ピータージャクソンの「キング・コング」
ワーナーマイカルシネマズ板橋THX8番スクリーンにてSRD鑑賞。
圧倒的である。泣ける。笑える。暴力がある。詩情がある。興奮がある。恐怖がある。グロテスクがある。荘厳な美がある。21世紀を代表する「映画」である。
「美女が野獣を殺したのだ!」という最後のセリフは、1933年の映画第一作からだが、なぜ野獣が美女に殺されたのか、美女と野獣のあいだにどのような交流があったのかを、鮮やかに描いている。
ジョン・ギラーミン監督の1976年版のキングコングは野獣というより、存在そのものが人間の劣化コピーで、単にきれいなおねーちゃん好きの粗暴な親父という印象があったし、オリジナルの1933年版にしても、どこか人の感情を引きずったキングコングだった。


