【映画2010】ブルーノ
新宿バルト9、1番スクリーンにてSRD鑑賞。
ユダヤ系イギリス人であるにもかかわらず、カザフスタン人ジャーナリストのボラットと称して、アメリカを唖然とさせる旅にでたコメディアン、サシャ・バロン・コーエン。今度はオーストリア人のゲイのファッション評論家、ブルーノとして、いたるところで騒動を巻き起こす破壊的コメディだ。
アドルフ・ヒトラーにつぐ、オーストラリアで二番目に有名な人になるという触れ込みで、ヨーロッパ、中東、アメリカと世界をまたにかける。
テロリストのリーダーの前で、「ビン・ラディンって、ホームレスのサンタみたい」という。パレスチナ前議長やモサド元長官を同席させておちょくる。撮影の危険度で言えば前作「ボラット」をしのいでいる。日本では流石に塗りつぶされていたが、局部も大きくアップで映し出される。直接的な下品さも激しくなっている。
敵も味方も理解者もふくめて、あらゆるものをおちょくり笑い飛ばそうというパワフルさは硝酸に値する。
劇場ではもう笑うしかない状況がいくつもあり、楽しかった。ただ、アメリカと言う国のいびつさを多面的に描こうとした「ボラット」にくらべると、むやみにゲイのネタを連発する「ブルーノ」は、一本調子で物足りない。
もうちょっと飛躍を期待したのだけれど、サシャ・バロン・コーエンの面が割れてしまっていることもあって、無理だったのかもしれない。
観終わったあと「ほんとにバカだったなぁ」と思っておしまいというのでも、かまわないんだけど、「ボラット」をしのぐ活躍を期待していただけに物足りなかった。
キャスト サシャ・バロン・コーエン グスタフ・ハマーステン 他


