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2005年11月30日

キリンリエータ

食事置き換え型ダイエットの強い味方といえば、マイクロダイエットだったのだけれど、マイクロダイエットの手持ち在庫が少なくなったところで、ちょっと浮気をしてみることにした。

いままで、この手のダイエット食で、マイクロダイエット以外のものといえば、溶けにくかったり、きわめてまずくて飲めなかったりで、マイクロダイエットの優位性は揺るがなかったのだが、やはり、圧倒的に高いことが、マイクロダイエットのデメリット。

一年ほど前、キリンの系列メーカーがリエータというダイエット食品を出すようになった。マイクロダイエットとくらべると、これが圧倒的に安い。

マイクロダイエットは定価で一食分1,200円程度、キャンペーンなどを使って、750円くらいなのだが、リエータの場合は、楽天の探せば一食分250~300円で買える。普通に食事を作るより安いよ。エンゲル係数も下がりまくりだよ。

買ってみて、ここ一週間ほど試してみた。マイクロダイエットの方が、味のバリエーションも多く、うまいとは思うが、リエータもきちんと飲める味で三分の一の値段だ。栄養配分は女性を意識したものになっているから、亜鉛などはサプリメントで補っているが、効き目自体はマイクロとそんなに変わらない。

2ちゃんねるの美容板でもマイクロダイエットスレは廃れ気味だが、リエータスレはよく伸びている。これからはリエータ中心生活にしよう。

ただ、これは2ちゃんねるでも指摘されていることだが、リエータはその……たんぱく質と繊維の配分のせいか、つまり……腸に……えーっと……。ガスがたまりやすい特性があるようだ。うん。実際に身をもって感じる。ぷっぷと感じる。

すべてを満足させることは難しい。

2005年11月29日

東武練馬の訪問者

夕方になって、土曜日の同窓会で幹事をやったT君から連絡が入る。

「同窓会での写真を同期のホームページで公開してほしいんだけど……」

おれは自分の借りているサーバーの一部を使って、同期生のサイトを運営している。T君が撮影した画像をアップするのはお安い御用である。

T君の家は同じ東武東上線の朝霞台ということもあり、東武練馬で画像の入っているCD-ROMを受けとることになった。

午後9時50分に東武練馬駅の南口で落ち合い、そのまま、駅前の居酒屋「949 海」で、終電まで2時間30分くらい、じっくり話す。

T君は中学卒業後、鹿児島ラサールから東大に入ったという秀才。その後、元赤坂のゼネコンに勤務している。ということは、つまりおれとはまるっきりちがう仕事をしているというわけで、話をしてても刺激的だ。

mixi、そして、マイミクのぴろり、さんのおかげで、首都高中央環状線の地下にもぐっていたことや、その後、いろいろ調べていたこともあり、知りたかったことをダイレクトに質問できる。

同窓会で多人数であっているときも楽しいのだが、やはり、こうして一対一で会って話すと、かなりつっこんで聞けるので楽しい。

もちろん、彼は首都高関係ではなく、韓国某所のLNGプラントなどの仕事をしているのだが、話を聞いててもわくわくする。

同窓会はそれ自体よりもこうした「余波」があるから、楽しい。次回また、いつ会うかはわからないけれど、突然の訪問者は喜びを運んできてくれた。

2005年11月28日

Googleよりmixi

マイミクの日記で、神楽坂の「竹兆」が火事に遭ったと書いていた。築50年の旅館を改築した、最近の神楽坂らしい店で、ここ2ヶ月で3回くらいいっていた。いちばん、最後にいったのは11月10日の槇原敬之コンサートのあとである。

火事の原因や状態を知りたいとGoogleしたり、ニュースサイトや東京消防庁をチェックしたのだが、芳しい結果がでてこない。

思いたって、mixiで「竹兆」と検索したら、グループの従業員の日記や、ご近所の方の日記がでてきた。さらに「神楽坂」コミュの情報をみると、どうやら出火は金曜日の深夜、原因は放火らしく、全焼に近い状態で、営業再開はかなり難しいらしい。

さすがmixiメンバー200万人……。

情報の確度としては、低いのだろうが、町場の事実関係をおおざっぱにチェックするツールのひとつとして使えそうだ。

そういえば、その「竹兆」でちらっと打ち合わせした記事が、先週末25日発売の雑誌「ニュータイプ増刊 NewWORDS 1st ISSUE」に掲載されています。ゲームとは全然関係なく「スター・ウォーズ」と関係のある話ですが、よろしかったら、どうぞ。

それにしても「竹兆」は残念だなぁ。いつも道に迷いながら、酔っ払いの勘でたどりつく感覚がよかったのに……。

2005年11月27日

TOEIC受験

 視力回復手術もそうなのだが、最近、人生の中でやっていないことをきちんとやろうとしている。今日はその第二弾でTOEIC受験。中学や高校のころ、英検は受けていたんだけどね。

 昨夜は手術のおかげで、結果的にお酒を飲まなかったから、まぁ、よかったのかもしれない。受験会場は千川あたりである。ちょっと早めに家を出て、池袋のさくらやで買いもの。

 地下鉄有楽町線で千川に向かう。こういったきちんとした試験は大学受験以来だから、すごく楽しい。会場には男性が多い。やはり会社とかで受けなきゃいけないのかな。ぼくと同年代の人もちらほらと見える。

 試験自体もひりひりして楽しい。二時間で200問のテストは時間配分が難しいという話だったが、たしかにのんびり考えていると、あっという間にタイムーオーバーになりそうだ。家では問題集もやっていたが、やはり環境がちがうと、感覚もちがうね。

 文法関係もそれなりにやっていたつもりだったが、まだまだ足りないね。とくに時間が限られているときつい。

2005年11月26日

目にレーザー!

 今日は午後1時30分に銀座……なんて、のんびりしていたら、1時間まちがえていた。アポは12時30分だということを11時50分に気がつく。

 朝から、ジュースしか飲んでいないが、あわてて服を着込み、銀座の品川近視クリニックへ。視力回復のレーシックを受けるための検査日である。

 15分くらい遅れたが、大丈夫そうだ。広い待合室には30人くらいが待っている。

 呼び出されると、5台の検査機械で、視力を測られ、目の曲率をはかられ、細胞数をはかられ、なんかいろいろ計られた後に、じつに細かい視力検査を受ける。その後、暗い検査室にいって目が慣れたところで、4台の機械で、あれこれとはかられる。腹ペコで、くらくらする。待合室でちょっと待ったあと、眼科医が問診をし、目の中をぐりぐりとみる。「40歳を過ぎていると、老眼が進むことが早くなるけど、、きっちり遠くのものが見えるようにしたほうが、いままでクレームがないんだよね。それでいいよね」などと……。瞳孔が開く目薬を入れられ、また、待合室。つづいて、カウンセリングを受ける。ほんとにおなかがすいたよ。その後、角膜の厚みを調べるとかで、目の中に麻酔を入れられ、機械で直接角膜をさわられぶよぶよとチェックされる。さらに医者のもとへ。目の中を覗き込んで、チェックされる。これが終われば解放される。軽く蕎麦でも食おうか。そういえば、日比谷にラムカレーの店が……。そんなことを思っていたら。

「あれ、レーザーやってない!?」
「いえ、そんなのやってませんが……」
「穴が開いてるよ!」

 あ、穴ですか。この医者は主語と述語だけで話すことが多い。あれこれと聞きなおしてみて、やっと、網膜に穴があることがわかる。あとで調べたら、網膜裂孔という状態らしい。

硝子体は、老化や強度の近視などによって、縮んでしまうことがあります。このとき、硝子体を包む網膜が一緒に引っ張られて裂けて、かぎ裂き状の孔があくことがあります。

 さらにチェックをするために目の中をぐりぐりと調べられる。

 この状態では、もちろんレーシックなど受けられない。

 実際に写真で欠けた部分を見せてもらう。

「ここに暗い影があるでしょ。これがフタ!」

 取れた網膜の一部が硝子体の中に浮かんでいる模様。

「眼科とかいったことなかったの」
「コンタクトを買ったときくらいですね」
「そのとき見つからなかったんだ。ほとんど見てないってことだよね」

 いろいろ調べたが、瞳孔を開けての眼底検査でないと、これは見つからないもののようだ。

 網膜裂孔は網膜剥離につながるとのこと。さらに調べてみると、右目だけでなく左目にも裂孔を発見。あれこれ話した結果、両目ともレーザー網膜光凝固術をすることになった。

 ほんとに腹が減ったし、さまざまな検査を受けて、目もくたくたである。

 品川近親クリニックでこれからの手術代45,000円をクレジットカードで払い、いったん外に出て、同じビルにある提携病院に案内される。またまた、瞳孔を開ける目薬を二度も受けてると、さっきの医者が登場。ちがうように見える病院だから、ちがう医者かと思ったのだが……。

 瞳孔を通して、網膜にレーザー光線を当てる手術である。昼過ぎにはこんなことをするとは思っていなかったのに……。腹も減っているのに、チーと、1~2秒くらいレーザーを照射する。何度も何度もあてていく。ほとんど痛みはないが、ときどき、ずーんとうずくような、えもいわれぬ痛さが伝わる。金玉を蹴られた痛みを百分の一に薄めて、それを目にもっていったような痛みだ。

 腹が減っているから、血糖値も低い。いつ終わるのかわからないから、けっこうしんどい。

 右目の施術が終わったが、左目はもっとつらかった。左上をずっと見なければいけないのだが、その方向をずっと見るのはつらい。しかも、赤く光るレーザー光線がいつも見えているのだ。なかなかせつないよ。施術は15分くらいで終わった。

 病院から出られたのが午後5時15分である。まさかこんな展開になるとは思わなかった。へとへとである。

 そのまま赤坂見附へ。假屋崎省吾がプロデュースしたというダイニング「咲かせ鮨 花回廊」で、明治学園29期関東同期会である。30名以上集まり、けっこうなにぎわいだが、手術を受けたばかりで、酒がいっさい飲めないのがつらい。

 その後、二次会まで行くが、ほんとにしょぼしょぼ。カラオケに行くみなさんに手をふり、帰路につく

2005年11月25日

同窓会前夜祭

 12時30分から16時まで、西麻布で打ち合わせ。その後、六本木に移動してあれこれ。午後7時すぎに銀座に移動。土曜日の関東地区同窓会のために早めに上京してきた同級生を迎える「前夜祭」。

 銀座ベルビューホテル1階にあるBar Vespaで待ち合わせたあと、ZESTキャンティーナの銀座店へ。いろいろと集まって、最終的には9人になる。

 夜11時30分、うどんかラーメンを食いたいというOくんのリクエスト。今回はメルセデスベンツのGクラスなんて、でかいクルマに乗ってきている女性もいたので、7人で乗り込み、四谷の「こびんちょ」へ。

 九州から来て、赤坂のホテルに泊まっている女性ふたりを送ったあと、赤坂の店でひとり軽く飲んで帰宅。

2005年11月24日

赤坂四季丹波

 mixiの鍋コミュのオフ会。猪肉問屋「丹波篠山 おおみや」が直営する「赤坂四季丹波」にて、ボタン鍋を食べる。先附、ぼたん冷しゃぶサラダ、おつくり、ぼたんタレ焼、ホホ肉塩焼き、ぼたん鍋と、イノシシづくしである。

 味噌で食べるボタン鍋もきわめてうまかったが、調理法でいえば、以前、さくまあきらさんに連れていってもらった京都の奥地「洛雲荘」の白味噌仕立ての鍋にポン酢のつけだれに軍配が上がるかな。

 それにしてもこのシーズンのイノシシは温まる。ていうか、食いすぎる。死にそうになった。その後は六本木に移動して、軽く二次会。電車があるうちに帰る。

2005年11月23日

おごってジャンケン隊

新宿のトーク居酒屋「ロフトプラスワン」に初めていったのは、8年前のことだ。当時ビッグコミックスピリッツで連載されていた漫画「おごってジャンケン隊」のトークライブだった。

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ラーメン鳳凛

昼をどうしようかなと国体道路を歩いていると、真新しいラーメン屋がある。入口そばには唐辛子入りラーメン発祥の店と書いてあるので、興味を惹かれた。

唐辛子入りラーメンといえば、東京にも支店がいくつもある一蘭が元祖だとばかり思っていたが、ちがうのかな。

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後輩と大名で……

福岡の夜10時、山本さんと別れ、ホテルに向かう途中、携帯からmixiをチェックすると、マイミクのGIEさんの最終ログインが5分以内になっている。GIEさんは、劇団「ギンギラ太陽's」の女優、立石義江さんである。東筑高校の3学年下の後輩である。「ギンギラ太陽's」だから、福岡在住である。

携帯からmixi経由で電話番号を伝え、時間があるのなら、飲もうぜぇ!と、連絡したら、すぐに折り返し電話をくれた。うれしいね。福岡の人情を感じたよ。というか、GIEさんの意気を感じたね。

いったん客室にもどり、mixi日記を書いた直後にGIEさんからホテルのそばに着いたと連絡が入る。

合流して、ふたたび、大名へ。「風乃音」という店で、あれこれ話を聞く。10月に渋谷パルコ劇場でのギンギラ太陽'sの公演「翼をくださいっ!」を見たばかりだから、聞きたかったことはたくさんある。GIEさんは高校の後輩だけど、ギンギラに関していえば、おれは一介のファンである。それもにわかファンである。

あんなことやこんなこと、シラフでは聞けなかったことやいえなかったことをいう。

とてつもなくひさしぶりに……ある程度まとまって話すのは、20年ぶりくらいだし、20年前にしてもここまで、大量に話すことはなかったんだけど……、いろんなことを話す。

ひさしぶりという時間の空白は埋まるわけではないけれど、高校生に毛が生えたような時期より、GIEさんに関しては、いろんなことを知ったし、こういう形で「再会」ができたことが、なによりうれしい。

いっぱい話をして、午前2時まで飲んで、お開き。ああ、ほんとに楽しかった。GIEさん、どうもありがとう!

2005年11月22日

大宰府→天神→今泉→メキシコ

九州国立博物館のあとは、大宰府の参道にある店で、やまかけそばをいただく。手打ちの文字にひかれて食べたのだが、意外なほど、うまくてうれしい。

西鉄電車で天神にもどる。バランスボールで背中がこっているところに、一日歩きまくったので、背筋の疲労蓄積度合いはマックスである。

西通りにある「てもみん」で、50分ほど揉んでもらう。かなり大雑把にもまれて、まいっちゃったのだが、大雑把にもまれたわりに、凝りがほぐれて、こりゃラッキー。

モントレーの客室にもどり、九州国立博物館の日記をまとめたあと、西通りをとことこ歩いて、今泉方面へ。山本耕一さんと「筑豊りぼん」で、ホルモン関係をバリバリ食う。たまらない。うますぎだ。丸腸うますぎ! ケッカンうれしい!

その後、大名のメキシコ料理店「エル・ボラーチョ」へ。この店は4ヶ月ぶりくらいだが、前回よりはテキーラ経験値が上がっている。いろいろがぶがぶ。

午後10時前、山本さんリタイアで、ホテルにもどる。

九州国立博物館

午前10時過ぎにホテルを出て、大宰府へ。

めざすは九州国立博物館である。九州ではいま圧倒的に話題になっている施設なのだ。10月26日にできたばかりで、怒涛のようにひとが押し寄せているらしい。なに、今日は火曜日だ。いくら混んでいるといっても、たいしたことはあるまいと、たかをくくっていたが、すまん、おれが悪かったよ。

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2005年11月20日

福岡の同窓会

午後1時5分のJL3975便で羽田から福岡へ。羽田の混雑で離陸が遅れた上に、着陸後、せっかくDOORSIDEのタグをつけてもらっているのに、荷物がなかなか出てこない。ターンテーブルからではなく、横のドアから持ってきてくれたのだが、女性係員に過剰に謝られ、かえって恐縮する。

ホテルモントレにチェックイン後、シャワーを浴びて、ぐだっと眠る。バランスボールのおかげか、けっこう背中がくたびれてる。

午後7時、大名の居酒屋「えん 福岡天神店」へ。年に2~3回開催される同窓会である。もともとは北九州の明治学園から、福岡地区でマスコミ勤務の人を中心にした同窓会だったが、最近はなんだか、いろんな人が入ってきてて、おもしろい。

ちょうど早稲田に進学した先輩と席が隣り合ったこともあり、プチ稲門会状態。それぞれが早慶戦の後、歌舞伎町でどんなことをやっていたかとか、ぼくがいたサークルの大先輩とおなじクラスだったとかで、世間ってば狭いのねと感じたり……。

二次会は「徒然茶房」。三次会は「カラオケ館」。

バランスボール

ダイエットは継続中。一日三食中二食をマイクロダイエットにして、40~60分間「サイドステッパー」を踏み、90分EMS「ツインビート」で腹筋を刺激。

それに加えて、さらに新たなグッズを入手したぞ。

バランスボールだっ! 息を吹き込んで膨らますだけで、たいへんだったが、これを使ってトレーニングするのはとてつもなくたいへんだ。四つんばいになって、このボールの上で姿勢を安定させたりするといいらしいが、かなりきびしい。上級クラスになると、立ったり、この上でスクワットまでするそうだが、そんな日が来るとは思えない。

まじめにエクササイズするだけで、かなりハードである。ただ、やってて楽しいのがいいね。

また、作業中、座っているだけで、それなりのエクササイズになるとのこと。ここ数日、一日6~8時間くらい座っているのだが、かなり効く! なんというか、じんわりへとへとになる。座業にはもってこいではないか。腰痛予防にもなるそうだ。

balanceball.jpg


mixiにもバランスボールのコミュニティがふたつあり、そのなかのトピックで読んだのだが、社員全員がバランスボールに座って仕事をしているところがあるらしい。


デスクワークが長く、長年ぎっくり腰に悩んでいました。
今年の1月にオフィスの椅子をアマゾンで買った65センチのバランスボール(私の身長は178)に変えました。
社員は「一ヶ月飽きなかったら私たちにも買ってください」といいましたが、今は全員バランスボールに座って仕事しています。
最初の1週間は帰りの電車で腹筋が痛かったです。
一月で腰痛は消え、腹筋と背筋が戻ってきたのを実感しました。歩くときの姿勢もよくなります。
また、仕事の面でも集中力が増しました(当社比:錯覚少々プラス?)。
オフィスの机の高さは、たいがい70センチなので65センチボールはちょうど机の下に入り、帰るときも邪魔になりません。
正味6時間座っているのってけっこうなエクソサイズです。
すでに私の口コミだけで10人以上が実行しています。

エクソサイズなんて、悪魔祓いもついでにできちゃうような誤字もあるけれど、すばらしい。

2005年11月17日

小松左京かく語りき


 ロフトプラスワンは久しぶりかも。小松左京をリアルに見るのは20年ぶりくらいかも。これでも小松左京作品はほとんど読んでいるのにな。

 司会は笹本祐一さん、松浦晋也さん、鹿野司さんなのだが、ほとんどの仕切りは笹本祐一さんで、鹿野司さんはほとんど話さず……。

 現在、75歳の小松さんだが、ときどきパタッと話が途中で止まると、どきどきしてしまう。あれれ! と、まいっちゃう。

 なにより残念だったのは、戦時中から、大阪万博あたりの回想に終始したこと。原子力の研究所の所長を「はらこつとむ」といった星新一さんの話など、かなり前から知っている話の反復が多いのは、しかたないのかな。

 SF作家クラブに入りたがっていた三島由紀夫の話とか、まぁ、いろいろあったんだけど、そのあたりの話はどうでもいい。「虚無回廊」のエンディングネタもまぁ……ね。

 観客からの「いま、いちばん興味のあること、おもしろいことはなんですか」という質問に「宇宙だね」と答えた小松左京の宇宙の話を聞きたかったのだが、それがかなわなかった。

 宇宙作家クラブ仕切りのイベントだからこそ、きちんと切り込んでほしかった。タイトルで「かく語りき」と(古文の)過去形で書いてるあたりにいやな予感はしていたんだが……。

 小松さんにはまだまだいろんなものをみて、いろんなことを語っていただかなければならないでしょう。

 最後に「夢の中で星さんが、こっちもいいよ。半ちゃん(半村良)もいるよというんだよね」なんて語られると、ちょっと勘弁してくれよと……。

2005年11月16日

ハッスルマニア2005

GyaOにて本日より配信の「ハッスル・マニア2005」をみる。といってもみたかったのは和泉元彌、レイザーラモンHG、インリンの三者。

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2005年11月13日

立川

日曜日は立川にある妹夫婦の家へ。いまは母もこちらにいる。徹夜明けで昼からいったのだが、甥ふたりはほんとに元気なのだ。あてられる。

昼食は、母の作ったカレー。辛いのが食べられない甥にあわせてカレーのルーとビーフシチューのルーを足して作ったそうだが、うまい。

その後、ごろりと横になると、そのまま寝ついてしまった。

母の作った夕食をごちそうになり、帰宅。

家で「TRICK 新作スペシャル」をみる。ああ、「TRICK」の仲間由紀恵をみるというのは、至福である。エンディングテーマはさすがに鬼束ちひろじゃなくなっていた。しょうがないか。

また、寝る。だめだ。とにかく眠い。

2005年11月10日

「cELEBRATION 2005 ~Heart Beat~」2回目

オーケストラが伸びやかに鳴りはじめたとき、居心地よく「帰ってきた!」とおもった。きっと今日はすばらしい体験ができるだろう。

今回のシートは上手側の東1階席中央。前回10月21日は北1階席中央と、ステージを真正面から見る位置だったが、今回は右斜め前にステージを見るシフト。

どんなものかと思っていたが、この席もとてもよかった。ステージとの距離が近いから槇原敬之やオーケストラのみなさんのみならず、洗足学園コーラス隊の表情がよくわかるのだ。

ほんとにすばらしかった。

なにがすばらしいって、槇原敬之がすばらしいのだ。

前回からアレンジや構成やコーラスやもういろんなものがグレードアップして、すべてのフォーカスがびっしりそろった結果、すべての核にいる槇原敬之の声、そして存在が高精細に浮かび上がった。

もちろん、前回「みなぎるエネルギーがたまらない。すごいよ、洗足のコーラス隊! あんたたち100人が主役だ」と書いた洗足コーラス隊は、今回、さらにパワーアップ。

シートが近いこともあるし、今回、双眼鏡を持っていたから、かれら一人ひとりの表情がくっきりわかる。第二部登場時の謎めいた振りつけなど、なくなっていたもの、変わったものも多少はあるが、場数をこなしただけあって、肩の力が抜けたのか、自信を持ったのか、おおらかな喜びと若さ、その場にいる興奮がきちんと伝わってきたよ。

「SPY」や「どうしようもない僕に天使が降りてきた」あたりから、彼らの動きや声が、ほんとうにスカッと気持ちよく入ってくる。

さらに前回はバンドがオーケストラをやや過剰に覆っていたように感じられたが、今回はひとつひとつの楽器の見せる音の表情がくっきりわかるようにでているんだよね! 弦とギターがほんとに気持ちよく語り合う。

そして、そういったひとつひとつの要素が無数に散らばる方位磁針として、槇原敬之をきちんと指しているし、それを受けとめる槇原敬之の声が、ほんとうに心地よい。

第二部の後半に流れた「太陽」はほんとうによかったし、前回のセットリストになかった「ココロノコンパス」は最高にかっこよかった。

コンサートのあとは武道館から神楽坂まで歩いていき、「竹兆」で飲んだり食べたり。

その後、池袋に経由して、キクさんと合流。気持ちよく飲んで帰る。

2005年11月09日

輝く断片

ちょっといろいろあって、小説を読まなければいかんのだが、それにしても、これぐらい鋭利な作品集だと、途中でやめるつもりが、くあっとえぐられて、がりっとくらって、徹夜しちまう羽目になる。

シオドア・スタージョンの短編集「輝く断片」だ。

最初の三本……、「取り替え子」、「ミドリザルとの情事」、「旅する巌」あたりは、おもしろいけが、散漫な印象もあったのだけれど、つづく「君微笑めば」あたりから、俄然おもしろくなっていき、「ニュースの時間です」で、ぶんまわされ、「マエストロを殺せ」で一度死に、「ルウェリンの犯罪」で泣かされて、「輝く断片」で、二度目の死、そして、止めを刺される。

SF色は薄く、ミステリ色の濃い作品を集めたというふれこみ。もうジャンルや格好はどうでもいいや。

読み終わって、「輝く断片」の圧倒的なイメージと叫びや、「マエストロを殺せ」の奔流のようなサウンドと苦悩をシャットダウンできなくて、困る。

輝く断片
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2005年11月08日

「凍」

おお、沢木耕太郎の長編ノンフィクションは久しぶりだ。ふーん。今度は山の本なの……と、気楽に読み始めたんだけど、これはやられた! 軽く読むつもりが、そのまま、最後まで読みきっちゃったよ!

「深夜特急」、「壇」の沢木耕太郎の最新作が「凍」だ。世界的なアルパインクライマー山野井泰史・妙子夫妻が挑んだギャチュンカン北壁の壮絶な登攀に精緻なフォーカスを当てたノンフィクションだ。山野井夫妻について、ぼくはまったく知らなかったのだが、読書を通して、この濁らない生命に触れられたことは、えがたい体験だ。

新田次郎、佐瀬稔、夢枕獏、村上もとか、谷口ジロー、石塚真一……、小説、マンガを問わず、クライマーものは傑作の宝庫だが、その中でもこの一冊は燦然と輝いている。

陳腐な感想を許さない、凍てつく美しさがある。淡々とした文章に見えて、千年の建築を支えるかのような精度があるし、感情的なことばをいっさい廃しつつ、すさまじい感動をあたえてくれる。

アルパインクライマーは、最小限のチームと装備で、短期決戦で山に登る。その最小限の装備の中には、酸素ボンベもないし、山野井の場合はトランシーバーさえ、持つことを拒む。

読後、山野井泰史で検索したら、本人のページがあった。

ギャチュンカン登山についての一部を引用する。
(以下、いっさいのネタバレがいやなら、お読みにならないほうがいいけど、本書の描写はこれを読んでもゆるぐことはない)

10月5日 BC出発 スロベニア・ルート取り付き付近(コックがABCと表現している)。

6日 50~60度の雪壁に時々岩壁が混じるルートで、1ピッチ以外はノーザイルで登る。7000mでビバーク。

7日 昨日同様のルートをノーザイルで登る。7500mでビバーク。

8日 雪時々晴れ 妙子不調のため、約7600m地点でこれ以上の登行を断念(この先さらに傾斜が増す)泰史単独登頂後妙子と合流、ビバーク。

9日 雪。前向きで下降出来ない傾斜をノーザイルでクライム・ダウン。7200mでビバーク。

10日 雪。スタカットで下降を続ける。泰史が先に下降し、妙子を確保、後5mで泰史のいる地点で妙子が雪崩に飛ばされ、頭部が下になった状態で、50mロープ一杯で止まる。左手の手袋は雪崩で失い、左手は瞬時に白色になった。この墜落で頭部右側と右肩、右ひじなどを強打、頭部は約8cm切れる。

この墜落後、左眼が見えなくなる。もがいて体制を立て直し上部を見ると、ハング気味の岩にロープがこすれて外皮がとれ、芯も幾筋か切れている。泰史が妙子を引き上げようとロープを引くが、ロープは今にも切れそうで、大声で引くな!と叫ぶが聞こえない様子。妙子はロープをはずし、少し右手の雪壁(氷壁?)にアックスとバイルを打ち込み、次の雪崩にそなえた。

ロープの加重が無くなり、妙子がロープをはずしたことを知った泰史は、妙子と合流しようとピトンを打ってシングルロープで妙子の所に下降し、無事を確認して泰史が登り返している時、二度雪崩が発生、眼を傷つけられたらしい。ロープの始点に辿り着き、そこから懸垂下降をしようとしたが目が見えず、手袋をはずして手探りでリスを探し、リスに合うピトンを打ちながら、妙子の声のする方向へ3ピッチ降り妙子と合流。その近くの腰掛けられる程度の狭いスペースでビバーク。

11日 泰史の左眼は回復したが妙子が両眼とも見えなくなり、かなりの時間をかけて取り付き付近(ABC)まで下降。

 これ以降は読んでもらうしかないのだが、純粋にひとつの目的のために生きる夫婦の姿は、格がちがうとしか、いいようがない。

「このまま眠ったら死んじゃうかな」  妙子がつぶやくように言った。こんなに寒くて、何も食べていない状態では、ひょっとして死ぬこともあるのかなというくらいの軽い気持ちだった。だから、続けた。 「そんなに簡単には死なないよね」  死ぬ人は諦めて死ぬのだ。おれたちは決して諦めない。だから、絶対に死なない。 「うん、死なない」
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2005年11月04日

「散るぞ悲しき 硫黄島総指揮官・栗林忠道」

 太平洋戦争の激戦地、硫黄島。5日で終結すると思われていた戦いは36日におよび、死傷者の数では米軍の損害が日本軍の損害をしのいだ。

 ちなみに現在、クリント・イーストウッドが撮影している映画は、この硫黄島での激戦を描いた「Flags of Our Fathers 」だ。

 米軍を恐れさせた陸軍中将栗林忠道は、36歳から38歳までの3年間をアメリカで過ごした陸軍きってのアメリカ通だった。

 本書「散るぞ悲しき」の口絵には、家族との手紙がふんだんに掲載されている。留学先のアメリカから幼い長男に送った手紙には、シボレーのパンフレットからコラージュされた写真に自身の姿のイラストが入り、まるで絵本のように文字が載っている。

「太郎君へ 御父さんは今度 こんないい自動車を買うたの 坊がいればいくらでも乗せてやるのだがな」

 下宿先のバッファローをあとにワシントンに向かう際の手紙には、タクシーに乗りこむ自身と手を振って見送る人々を優しいタッチのイラストで描く。


バッファロの下宿のおばさんや近所のおばさん達がみんなして 御父さんが帰ってしまうのを惜しがっているところです 御父さんはそれ程みんなに好かれていました

 その目でアメリカを見、その耳でアメリカ人の言葉を聞き、その口でアメリカ人と話をした栗林が、アメリカ人を殺し、アメリカ人から殺される地に赴くのだ。

 作品は、ほかにも硫黄島着任後、残してきた妻子への慈愛に満ちた書簡などを中心に構成している。

 全滅必至のアメリカの攻撃前、飲み水にも事欠きつつ、塹壕を掘る苛烈な日々の中で、自宅のお勝手の隙間風の防ぎ方をていねいに指示したり、風呂の湯垢の効果的なとり方を「伊東家の食卓」のように指示したり……。

 上品なテキストとあいまって、いたるところが泣かせどころ。ほんとうにいい本だ。女性作家の作品だけあって、男性作家による戦記もののように滅びの美学におぼれることなく、事実をひとつずつ語っていくのが、好印象である。

 ただ、その一方で栗林忠道の人格がいかに生まれたかなどの取材が足りない。

 自分で車を買って、アメリカ横断をしたなどの断片的なエピソードは紹介されているものの、アメリカ留学時代など、こういった作品を作るうえで、大きなバランスと成るべき部分のウェイトが軽すぎるのだ。栗林忠道への作者の愛情は濃厚に感じられるものの、人格に対する批評が弱いため、作品全体が平板になっている。惚れすぎたのかもしれない。

 それでも思考停止的に戦争=悪として非難することはなく、単色の色眼鏡で見ていないから、これだけの極限状態で人はこれほど誇りたかく生きられるのだという感動はきちんと存在する。

 栗林中将の生の絵であれば、文庫「「玉砕総指揮官」の絵手紙

 それにしても、硫黄島の戦いってば、R・A・ハインラインの「宇宙の戦士(スターシップ・トゥルーパーズ)」を裏から見たようで、読んでいてほんとうにつらい。

 島中に張り巡らせた地下トンネルの中から、敵の裏をかくように出撃し、攻撃するのは、そのまんまアレクニド(蜘蛛型エイリアン)の戦法だ。

 ハインラインが創作にあたって、硫黄島の戦い(またはペリュリューの戦い)の日本人を念頭においていたのは、確実だし、日本人としてはモビルスーツとパワードスーツがどうのこうのなんて対比をするより、このあたりをきちっと受けとめて語ることの方が大事でしょう。

 高校時代に、いまはなきアバロンヒル社のウォーゲーム「宇宙の戦士」をよく遊んでいたのだけど、そのゲームでもアレクニド側のプレイヤーは、人間プレイヤーに隠れて、地下トンネルをデザイン。おたがいに裏をかきつつ、戦っていたものだが、あのころは硫黄島のことはあんまり知らなかった。知ってたら複雑な気分だったかもね。

散るぞ悲しき 硫黄島総指揮官・栗林忠道
散るぞ悲しき 硫黄島総指揮官・栗林忠道梯 久美子

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