【社会科見学】KEKと焼酎と赤坂と
土曜日の午前9時45分、東京駅近くの駐車場へ。今日は2日連続KEKツアーの初日である。今回はおなじみ「社会科見学に行こう」のぴろり、さんのコーディネイトだが、「と学会」の方中心のメンバー構成だ。
ここで同行するアナリストYuさんと合流。Yuさんは昨日まで中国某所の視察ツアーを終えたばかり、たったひとりの女性として、カラオケ接待に同行した話など、いろいろと……。
東京からつくばに向かうバスの中では、東京大学の山下了さんによるレクチャー。いつもながら、わかりやすく、さりげないユーモアをまじえ、加速器や反物質について語ってくれる。
緊急の会議が入ったとかで、つくばに到着すると同時につくばエクスプレスで東京にもどる山下さんに代わって、藤本順平さんのレクチャー。話の焦点はヒッグス粒子だ。
「計画中のリニアコライダーなどで、ヒッグス粒子が見つからないと、過去50年間の物理学の研究すべてが、台無しになってしまうんですよ」などと……。
それはたいへんなことである。
昼食はKEKの食堂で。今日は土曜日なので、職員の方はほとんどいない。社員食堂などで食事をすることはめったにないので、ちょっとうれしい。自動販売機でマックスコーヒーを買って飲んでいるひとがたいへんに多い。マックスコーヒーは千葉だけで売っているわけではない。
まず、常設展示ホール「KEKコミュニケーションプラザ」で、KEKの紹介ビデオを見たあとに、藤本さんのレクチャー。



その後、Bファクトリーの加速器あたりを見学。毎回説明される方が変わるのだが、今回は加速器へのパルス電力供給される方が説明してくれた。この施設にきたのは2度目だけれど、説明する方が変わると、フォーカスするものも変わって、おもしろい。


直線加速器付近。銅でできた導波管や超伝導加速空洞により、電子が加速される。

金属祭り!
さらに、Belle測定器へ。この施設は、扉が開けて中が見える写真を見たことがあり、その姿はひたすらにかっこいいのだが、「ほとんど故障しない」から中を見られることはめったにないらしい。とにかく電子というきわめて小さな対象のために、これほど大きなものを設置するって事実がおもしろい。

Belleの制御室。記録が出たときの乾杯のあと。

Belleの心臓部部品。

Belleご本尊!
つづいて、計算科学センターへ。日本で2番目に早い、スパコンIBMの「ブルージーン」が10ラック並んでいる。前回、みたときよりも今回は細かい説明をしてくれて、楽しい。

最強スパコン「ブルージーン」。リース料は5年間で35億円!

中を開けるとこんな感じ。

中に入っているCPUはPowerPC440 700MHz

こういうプロセッサーが20,480個も入っている。

温度計を使って、下にある冷却口と上とでどれくらい温度が上がるかを説明してくれる。
最後にたっぷりと座学である。3月に導入されたときは、その速さに満足したブルージーンだが、現在では物足りなくなり、4~5年後の新しい計算機導入が待ち遠しいとのこと。

今回の見学は、じっくりと時間をとり、たっぷりと話を聞けるもので、満足度も高い。
つくばエクスプレスで秋葉原に出たあと、ヨドバシAkibaの「芋蔵Bar」でYuさんといろいろ話す。
話も尽きず、ラストオーダー近くまで呑むことになる。
そこに赤坂方面から電話。福岡出身者のオフ会「しゃあしぃず」が開催されているのだ。
けっこう酔っ払っていたのだが、赤坂へ向かう。二次会会場は「笑笑」だ。
思いのほか、盛りあがり、タクシーで帰宅したのは3時30分ごろ。
日曜日は、午前9時45分につくば駅に行かねばならなかったのだが、自宅で目が覚めたのは午前9時30分だったよ。
ぎょえええ! 見学はキャンセルなり。今日は理論物理学の人も来るというので、ちょっと予習もしていたってのに……。しょぼ~ん。
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