【テレビ番組】仮面ライダー電王[最終回]
1500万mixiユーザーが1月20日の日記で最も話題にしたキーワードといえば、「仮面ライダー電王」なのだが、いやもう、最初から最後までクライマックスな最終回だったよ。
史上最年少にして史上最弱の仮面ライダーというフレコミで始まった「電王」だが、気がついてみたら、その誇りと意思は史上最強だったのではないだろうか。
時間を駈け巡る電車の中に桃太郎、金太郎、浦島太郎、竜の子太郎が乗り込むという「桃太郎電鉄」のごとき、設定から、まさか、これほどみごとなドラマが生まれるとは思わなかった。
タイムトラベルものの仕組みをかりながら、「人の記憶こそが時間である」というテーマをさまざまな形で展開した49のエピソードはどれも珠玉で、途中、ハナを演じた白鳥百合子の途中下車というアクシデントもありながら、最後までクオリティを落とすことなくまとめきったことに感動した。
4クール1年間という時間の流れをも構成にきっちり組みこんでいたとは……。
ほぼリアルタイムで1話も逃がさず順番に見終えた「仮面ライダー」は、初めてなのではないだろうか。昭和の仮面ライダーは、ビデオがない時代だからこそ、一話も欠かさず見たという覚えがないし、平成になって、もっともハマった「響鬼」でさえ、最初の1か月分を見そこなって、あとからDVDでチェックした。
とてつもなくややこしい設定を、明瞭なキャラクターの作りこみでまとめあげた小林靖子脚本の完成度は、どれだけ称賛しても足りない。破天荒な設定に見えて、すべてのキャラクターが上品でしたたかな誇りを持っていたことは、現在形のヒーローものとして、世界に誇るべきクオリティだった。爽やかな印象を下支えしているのが、かほども深い愛情のドラマだったとは……。
それにつけても、おじさんってば、愛理おねえさん(松本若菜)に会えなくなるのは寂しいよ。松本若菜、白鳥百合子ブログの「電王」最終回エントリーも感動的だ。
ああ、終わっちゃったんだなぁ。


