【映画2009】IMAXでダークナイト
人生の懸案のひとつがついに解消されるときが来た。
そう、「ダークナイト」だ。ハイライトシーンをIMAXカメラで撮影し、IMAXの巨大スクリーンで堂々たる映像を披露した「ダークナイト」をIMAXで見るのだ。
109シネマズ菖蒲シアター11でIMAX鑑賞。
とはいえ、これはまず、きちんと書いておかねばならない。
きわめて遺憾なことだが、最近のIMAXスクリーンは二種類ある。正方形に近いアスペクト・レシオ(縦横比)でむやみにでかいサイズがオリジナルのIMAX規格である。
閉館した品川のメルシャンアイマックスシアターは16m×22m(縦×横、以下同)。その前に閉館した新宿の東京アイマックスシアターは18m×25m。そして、来年、閉館してしまう大阪天保山は20m×28mである。
このほかにもテーマパークやミュージアムにIMAXシアターはあるが、IMAX-DMRといわれる劇場映画を上映できるシステムには対応していない。
そして、劇場映画用デジタルIMAX上映をうたって、この夏、開館した109シネマズのIMAXは小さい。公表はされていないようだが、一説によればスクリーンサイズが8.5m×17.7mとのことである。今回、109シネマズ菖蒲にいき、実際にスクリーンを確認したのだが、その程度のサイズであった。
最近はアメリカでもこの手の「ミニIMAX」が増えているそうだ。この小サイズ普及システムはIMAX-MPXといわれている。
一般的なシネコンで考えると、かなり大きなスクリーンではあるのだが、新宿のスクリーンとは面積比で三分の一だ。「こりゃIMAXとはいえない」といいたくなった。
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都内最大級の一般映画館、TOHOシネマズ六本木の7番スクリーンが8.4m×20.2mだそうだから、109のIMAXスクリーンの左右幅がそれより小さいのである。もちろんデジタル3Dに対応したDLPや特殊スクリーンはいいのだけれど、IMAXのキャッチフレーズ「Think Big」とはとてもいえないのだ。
「ダークナイト」はいくつかのハイライトシーンが65ミリフィルムを使用するIMAXカメラで撮影されている。IMAXシアターでは、そういったシーンになれば、画面が上下に大きく広がり、すさまじい体験になるときいていたが、スクリーンが小さく、上下幅も細い109IMAXでは、ほんのわずかしか広がらず、その感動も中くらいなりではあった。 (Blu-ray版「ダークナイト」の、家庭内視聴で広がる程度)
スクリーンサイズではほんとうに残念感が漂いまくっているのだが、画質、音質はかなりのものがあった。一部では小型IMAXの画質は悪いという話も聞いていたが、そんなことはなく、IMAX撮影部分の情報量は通常のフィルム上映をしのぐものがあった。
サウンドに関しては、情報量あふれる品川IMAXの豊饒にはおよばないもの、スピード感あふれる低音に身をさらす至福はこちらのほうが上だ。何度も見ている「ダークナイト」だから、まもなく爆発するというシーンや、サントラのサビがくるシーンに近づくと、期待で胸が震えたよ。
映像の緻密さとクリアネス、階調の豊かさは日本の一般シネコンレベルを凌駕している。最近は家でBlu-ray映画を見たほうがいいというクオリティの劇場フィルムも多いのだが、明らかにレベルが違う画像ではあった。(ただ、オリジナルのIMAXフィルム版のほうがもっといいという話もあり、やはり身もだえしたくなる)
なにはともあれ、「ダークナイト」はすごい。完全なるjIMAX上映には及ばないものの、これだけのレベルの作品をこれだけの視聴環境で堪能できるのは、贅沢である。
直前にBlu-rayで「バットマン・ビギンズ」を復習していった。ちなみに「バットマン・ビギンズ」はむかし、品川のIMAXで見たんだけど、そのときは、ヒマラヤに忍者が出てくるあたりにドン引きになったりして、物足りないところもあったのだけれど、「ダークナイト」を経て、見直すと傑作に見えてくるから、不思議だね。不即不離の前後編に思えてくる。
豊かな絵と音を浴びながら、後半は泣きそうになったよ。
ちなみに今回、川崎ではなくて、埼玉県の菖蒲のシネコンを選んだのは、新設館だからだ。川崎は既存館をIMAX改装したとのことで、映像音声を考えると、新設のほうがいいだろうと判断した。それにしても遠かった。家から電車で1時間半。さらにバスで15分。商業施設モラージュ菖蒲の店内を数百メートル歩いて、たどり着く。映画一本を見るのが一日作業になってしまうのが、難だなぁ。それでもキャメロンの「AVATAR」とかは、ここで見ようと思ってるんだけどね。
「ダークナイト」上映は金曜日までの模様。興味のある方はお急ぎを。
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2009年9月、菖蒲のIMAXシアターでダークナイトを見た喜び。アバター
2009年12月、川崎のIMAXで「アバター」前夜祭で字幕版を見たときのレビュー。3Dの4方式についても書いています。アバターIMAX3D吹き替え版
2010年1月、菖蒲のIMAXで「アバター」吹き替え版をみたときのレビュー。
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