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【回顧】ビデオを借りる習慣が生まれたころ

 仕事の資料でDVDを見なければいけないのだが、近所のTSUTAYAには置いていない。買おうと思えばクソ高い。

 TSUTAYAのサイトから、店頭レンタル在庫があるか、どうかを調べてみたが、使い勝手が悪くてイライラする。いろいろ探してみたら、TSUTAYA DISCASのサイトから、実店舗のレンタル在庫まで簡単に調べられることがわかった。


 結局、新宿店でまとめて借りてきた。いざとなったら、TSUTAYAは便利だね。カードも共通だし、すごいアーカイブだ。

 帰りの山手線で、むかしのレンタルビデオ店を思い出した。コピーしたVHSばかりの怪しげな店がいたるところにあった。そういう店はお金を払えば、ダビングまでしてくれた。まあ、そういうレンタル店の主力商品はアダルトビデオだったけれど……。

 そんな中、六本木ロアビルのさきに海外の輸入版中心のレンタルビデオショップができた。

 大学二年生のころだった。池袋、高田馬場、早稲田を三角移動していた自分には、六本木は遠い印象があったのだけれど、ここにはけっこう通った。じつはこのレンタルビデオをやっていた会社が、のちのバンダイビジュアルになるのだけれど、「STARLOG」とか「FANGORIA」などの知識をあてにして、日本語字幕もないのに、海外作品をよく見ていたものだ。 

 ランキン/バスのアニメ版「最後のユニコーン」とか、日本公開前のカーペンターの「遊星からの物体X」とか、日本では一部をカットされたことで話題になっていた「バンデットQ」とか、日本公開前の「ビデオドローム」とか、ハーラン・エリスン原作の「少年と犬」とか、あとは当時流行のスプラッター映画一式をつぎつぎに借りてはダビングしていた。

 特撮シーンとか、スプラッターシーンとかをまとめたビデオを作り、友人の家でだらだらと流したりしていたなぁ。

 ビデオレンタル自体がグレーゾーンだった時代だが、そのあたりの事情はこのあたりで紹介されている。

 

 あの時代はみられない映画に対する渇望が強かったし、ネットもなかったから、情報を集めるのさえたいへんだったが、ひとつの時代の節目として、楽しかった。

 それから、数年後にはレーザーディスクを馬鹿みたいに買うようになる。輸入LDを英語字幕(クローズドキャプション)で鑑賞するようになった。渋谷のDisc&Galleryとか、Sale(当時)とか、高田馬場のDISCAT、秋葉原の石丸電気にはほんとによく通っていた。

 まあ、最近は「FANBOYS」のような例があっても、ほんとにみたければ、アマゾンで海外から輸入しちゃえばいいと思ってしまう。これって便利だけれど、ちょっと寂しい。

 肉体も頭も健全に育つには、飢えが大切だ。夢を育むには不便も必要ではある。

※こちらのエントリーもどうぞ。

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