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【イベント】小松左京・谷甲州トークライブ

新宿ロフトプラスワンでのトークライブ「小松左京&谷甲州,『日本沈没』を語る」。

 開場時間に5分ほど遅れて、会場に入ると、たいへんにわかりやすいSF大会的客層である。平均年齢も高い。そんな中で俺を呼ぶ声。かくろうさんだ。おとなりに座る。

 壇上には小松左京と谷甲州のほかに、聞き手として、松浦晋也、笹本祐一、そして、乙部順子さん。

 前回、このイベントで、小松左京を見たのは8ヶ月前だ

 そのときとくらべても闊達な話しぶりで、やはり、風向きが変わると意識も変わるのだろう。たいへんに喜ばしいことだ。

 自身の戦争体験が「日本沈没」創作の背後にあり、1903年のライト兄弟が人類で始めて、動力機関のついた飛行実験に成功し、1905年、アインシュタインが特殊相対性理論を発表した。飛行機はやがて、B29のような巨大爆撃となり、特殊相対性理論から、原爆が生まれ、20世紀初頭のふたつの成果が組み合わさって、日本に二発の原爆という惨禍をもたらした。

 そういった示唆に富む話をする一方で、こんなやりとりも……。

「日本沈没に登場するD計画なんですが、あのDはなんのイニシャルなんですか?」

「わすれたなぁ」

 谷甲州はディアスポラではないかと、フォローしていたが……。

 谷甲州の「日本沈没第二部」脱稿は6月13日でそれが6月末には、店頭に並んでいたこと。初版は3万部だが、すぐに再版で7万部が足されたこと。

 小松左京が「日本沈没第二部」を読み終えたのは一昨日だとのこと。

「最近、目が悪くて、本を読むのが遅いんだけど、読み終わってほんとうに感心したなぁ。うちの(女房)が、さきに読み終えたんだけど、最後は泣いたといっていたのがわかる出来だったよ」

 谷甲州自身は第二部の内容からいって、アジアでの経験が豊富な自分以外に第二部をかける人間はいないのではないかと、ちょっと冗談めかしていったあと、「ほな、第三部、書きましょうか」と!

 映画は封切り3日間の動員が「世界の中心で愛を叫ぶ」の2割増しで、最終的には興収が「海猿」続編の79億円に並ぶのではないかと……。

 平成「日本沈没」について、小松左京が褒めていたのは、CGと音響、そして、大地真央の使い方、旧作と比較したときの東京のちがい、ツバメだった。

 トークライブの最後に、樋口真嗣監督が登場。

「みなさん、はじめまして。欠席裁判は終わりましたか?」

 ああ、人柄はほんとうにいい方だなぁ。blogに書くなという前提で、N2爆弾、皇室のあつかいについて語る。だから書かない。

「むかしの映画「日本沈没」はすごい作品でぼくは業界人「沈没」グランプリで岩井俊二を倒して一位になるくらいよく知っているんですよ。むかしの「日本沈没」がよければ、そっちを見ればいいんです」

 いいたい気持ちはわかるけれど、ピーター・ジャクソンはそれくらいキングコングを愛しつつ、現代の技術で21世紀のキングコングを再生させた。なぜ、それじゃいけなかったんだろう?

 さらに「エスパイ」についての熱い気持ちを語る。

「普通の映画についてはすべてしぼりだした」自分に、「エスパイ」を監督させてくれと、アピール。

 まぁ、「エスパイ」ならどうぞって感じだけどな。製作委員会に(制約が多い)テレビ局をいれずにきちんとエッチにしてほしいけどな。

※こちらのエントリーもどうぞ。

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