DIARY:2003 MAR.21〜31


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2003年3月21日(金)

スキーの準備
前日の3月20日は、母が上京しているとのことで、
夕方から国立にある妹の家へ。

午後11時ごろ帰宅し、各種作業や荷造りを
しなければならないところに、もののけデイジーからの
ややこしい注文。

「絶版のCDを買うのじゃ!」
「HMVにも、Amazonにもそれは見当たりません。
オークションサイトでしか、買えませんが……」
「ならば、それを買え!」
「しかし、オークションの締め切りは、私の旅行中。
わたしのIDからなら、入札はできますが、
落札後の連絡がうまくいかないと思われ……」
「えーい。わけがわからぬことをいうでない」
「さ、されど、オークションというのは……」
「急いでおるのじゃ、まだるっこしい!
ならば、かわりのCDを注文してたもれ」
「ははっ。こちらのCDをAmazonで買わせていただきます」
「ふむ。それから、このテキストの
プリントアウトもたのみたいのじゃが……」
「へへぇ!」

そんなことや、荷造りをやっているうちに、深夜3時30分。
スキーの集合時間を考えれば、2時間くらいは眠れるだろう。

山手線
午前5時過ぎに起きて、家をでたのが午前6時。
羽田空港での集合は午前7時40分だが、7時30分には着くだろう。
山手線で渋谷を過ぎたあたりで、携帯電話が鳴る。
「非通知設定」の表示である。

こんな朝早く、間違い電話に違いない。
電車の中ということもあり、保留にしておく。
5分くらいして、また電話。
今度はいっしょにスキーに行くけーむらくんである。
小声で電話にでる。

「もしもし、いま電車の中なんだけど」
「いま、どこですか」
「恵比寿を過ぎたあたりかな」
「あの間に合いますか」

なにを言っているのだろう? 軽く余裕じゃないか。

「7時30分には着くと思うよ」
「あの……、集合時間は6時40分ですよ」

ぎゃあああああああああ!

必死の思いで、羽田を目指すが、
必死だからといって、間に合うわけじゃない。
おれが集合時間と勘違いしていた午後7時40分は
飛行機の出発時刻であった。

羽田空港
羽田空港はとんでもないことになっていた。
三連休の初日、しかもイラクとの開戦直後、
搭乗前の荷物検査は厳重であり、
検査場前というより、空港ターミナル「ビッグウィング」全体が
人で埋まっている。

車内でつぎに飛ぶ3時間後の便の予約をお願いしていたが、
すでにエコノミーは埋まり、スーパーシートしかないそうだ。
くーーーっ。あとで話を聞けば、ぼくが羽田に到着した時点で、
みなさんはまだ、検査場前の行列にいたとのこと。
なんだか、もう、ひたすら、とほほである。

その後、航空券を買うまでに、30分の行列。
荷物検査を受けるまでに1時間30分の行列。

とくにあとの行列は、おれのまうしろに、
モラル皆無のバカ家族5人がいたため、気が狂いそうになる。
ええ、ええ、ええ、これも、もとはといえば、
オサマ・ビンラディンがあんな馬鹿なことをやったせいである。

なんとか荷物検査を終え、スーパーシート利用者用の
ラウンジで、人間の尊厳をとりもどす。

午前10時40分発のJAS153便の搭乗口へ。
ゲートに搭乗券をくぐらすと、チャイムが鳴る。
「柴尾さまですね。こちらへ」
グラウンドに案内され、横に移動させられる。
この上、いったいなんのトラブルが……。

「あの、使用機材が変わりまして、
スーパーシートがない機体にさせていただくことに……」
「はぁ?」
「それでスーパーシートの料金はお返ししますので、
エコノミーシートへの変更ということで、よろしいでしょうか」

よろしいもなにも。とてもいいことです。
ラウンジ使用料が、JASのおごりになったってことじゃないですか。
最悪の一日で、一番の朗報です。
その場で、封筒に入ったスーパーシート料金を返してもらう。

糠平温泉
荷物検査の混乱の中、離陸は30分ほど遅れ、
午後1時ころに、とかち帯広空港に到着。
そこからバスに乗って、糠平温泉「大雪グランドホテル」へ。

午後3時ごろにホテルに着き、近所の食事処「みはる」へ。
メニューには豚丼と豚丼(大)しかない。

当然のように豚丼をいただく。
豚とタレはいいんだけど、ご飯がもう少しうまければ……。
まぁ、昼食時を外していたので、仕方ないのだろうが。

ホテルにもどり、大浴場でのんびり。
客室にもどると、先発隊というか、正規出発隊が
スキーを終えてもどってきていた。

今回の参加メンバーは、O田弁護士、高瀬美恵さん、
K松くん、けーむらくん、akiちゃん。
男4人、女2人である。

「柴尾さん! 柴尾さん! 柴尾さんの遅れたことを
高瀬が知って、すっげぇ喜んでましたよ!」

そうだろうなぁ。そうだろうなぁ。

夜はたらたらと酒を飲み、


2003年3月22日(土)

糠平温泉スキー場
午前10時にはゲレンデへ。天気は快晴。雪質最高。
おそらく今シーズンは最初で最後のスキーになるんだろうけど、
雪質がいいと、ほんとうに自分の技量が上がったように感じられる。

北海道最高!

糠平温泉スキー場のコースそのものは、
たてに3本の高速リフトでつながったシンプルなもの。
西武系のゲレンデである。でも、プリンスホテルは近くにないが、
アリエスカ中腹にある。

雪質の良さと人の少なさ、スノーボーダーの少なさは
ひたすらに好印象。

幌加温泉「鹿の谷」
混浴に怖気をふるう高瀬美恵さんを置き去りにして、
ホテルが出している「秘湯ツアー」とやらで、
20キロほど離れた幌加温泉「鹿の谷(かのや)」へ。

脱衣場は男女別だが、内湯も露天風呂も混浴である。
内湯にはナトリウム泉、鉄鉱泉、カルシウム泉、
露天風呂は硫黄泉という豪華4本立て!

真っ暗な露天風呂から、ずっと星空を眺める。
みんなで、延々1時間以上もつかって、うだうだと話をする。
本気でほぐれたなぁと実感したのは、翌日である。
まったく筋肉痛が出なかったんだよな。


2003年3月23日(日)

三日目のスキー
前日とくらべると、ゲレンデコンディションは
多少悪くなり、雑に滑ると足をとられることがあるものの、
それでも高いクオリティの雪質。

午前中、気持ちよく滑って、今シーズンのスキーおさめ。

ホテルにもどり、大浴場へ。
ほとんど人がいない中、気持ちよく入っていると、
老人の大群がぞろぞろぞろ。温泉めぐりの団体か何かなのだが、
これだけの大量の全裸老人と遭遇する機会はめったにない。
めったにないけれど、うれしくもない。

宅配便の荷物をまとめ、近所にある麺処「どんぐり」へ。
ずいぶんと洒落た内装の店で、びっくりしたが、
それに追い討ちをかけるのが、人生を語る店長さんである。
松山千春を若くして、脂を抜いたらこうなるのだろうか。
先客やわれわれに対して、ずっと、夢や未来を語ってくれた。
これだけ、積極的に話す北海道人は、はじめてである。

ぼくは冬季限定の「スノー麺」を食べたが、
上品な塩味に餅が乗っている変わったラーメン。
キワモノかと思っていたが、かなりおいしかった。
いっしょにたのんだミニチャーシュー丼もひたすらにうまい。

雑穀入りだが、北海道で食ったご飯の中でもベストクラス。

行きは、とかち帯広空港だったのだが、
帰りは釧路空港である。
「桃鉄」ならば、常連といってもいい、釧路だが、
リアル釧路は生まれてはじめて。

途中、本別なんて、まったく知らない町の駅で、
トイレ休憩したり……。

釧路空港の荷物検査は、羽田とは違い、
たいしたことがなかった。深夜11時ごろ帰宅。


2003年3月24日(月)

舞台「オケピ!」
昼過ぎに銀座に呼びだされ、
ハドソンの梶野竜太郎さんとあれこれ……。

いったん、家に帰っても、往復の時間を考えると、
1時間くらいしか作業ができない。
有楽町界隈の喫茶店をハシゴして、資料を読んだり……。

午後6時30分から青山劇場で、
三谷幸喜の舞台「オケピ!」を鑑賞。

これはかなりのプラチナチケットである。
個人的にもあれこれ手配したもののすべて玉砕。
電話に張りついて、確保してくれた、けーむらくんにひたすら感謝。

オーケストラピットの中でくりひろげられる
コメディミュージカルのために、
舞台の上にはオーケストラピット、
舞台の手前にもオーケストラピット。

メタミュージカルともいうべき構造の舞台で、
日本人なら、だれもが抱く「突然歌う」ミュージカルへの疑問さえも
楽曲の中に織り込んでいるのが、絶妙なところ。

もちろん難しいことをなにも考えなくても
これは、ただひたすらに楽しい「ミュージカル」だ。
親を連れてきたい。きょうだいを連れてきたい。
もちろん、奥さんを連れてきてもいい。

役者もおおむねいつもの三谷組。
内容的にも全員がほぼ出ずっぱりなので、
いろんなところで、「小芝居」をしているのが楽しい。

目を離せない舞台ゆえに、何度も見たいのだが、
チケットが取れないんじゃあ、それも無理。
いやほんとうに楽しかった。

終演後、表参道の「ジョナサン」で、
けーむらくんとメシを食って帰る。

男ふたりでお芝居を観て帰るのって、
変わり者なのでしょうか。


2003年3月25日(火)

神宮前へ
午後4時、神宮前のさくまあきらさんのお宅で、打ち合わせ。
その後、やってきた岩崎摂さん母子とともに
「ハイ・ダディ」で、スペアリブをごちそうになる。

店を出がけに財布がポケットに
納まっていないことに気づく。

結局、財布はさくまさんのお宅にあったのだが、
春めいて、脳内ナガシマ指数の高まりを感じる季節である。


2003年3月26日(水)

iPODファームウェアのバージョンアップ
ふと気がつくと、iPODのファームウェア
バージョンアップされていた。

一度PC本体にアップデータをインストールしてから、
iPODそのものをバージョンアップするという手順そのものが、
非Windows的なのが、妙におかしい。

ちなみに現在のところ、おれのiPODには
545曲、2.5GBが入っている。
ほんとうに4000曲も入りそうだな。


2003年3月27日(木)

外出せずに悶々と
終日作業中。ずーっとパソコンに向かっている。
気が滅いったら、amazonとかbk1とかで
本を買ったり、DVDを買ったり、
iPodの餌を買ったり……。

というか、買いすぎてます。


2003年3月28日(金)

今年になって
ニュージーランド旅行以降、この日記の更新が遅れ気味。
一週間単位で更新することも多い。
これってば、なにより、作業環境の変化が大きいのだろう。

以前のように、リビングルームでテレビを見つつ、
メシを食いつつ、作業もしていたという環境から、
純粋な作業部屋に引っ越したことが、きいている。

つまり、漫然とした日記のネタを
リビングルームから仕事場まで、
頭の中にキープして持っていけなくなったのだ。

あれ? さっき、日記用のいいネタが合ったのに、
なんだったっけ? ってな具合。

ああ、それってつまり、
ボケが始まったともいうのでしょうか。


2003年3月29日(土)

iPodのエサ
さらにamazonから、CDが届く。
井上陽水はほぼ全曲、iPodに転送済み。

ほかにも沢田研二シングル全曲やら、
中島みゆきベスト盤やら、柳ジョージとレイニーウッドやら、
なんか、中学や高校のときに聞いていたものを重点的に
iPodにつめこむのは、つまり、ボケが始まったというのでしょうか。


2003年3月30日(日)

花見
まもなくSQUARE ENIXとかいう会社の
サラリーマンになる松村靖さんのお誘いで、光が丘公園で花見。
WMCIのメンバーを中心に声をかけている。

参加者は、松村さんのほかに、
岩崎摂さん&七音ちゃん、とみさわ昭仁さん、
けーむらくん、高瀬美恵さん、S見くん、
野安ゆきおさん、Mもとさん。
電話参加は成沢大輔。

昨年の花見は、満開の美しさだったとはいえ、
冷え込みが激しく、かなり悲惨だったものだが、
今年は三分咲きの桜と、春の陽気。

浅草の酒豪、高瀬美恵さんは、なにを考えていたのか、
クルマで到着。駐車場を探すため、
公園の周囲を回遊魚のように、ぐるぐるしていた模様。

花見だというのに、酒は飲めないし、
いったいなにを考えているのだろう?
春だ。きっと春の陽気のせいだ。

日が暮れるころには花見も解散。
有志一同でスーパー銭湯「おふろの王様」にむかい、
リラックスしまくり。

湯上りの脱衣場では、巨人の原(よく知らないが、若い原)が
ホームランを打ったと伝える実況に、
どよめき、テレビの前に集まる全裸男の群れ。

この光景こそ、
まっとうな銭湯文化ってやつですか。


2003年3月31日(月)

最近、悪夢をよく見る
最近、睡眠不足気味のせいか、脳内興奮状態のせいか、
やたらおっかない夢を見ては、目を覚ます。

今日も前方から転がる巨大な雲丹をよけるために、
身をかわした途端、寝床の横に積んでいた書籍が崩壊して、
いささか、痛い目覚めである。


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