【映画2008】FANBOYS
1998年、癌におかされ余命いくばくもない友に「スター・ウォーズ エピソード1」を見せるため、アメリカ中西部に住む4人のスター・ウォーズファンが旅に出た。彼らが目指すのはルーカスフィルムのスカイウォーカーランチ! そこに忍びこんで、友人が死ぬ前に「エピソード1」を見せようというのだ。
映画「FANBOYS」は2007年の7月、スターウォーズセレブレーションヨーロッパで公開され、三度のスタンディングオベーションという最大級の賛辞でファンはこれを歓迎した。
だが、映画を配給するワインシュタイン社は、そんなファンの声を一顧だにしなかった。経営者ハーヴェイ・ワインシュタインは、映画で稼ぐためには、スターウォーズおたくを小馬鹿にする内容にしたほうがいいと判断。癌と闘病する要素などいっさいなくし、「ナーズの逆襲」よろしく、おたくコメディにするべく、プロットを変え、撮りなおしまでして新バージョンを完成させた。
黙っていられないのはスター・ウォーズファンである。
もともとの「FANBOYS」を返せとばかりに、ワインシュタイン社映画のボイコット活動まで行った。最新作「SUPERHERO MOVIE」は予想興行収益を下回り、ファンが勝利宣言する一方、ワインシュタイン側は無関係といっている。
ちなみにこの映画、「スパイダーマン」のクモの代わりにトンボに噛まれた少年がヒーローになるコメディである。「裸の銃」シリーズのレスリー・ニールセンがでていることからもテーストは想像できるだろう。
配給会社としては、DVD版で、両編集版をリリースすると発表するなど、対応策も講じているが、ファンの怒りは収まらない。
そんな「FANBOYS」の予告編はこちら。
なるほど、トレッキーと戦ったり、デジャヴュのようなシーンがあったり、わかりやすいおたくコメディである。
そして、怒りのスターウォーズファンが作った、「STOP DARTH WEINSTEIN」はこちら。
ダース・ワインシュタインが大雑把なことをいっている。
この映画、アメリカでもまだ公開のめどが立っていないが、「エピソード1」のためにLAにいった自分としては、死ぬ前にスター・ウォーズを見たいという気持ちはよくわかるだけに、そういうバージョンで見たいとは思う。
