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【映画2008】デス・レース

 ワーナーマイカルシネマズ板橋11番スクリーンにてSRD鑑賞。

「デスレース2000」もこんなリメイクを作ってもらうなんて、幸せな映画だ。21世紀に登場した男汁あふれる鉄・鉄・鉄のアクション映画だったよ。今年観た映画の中ではスピードレーサー以上に楽しい「レース」映画だった。

 本家「デスレース2000」はB級映画であることに自覚的な作品で、それが楽しかったのだが、新作「デス・レース」は正面きって真剣に作られた作品なのが好ましい。真剣なんだけど、徹頭徹尾、偏っているのだ。

 作品に登場する陰謀から、男同士の戦い、悪役設定、さらにエンドロールまで、男の心をぐっとつかむ偏見があふれかえっている。「モータルコンバット」や「バイオハザード」のポール・W・S・アンダーソン監督だけに、割り切り方も美しい。「エイリアンVS.プレデター」はぐだぐだになっていたが、「デスレース」は成功している。

 冒頭の鉄工所閉鎖から、エンドロールまで、画面の95%は鉄か、アイアンか、スチールである。この作品の中で柔らかいものは人間の身体だけなのだ。

  

 前作では大陸横断レースだったが、今回は民営化された刑務所での周回コースを回ることになっている。しかも、マリオカートよろしく、パネルによってパワーアップできる設定まであるのだが、そのおかげでチャチになったり、違和感を感じさせたりはしない。

 CG全盛の昨今、「マッドマックス2」のようなカースタント映画には、ずいぶんごぶさたしてきたわけで、その渇きをみごとに癒してくれる一本になっている。(主人公の英語がオーストラリア風なのはそのあたりのオマージュだろうか)

※こちらのエントリーもどうぞ。

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