイネスが横溢する舞台で、
心底、楽しゅうございましたというのが、
酔っぱらいの感想である。

観劇後、田村さんのなじみの寿司屋「金紋 すしこう」で、
魚のうまいところ、ばっさばっさな寿司をごちそうになる。

田村さんは読解力という
デザイナーにとって、じつは一番必要な才能がしたたりまくる
正統派なので、こうして遊んでても楽ちんなのだ。
嘘をつかない人には、こちらも嘘をつかなくてすむからね。

午後8時ごろ帰宅。
いったん眠り、作業をしながら、
「進ぬ! 電波少年」と「仮面ライダー アギト(録画)」、
「雷波少年(録画)」、「F1 ブラジルグランプリ」などをチェック。

今年のF1は、近年まれに見るおもしろさ。
興奮して見終わったところで、
朝からつづく気持ち悪さをやっと消化した感じ。


2001年4月2日(月)

ハドソンテストプレイ
東銀座のハドソンで、秘密の新作ゲームのテストプレイ。

さくまあきらさんご夫妻、土居孝幸さん、國政修さんといった
レギュラーメンバーに加え、
石井正則さん@アリtoキリギリス夫人、石井(かな)さんや
愛と正義のウェブデザイナー、MSさんも登場。

本日は、かつてのゲーマーの実力を発揮!
対戦プレイで婦女子をぎゃふんといわせる予定だったが、
連日連夜の酒席と三寒四温の日々にやられ、
まったくの風邪っぴきで、連戦連敗。
逆ぎゃふん。

たったひとつのぎゃふんだけなら、まだしも、
さくまさんには、SONY謹製新型携帯を見せつけられ、
ダブルぎゃふん。

捲土重来を期して、ぼろぼろ帰宅。


2001年4月3日(火)

春の風邪は寝て直す
ひさしぶりに風邪をひいてしまった。
日中、1時間ごとに目が覚めるのだが、
いかんせん、エネルギー不足。そのまま寝こむ。
午後5時ごろ、やっと床を離れられる。

東銀座のハドソンに到着したのは、午後6時半。
会議室には、さくまファミリー、土居孝幸さん、國政修さんのほかに、
高瀬美恵さん、清正まなつさん、(文豪)福本岳史師匠!
なにか不思議な感じのテストプレイである。

さくまあきらさんには、「スエヒロ」でレトロ洋食を
土居孝幸さんには、居酒屋「藩」で、各種美酒をごちそうになる。
元気があれば、飲み足りないくらいだけど、
元気がないので、残念無念。


2001年4月4日(水)

もうすぐ40歳だというのに
前回の集まりは1999年1月29日だったから、
ほぼ2年ぶりの関東地区筑友会である。
一次会は池袋の居酒屋「Nomi-Kui TANGO」。
二次会はカクテルバー「OLD NEW」。

集まったメンツも、まったくおなじ。
「デジモン」と「デジモン02」のシリーズディレクター、角銅博之さん。
システムデザイナーのU田さん。アニメ演出のT田さん。

ちなみに筑友会ってのは、福岡県立東筑高校の
文芸部&演劇部のOB会のことである。
今回もあれこれと話が弾んだわけだが、衝撃の発言がひとつ。

「だから、おれも39歳になって童貞なわけだよ」

だ、だからって……。ど、ど、ど、童貞ってのは、
つまりそのいわゆるエッチをしたことがないわけですか、T田さん!?
「そうだよ」

そんなすがすがしい顔で、とてつもないことをいわないでくださいよ。
風俗とか、いきたいと思わないんですか。
「金で行為を買うのって、相手に対する侮辱じゃないか」

いままで、エッチをしたいと思った女の子とか、いないんですか。
「うーん、いなかったなぁ」

T田さん、高校生のときにエロ小説とか書いてたじゃないですか。
「わからないことだから、想像力が働くんじゃないか」

エッチしたいと思わないんですか。
「ぼくのすべてを理解してくれて、
ぼくのすべてを受け入れてくれる女性がいれば、
エッチもしたいんだけど……」

そんなの……いるわけないじゃないですか。
「だから、おれも39歳になって童貞なわけだよ」
(以下、無限ループ)

21世紀の日本において、そんな生き方もあるのだなぁ。
ちなみにT田さんは携帯電話もパソコンも持っていない。
一般加入電話も、できれば、なくしたいそうだ。
日々、欲にまみれるぼくとは、対極の生き方だ。

あの西日の入る部室で、T田さんたちと
バカ話をしてから、20年以上……。
神は、人の人生をかくも多様にするものである。


2001年4月5日(木)

ポータブルCD-R/RWドライブ「CRX10U」
バッテリー駆動でUSB接続、MP3ファイルも再生できる
CD-Rプレイヤー「CRX10U」を購入。
手持ちのCDをMP3ファイルに変換して、CD-Rに焼けば、
1枚のCDで、何時間もの音楽を楽しめる仕組み。

思ったよりでかくて、かさばるが、便利に使えそうである。
とりあえず、山本耕一さんと、さくまあきらさんのために
結婚披露宴の画像ディスクを焼き、
けーむらくん用に、動画たっぷりのお楽しみディスクを焼く。

VAIOノートの新製品
愛用するVAIOノートの
後継機「PCG R505」シリーズが発表されたが、
ドッキングステーションの搭載やCPU増速くらいでは、
魅力なし。物欲わかず。

現在、ハードディスク容量20GBのうち、
15GBくらいを使っている。
容量があれば、もっと入れたいものはある。

いろんなところに持ち歩く、ノートPCには、
百科事典や、地図など、さまざまなアプリケーションを
ハードディスクにインストールしたもの。

最低限30GB!!
理想をいえば、40GBくらいほしいなぁ。
画面もSXGAにしていただきたいものである。

漫画「JIN -仁-」
村上もとかの漫画「JIN -仁-」第一巻を感動とともに読了。
若き脳外科医局長が、不思議な事件によって、
幕末の江戸にタイムスリップ。
麟太郎―勝海舟との出会いまでを描いた第一巻だが、
いままでの村上もとか作品の集大成となる予感。

かわぐちかいじの「ジパング」も、
タイムトラベル架空戦記物だけれど、
いまおもしろいのは、タイムトラベルものばかり。

21世紀を生きるという、われらの眠れる誇りが、
この感動の源泉か。


2001年4月6日(金)

打ちあわせ転じて、新宿深酒
「ヤングサンデー」編集部の石川享さんと打ちあわせをしたあと、
ふたりで、神保町の「牛王」で焼き肉を食べました。
それから、石川さんに誘われたので、
歌舞伎町区役所通り付近で「クラブ」活動をしました。
まずは、クラブ「Prevail」で、ボトル半分くらい飲みました。
つづいて、クラブ「Purely」で、ボトル半分くらい飲ました。

いっぱい酔っぱらいました。
なにかすごいものをたくさん見ました。
なにを見たかは、教えてあげません。


2001年4月7日(土)

ヤクザが店にやってきた!
なにげなく買った文庫本「それでもヤクザはやってくる」が
むちゃくちゃおもしろかったので、
その前作「ヤクザが店にやってきた」も購入。
一気に読み終わる。

著者の宮本照夫氏は、川崎で数軒のクラブやスナックを経営。
30年間の営業を通し、
一貫して「暴力団お断り」の方針を死守してきた。

繁盛している店ならば、
入り口に「お断り」と大書してあっても、
ヤクザは勝手にやってくるもの。

そんなヤクザの方々を断固たる態度と
場数を踏んだ機転で、お帰りいただく著者の行動に舌を巻く。
薄氷を踏むがごとき、ヤクザとの命をかけたやりとりは、
囲碁や将棋の名勝負にも似て、すさまじい。

感服するのは、経験談につきものの自慢くささが皆無の文章。
数々の修羅場をくぐってきた男にしか書けない
端正な名文が、心にしみてくる。

融通という名の「うやむや」を頑固なまでに拒んだ人生は、
ただひたすらに美しい。


2001年4月8日(日)

春の日はとにかく眠い
季節のおかげか、風邪の残滓か、やたらめったら眠い。

本を読んでも、眠くなる。
焼き肉食っても、眠くなる。
作業をしていても、眠くなる。
板橋SATYで買い物をしていても、眠くなる。
テレビ「雷波少年」や「仮面ライダー アギト」を見ても、眠くなる。
留守録映画「イグジステンズ」を見ても、眠くなる。

体内時計が機能していない感じ。
眠りと眠りのあいだに、なにかをやっている感じ。
歩いていると、足もとが溶けて、ふわっと落ちちゃう感じ。
興奮して、血圧が上がるよな体験をしたい感じ。


2001年4月9日(月)

本日購入DVD
「X-MEN SPECIAL EDITION」、
「ガメラ THE BOX1995-1999」、「ナインスゲート デラックス版」

とりあえず、穏やかなものです。
縁起もの二点と、見逃していたポランスキー作品です。

本日購入雑誌
「裏モノJAPAN 5月号」 鉄人社刊
「映画秘宝 Vol.22」 洋泉社刊、「STARLOG 第8号」 竹書房刊

これは買いのがして、近所の本屋からなくなっていたものです。
映画が好きなようです。

本日購入書籍
「FLASH BACK夏目雅子写真集」 アイネットワーク刊

新映画宝庫2「ミリタリーヒーローズ 力瘤映画戦場編」 大洋図書刊

「地球の歩き方リゾート ラスベガス」ダイヤモンド社刊

「Las Vegas A to Z」 田島ムーズ著 弘済出版社刊

「夢の北米鉄道」 櫻井寛著 トラベルジャーナル刊

「飛行機王国アメリカ探訪」中村浩美著 NTT出版刊

私の日本α「通勤電車で行く東武線全駅ぶらり旅」 弘済出版社刊

「豪快映画学!」
ジェームズ・キャメロン/小峯隆生著 集英社インターナショナル刊

「リドリー・スコットの世界」
ポール・M・サモン著 尾之上浩二訳 扶桑社刊

「インド待ち」 周防正行著 集英社刊

「たぬきの皮算用2」 山崎一夫/西原理恵子著 竹書房刊

「空想法律読本」
盛田栄一/森田貴英/片岡朋行著 メディアファクトリー刊

「横田順彌のハチャハチャ青春記」
横田順彌著 東京書籍刊

「威風堂々うかれ昭和史」 小松左京著 中央公論新社

「サトクリフ・オリジナル2 アーサー王と聖杯の物語」
ローズマリ・サトクリフ著 山本史郎訳 原書房刊

「スプーン 超能力者の日常と憂鬱」 森達也著 飛鳥新社刊

「不肖・宮嶋の天誅下るべし!」 宮嶋茂樹著 祥伝社刊

「ハリウッド女優になったOL奮闘記」
中村佐恵美著 文春文庫PLUS刊

「私は指をつめた女」
安西千津江著 文春文庫PLUS刊

「睡魔」 梁石日著 幻冬社刊

池袋西武百貨店LIBROで、手が抜けるかと思いました。
さすがにこれだけ、存在感があると、
銀行のATMのそばに本を置き忘れたりはしません。

でも、イエネコ・アンジーに命じられた惣菜ショッピングで
地下食品街を歩いているうちに、めまいがしてきました。
あとさき考えずに本を買えるのって
幸せだけど、しんどいことです。


2001年4月10日(火)

光が丘
ひいていた風邪もぬけ、体調もよくなったので、お散歩。
じつは昨日、本やDVDだけでなく、
オムロンの新型万歩計を買ったりしていたのだ。
物欲が運動欲につながるところがポイントね。

新型万歩計は、ベルトにとりつけるタイプではなく、
鞄やポケットに無造作につっこんでいても計測可能なもの。

一週間分のメモリーもあるので、
ジーパンのポケットに入れっぱなしにして、
毎日の運動量を計測できるところなんて、
ものぐさなおれには、ベストの商品選択といえよう。

光が丘公園方面にいき、散りかけた桜並木の中をがしがし歩く。
1時間半ほど歩き、9675歩で513キロカロリー消費。

ハチャハチャ
昨日、「横田順彌のハチャハチャ青春記」を
「横田順彌のハチャメチャ青春記」と誤記。

赤尾先生からメールでご指摘いただき、早速修正したのだが、
ハチャ「ハ」チャをハチャ「メ」チャと書くようでは、焼きがまわったも同然。
つくづく、SFは遠くなりにけり……ではある。

サーバー不調
御客様サーバーの上位プロバイダー内の通信機器で異常が発生し、
該当サーバーご利用の御客様のホームページの閲覧、
メールの送受信が出来ない状態が発生しております。

とのことで、正午から夕方まで、ホームページの閲覧、
メールチェックなどができなかった。
通信経路上の問題とのことで、使うプロバイダーによっては、
サーバーにアクセスできる可能性がある模様。
つまり、BIGLOBEはだめだけど、
ODNはいけるかもしれないってことね。

サーバーがバーチャルドメインになってから、
この手のトラブルが多い。

ずっと家にいたのだが、陸の孤島にいるような気分。

新型PS2発表
事実上、値上げとの話もある新型PS2発表だが、
わが家には、未開封のPS2が2台もありやがる。
そのうち、1台は海外DVDが見られると評判のやつ。

新型万歩計のほうが、PS2より物欲指数が高いおれも、
いかがなものか……とは、思う。

ネット活動自粛って、あんた……
「ご迷惑をおかけしたので、ネット活動を自粛します」とか、
いいだす人の気持ちは、さーーっぱり、わかりません。

義務を伴う仕事でもなければ、営利活動でもない、
ネット活動を「自粛する」だなんて宣言は、
自己贖罪意識まるだしで、うっとうしいだけ。

だれにいってるのかといえば、
知ってる3名、知らない2名。

自粛期間中は、ぼくからも話しかけないから、
あんたたちも話しかけないでね。
でも、ぼくのことは、すこし気にしてね。
……ってなつもりなんだろうか。

自分がさきにいじめられっ子になって、
人をいじめっ子にするのは、気持ちいいですか、あなた。


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