【映画2009】ATOM
ワーナーマイカルシネマズ板橋11番スクリーンにてSRD吹き替え鑑賞。
21世紀の手塚治虫原作映画の中ではもっともよい作品ではないだろうか。
昭和37年生まれの自分には昭和38年から放送された鉄腕アトムは微妙に縁遠い。むしろ入れ替わりに放送が始まった「悟空の大冒険」のほうが好きだった。アトムの出自などは知っていても、思い入れはあんまりない。
香港・米・日合作映画の「ATOM」をみると、「アトム」という物語が「フランケンシュタイン」や「ピノキオ」といった先達からどれだけ引用しているかがよくわかってしまう。
しかし、それは欠点ではない。普遍的であることに目を背けないドラマは、胸をしめつけるものがある。
オリジナルでは原子力で動いていたアトムも、映画版ではブルーコアなる動力源になっているし、空中に浮かぶ未来都市で生まれたという設定やゴミの世界の少年少女など、キャラクターも増えている一方で、ヒゲオヤジやハム・エッグといったおなじみも登場する。
天馬博士が息子、トビーの代わりとして生み出したATOMに対して愛情を失うプロセスは、展開がわかっていても唐突で、物足りなかったり、あったりなかったりして、いくつあるのかわからないブルー・コアやレッド・コアの設定には戸惑うけれど、全体の完成度から見たら、気にならなくなってしまう。
どこかの「MW」なんかとちがって、これだけきちんと作ってもらえて、アトムも幸せものである。
キャスト (声の出演) フレディ・ハイモア クリステン・ベル ネイサン・レイン ユージン・レヴィ ビル・ナイ ドナルド・サザーランド ニコラス・ケイジ 他
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